下剋上受験 第9話 入試本番涙のクライマックスへいざ出陣

下剋上受験
(2017年1月期・TBS・金曜22時枠)

原作 – 桜井信一『下剋上受験』
脚本 – 両沢和幸
音楽 – 出羽良彰
演出 – 福田亮介、吉田秋生
プロデューサー – 渡辺良介、八木亜未
主題歌 – 斉藤和義「遺伝」

第9話 入試本番涙のクライマックスへいざ出陣

【ストーリー】

12月の佳織の偏差値は62。桜葉学園の受験まで2ヶ月を切った
とし残り58日だった。
偏差値が上がったことに関して信一は佳織に考え方は間違って
いなかったとしミスを無くせば成績はあがると言っただろう
と。桜葉へ願書をもらいに来る信一と佳織。

帰宅すると入学願書と学校案内のパンフレットを香夏子にも
見せる。制服がイマイチだと香夏子。保護者面接があるとし
通知表のコピーも必要だという。

12月6日。信一はみどりの元に通知表のコピーをもらいにいく。
その際志望校は桜葉学園だけだと語る。そしてその為に3学期
は学校を休ませて欲しいということ。あと少しなんですという
がみどりは卒業までのこの時機は色んな学校行事があるという。
しかし佳織には一生がかかっているのだとして頭を下げる。
みどりは佳織を蓄膿症だということを理由に上手いこと話を
合わせてくれ。リナとアユミは佳織に対してもう学校にこない
のかとすると、まだまだ勉強するのかという。健太郎にも
頑張ろうと語る。

信一はみんな本当は呆れているのかも知れないし哀れに思って
いるかも知れないがここまで来たら絶対に受かりたいという。
小さな奇跡の全てを前借りしてでも一度きりの奇跡が欲しい
と考える。

■感想

まぁドラマの時間的流れを考慮すれば、こうなることも当然だ
けど、落胆から再生、再生から落胆が極論のような形で目まぐ
るしく訪れている。

色々とヒントとされる言葉自体は悪くないんだけどね。
信一が語る日本一高い山の論理は、色んなところで通じる。
サッカーを含めたスポーツでも優勝したチームのことは覚えて
いるけど2位のチームは覚えていないことが多かったりもする。

そういう面倒な説明をしなくても伝わるのが最高の学校。

学歴社会が未だに残っている中で、学歴自体が社会に於ける
自分の存在価値を示す名刺的役割を果たしている。

ドラマの中では一番難しい62の偏差値から72に引き上げるまで
の流れを「嘘をついてやる気を喚起させる」という方法論だけ
提示して省略してしまった。

一番切ないのは自分も経験があるが、卒業式の直前の時期が
学生にとっては一番楽しい時機なんだけど、それを犠牲にした
こと。
それでも将来の為には切り捨てるべき価値が有ったのかは
後にならないと分からないけど、みんなここの生徒は良い子が
多すぎる(笑)

気になるのは誰もが忘れかけている健太郎の受験ですよ。
この子のことは何も描かれていない。
この子が受かるのが実は裏の下克上的展開として用意されている
のではないか(笑)

■出演者

桜井 信一 …… 阿部サダヲ (40歳、元不良の中卒で佳織の父)
桜井 香夏子 …… 深田恭子 (33歳、元ギャルの中卒で佳織の母)
桜井 佳織 …… 山田美紅羽 (10歳、小学校5年生)
桜井 一夫 …… 小林薫 (65歳、信一の父親で大工屋)
楢崎哲也 …… 風間俊介 (33歳、スマイベスト不動産)
長谷川光秀 …… 手塚とおる (スマイベスト不動産・部長)
徳川直康 …… 要潤 (40歳、東京大学卒の大企業二代目社長)
徳川麻里亜 …… 篠川桃音 (10歳、佳織の小学校に転校)
小山みどり …… 小芝風花 (24歳、佳織が通う小学校の担任)
松尾 …… 若旦那 (40歳、地元仲間で、居酒屋店主)
竹井 …… 皆川猿時 (40歳、理容師)
梅本 …… 岡田浩暉 (40歳、酒屋)
杉山 …… 川村陽介 (38歳、大工屋の一夫の弟子)
芳江 …… 山野海 (徳川の家政婦)

大森健太郎 …… 藤村真優 (生徒、チビと)
川瀬リナ …… 丁田凛美 (生徒、ショートカット)
遠山アユミ …… 吉岡千波 (生徒)

江本 …… 伊達みきお (香夏子から物件契約)

篠塚勝、須間一也、伊藤星、松永麻里、松井祐二

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