正義のセ 第2話 阿川佐和子原作お仕事ドラマ 新米検事が初の殺人事件に挑む

正義のセ
(2018年4月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本 – 松田裕子、松本美弥子
チーフプロデューサー – 西憲彦
プロデューサー – 加藤正俊、鈴木香織
演出 – 南雲聖一、明石広人、岩﨑マリエ
主題歌 – 福山雅治「失敗学」

https://www.ntv.co.jp/seigi-no-se/

第2話 阿川佐和子原作お仕事ドラマ 新米検事が初の殺人事件に挑む

【ストーリー】

凜々子は中牟田と3ヶ月ぶりのデート。
彼氏がパクチーを食べられることに驚く。食べさせられている
ウチに大好きになったという。凜々子は大阪にいくことに
なったけど今度は横浜地検に配属になったからいっぱい
逢えると語る。ビールを注文して飲もうとする中、徳永
検事から電話が鳴る。午後から日直を変わってくれないか
ということ。妻子が一度に熱を出したし身柄事件もしていて
大変だという。日曜日なのに仕事だとして彼に謝罪して出勤
する。目の前には注文していたローストビーフが運ばれてくる
が・・・

相原もまた呼び出されていた。
相原は凜々子の服装を見て気合いが入っているとしてデートは
どうだったのかと語る。遠距離の彼と3ヶ月ぶりだったと語る。
相原さんも家族と過ごしていたのではないかと”爆弾発言”を
してしまう。

最初の担当は杉原潤一(40歳)、脅迫罪・刑法222条。
一週間に351通の脅迫メールを送ったことを問い詰めるが、
肝心の杉原は送ったのはラブレターだと言い張る。
しかし文面を読んだ限り「クソ女」「殺す」「地獄へ落とす」
とあるという。相手を怖がらせる言葉だと。

翌日徳永はお詫びにプリンを買ってやってくる。
凜々子に対して助かったとしてお礼をする。大塚君もどうか
というと、あの人は食べないですよと凜々子。しかし大塚は
食べるのだった。

テレビでは横浜市永田区みなみ台の住宅街で起きた殺人事件
を取り上げる。容疑者は妻・町田かれん(48歳)、殺されたのは
夫の町田義之(52歳)。
凜々子は支部長に呼ばれ、この事件の担当をしてみないかと
語る。殺人はまだ扱ったことがないだろうとして経験だと
語る。明日には送検されてくるという。

■感想

凜々子の検事としての成長を描くと同時に、その職場に
慣れるまでを描いていく。その中には大塚というツンツン
の先輩検事が凜々子を成長させる為なのか厳しい言葉を
投げかけるし、当然彼女の補佐に回っている相原との関係も
面白く左右している。

今の所は一連のパターンがはっきりしていて面白い。

まず凜々子は検事として見られずみんな相原とまずは話を
しようとする。

そして相原は「老婆心ながら・・」として1つの忠告をする
けど、必ず一つでは終わらない。

今回も彼女に対して
・気合いを入れすぎると空回りするので冷静さを。
・上から目線で舐められるのも駄目。
・感情が顔に出るので気をつけること。

などなど言われていた。

そして事務官同士が飲んで愚痴るシーンもちゃんと毎度
挿入されている。

■親子問題・家族問題

なかなか親子問題は難しいね。

今回は竹村家の事情、そして相原家の事情も語られつつ、
被疑者の町田家の事情が描かれた。

娘がいるとしていたことから、自分は娘が殺害して母親が
隠しているのかなと思って見て居た。

そもそも日本はプライバシー遵守で他人の家庭になかなか
入り込もうとしないので、隣近所であっても事情が分からない
ことが多い。

家族の中でも夫婦っていうのはある程度適当な方が上手く
行くのものなのかな。
今回引き合いに出された相原家も妻との離婚に関しては
「小姑みたい」と言われたことが原因だった。

■殺しに対する二種類の意図

まぁ今更言及することでもないけど刑事ドラマを見ている
人、そして常識的にも殺しに関して、殺意の有無によって
罪の重さが大きく変わることは言われていることだ。

・殺す意図が有れば殺人罪
・殺す意図はなく殺してしまったら傷害致死罪

計画的殺人ともなれば逃れられないものがあるけれど果たして
どうなのか。

■自白しかない現状

色々と状況証拠はあるけどそれが殺害と直接に結びつくもの
ではない。

どうも財前直見さん自身がキレものの役が多かっただけに
自供を引き出すのは難しいだろうと言った相原の言葉が
妙に説得力を帯びた感じがする。

・死亡時の矛盾点。
一度しか花瓶で殴っていないとしていたのに実際には五回も
殴られていた。

■ミスリード

・離婚届が有った。
自立しようとしていた事と不倫していたことを勘違いして
いく。

■結論

足で稼いだ捜査によって真相を掴む。
また携帯やメール、SNSの履歴から音信不通の娘との間を
見つけ出して上手いこと話を聞きだした。
凜々子の言葉だけでは自白に導けなかったのかも知れないが
娘の存在を見つけて上手いこと娘の手紙が自白へと導いた。

ただこれらは全て警察の仕事のような感じがするけどね。

■出演者

竹村凜々子 …… 吉高由里子 (横浜地方検察庁港南支部)
相原勉 …… 安田顕 (凜々子の検察事務官)
大塚仁志 …… 三浦翔平 (凛々子の先輩検事)
木村秀樹 …… 平埜生成 (大塚の検察事務官)
榎戸修 …… 夙川アトム (検察事務官)
徳永太一 …… 塚地武雅 (検事)
梅宮譲 …… 寺脇康文 (横浜地方検察庁港南支部・支部長)
竹村温子 …… 広瀬アリス (竹村豆腐店、凜々子の妹)
竹村芳子 …… 宮崎美子 (凜々子の母)
竹村浩市 …… 生瀬勝久 (凜々子の父)
中牟田優希 …… 大野拓朗 (凜々子の彼氏)

町田かれん …… 財前直見 (48歳、夫殺し)
町田義之 …… 大澄賢也 (52歳、会社役員・被害者)
町田まりあ …… 矢作穂香 (19歳、)
片山佑介 …… 石橋保 (人材派遣”よつばスタッフ”)
三上 …… 伊藤高史 (永田署・刑事)
杉原潤一 …… 小沢一敬 (40歳、刑法222条、脅迫メール)
美菜 …… 高松咲希 (相原の娘、妻(ai)は再婚)
珠江 …… 松熊つる松 (町田家の近隣、ゴミ出しの件)

矢作則子、戸部俊介、佐藤宏枝、町田治徳(アナ)、狩野海音

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