嫌われる勇気 第9話 黒幕は誰だ!真実が引き裂く孤独なバディ

嫌われる勇気
(2017年1月期・フジTV・木曜22時枠)

原案:岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』
演出:池澤辰也、及川拓郎、星野和成
脚本:徳永友一
プロデューサー:目黒正之、井元隆佑
音楽:得田真裕
主題歌:大塚愛「私」
オープニングテーマ:NEWS「EMMA」

http://www.fujitv.co.jp/kira-yu/index.html

第9話 黒幕は誰だ!真実が引き裂く孤独なバディ

【ストーリー】

蘭子は青山家の墓に向かう中手紙を読む。
「今、庵堂さんがこの手紙を読んでいるってことはボクはもう
この世にはいないって事ですよね。いつも困らされたこと。
あなたと組むことは最悪だと思ったこと。しかしバディで居ら
れて幸せだったと。あの日、あの時、刺されてなかったら、
庵堂さんのバディで居たかった」

女子高生が刺された青山を発見。
すぐに警察に知らされると小宮山は屋上に居る蘭子に青山が刺さ
れた事を告げる。
現場にかけつけると梶と村上は同僚がこんな目に遭うなんて
信じられないと語る。腹部をナイフで一突きされたこと。
足跡からすると帝都大の方から歩いてきたであろうこと。
大文字の教室に話を聞きに行っていた帰りなのか。青山は見知
らぬ相手に殺されるようなヤツではないこと。正面から刺されて
いることに違和感を覚える。
そんな中更に近くでもう一人刺されていることを聞く。
刺され方は全く青山と同じだった。
被害者は近藤隆雅(35歳)、大田区羽田に住んでいて勤務先は品川
にある(株)ASソフトウェアの開発部主任。そんな彼が何故全く
職場にも自宅にも関係無い場所に居たのか。

半田によると青山は第一中央病院に運ばれるがまだ意識が戻って
いなかった。半田はいつにも無く憤怒し二人を刺したものを
必ず捕まえろと語る。蘭子は一連の事件は私の過去を知るものの
犯行だという。被害者は私が父にもプレゼントしていたものを
持っていたという。三宅はメシアの犯行なのか。
招待状を受け取ったのは私だとし、これは私の課題だとして一人
で行こうとする。

その頃蘭子は父・道則とのことを思い出していた
誘拐された蘭子が助けられたときのこと。

蘭子は被害者が持っていたカギで悠真と共に実家に戻る。
弟は懐かしいと語ると、蘭子は昔と違う所が有ったら見つけて
知らせてと語る。蘭子はまたここで家族と暮らせるのを願った
という。私が誘拐されていなければ家族はバラバラじゃなかった
と責める。しかし弟は姉ちゃんのせいではないと語る。
蘭子は自分の部屋に入る。

青葉西中学の広報誌を見て誘拐された時のことを思い出す。
蘭子は当時ボランティア部にいて林間研修に参加していた時に
誘拐されたものだった。
弟は蘭子を呼ぶとこの花は姉ちゃんが生けたものなのか?と問う。
つい最近飾られたものが部屋の中に有った。

大文字の元にいく蘭子。
昨日の夜青山が刺されその近くで刺殺体が見つかったことを語る。
大文字に対して午後6時から8時までのアリバイを尋ねると夕べは
吉祥寺の教会にいて8時頃教会を出て帰宅した事を語る。
あなたは学生時代、アドラーの考え方について私は殆ど教える
必要が無かったという大文字。あなたは過去に囚われているとし
過去を払拭しない限りずっと孤独の中を生き続けるという。
「トラウマの否定」ですかという蘭子。アドラーはトラウマによる
支配を認めていないことだと言うが・・。

■感想

もの凄く眠い中、リアイタイムで見たことと、その後感想を書く
までに少し時間が経過してしまったので忘れているところが多い
かな。間違えていたら済みません。

ドラマは額面通りに進みすぎているかなという感じもする。
最近土方が出番が少ないなと思っていたけど、突然存在感を
表し始めた。正直近藤の使い方が少し惨めだなと思っていた所
でこの登場。
本来の目的を隠す為に近くに居た近藤を刺したのかなと
思って見て居た。勿論その目的は正体を知られてしまった青山
を刺して隠すということ。

今まで完璧に近い捜査・行動をしていたのに、突然犯人が目の前
にいるにも関わらず別の所に意識を向けて香里奈が捕まるシーン
を演出するなんて、滑稽そのものだった。
責めて捕まえたら手錠でなくても結束バンドで縛るでしょう。
何のために警戒して室内に入ったのかまるで意味なし。

まだ黒幕は残っている。
メシアという殺人の方法論を提示する人物。
ただそもそも最初からメシアが登場した訳では無いからなぁ。
何で突然メシアが活動を始めたのだろうか。

誰が黒幕なのか。
近藤がIT系の企業で働いていたのであれば、警察を監視したり
情報の流れを操作したりするソフト自体は提供できる。しかし
犯罪のロジックを考えるとなると、警察組織の動きを知る人物も
必要だ。「先生」と語る辺りは本命は大文字ってことになるの
か。三宅辺りも十分怪しいし、梶辺りが妻がどうこう言い過ぎて
いるので、離婚や不慮の事故で死亡していたみたいなパターンを
持って妄想入って何か有るのかなとも感じるところ。

そして如何にも青山が亡くなって居るという冒頭の手紙。
一度ならず二度目も無理して動いた結果なのかな。

■アドラーの論理

「トラウマの否定」がテーマだった。
アドラーはトラウマによる支配を認めていないこと。

ここに来てトラウマがテーマとなっていることを考えると、黒幕
を支えている人物の中には蘭子以外に過去に何か起きた人物が
関係しているのか。

アドラーの論理も考え方次第って感じで消化出来るかどうかは
視聴者次第って感じだね。

結局このドラマ、孤独だ他人との関係だと語っているけど、
最後は「仲間、仲間、なーかーまー」(c)NHK教育・明るい仲間
って感じに落ち着きそう。

■出演者

庵堂 蘭子 …… 香里奈 (32歳、捜査一課8係)
青山 年雄 …… 加藤シゲアキ (28歳、8係)
大文字 哲人 …… 椎名桔平 (52歳、帝都大学文学部心理学科の教授)
半田 陽介 …… 升毅 (55歳、8係係長)
小宮山 正明 …… 戸次重幸 (42歳、8係・リーダー的役割)
浦部 義孝 …… 丸山智己 (38歳、8係・プロファイル)
三宅 隆俊 …… 桜田通 (26歳、8係・デジタル捜査)
相馬 めい子 …… 相楽樹 (28歳、帝都大学医学部法医学講座の助教)
梶 準之助 …… 正名僕蔵 (45歳、鑑識課主任鑑識官)
村上 由稀菜 …… 岡崎紗絵 (22歳、鑑識課鑑識係)
間雁 道子 …… 飯豊まりえ (20歳、帝都大学文学部心理学科・大文字研究室)
土方 登志郎 …… 寿大聡 (36歳、帝都大学文学部心理学科の准教授)

庵堂悠真 …… 堀井新太 (弟)
近藤隆雅 …… 久保田悠来 (35歳、ASソフトウェア)
庵堂道則 …… 勝村政信 (父)
楢崎 …… 倉沢学 (ASソフトウェア)
高原ひとみ …… 齋藤めぐみ (ASソフトウェア、近藤は人と距離)
婦人警官 …… 大塚愛 (書類を落とした)

金子太郎、井手規愛、堀口敬巧
野田美桜、中村優里、山崎雄大、大島奈緒美

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