正義のセ
(2018年4月期・日テレ・水曜22時枠)
脚本 – 松田裕子、松本美弥子
チーフプロデューサー – 西憲彦
プロデューサー – 加藤正俊、鈴木香織
演出 – 南雲聖一、明石広人、岩﨑マリエ
主題歌 – 福山雅治「失敗学」
https://www.ntv.co.jp/seigi-no-se/
第7話 保育園で事件発生…親子の絆涙の取り調べ
【ストーリー】
凜々子は徳永と大塚と一緒に飲む。たまには検事同士で
飲むのも良いと語り同意する中で、凜々子は大塚にツンデレ
は直した方が良いと語る。しかし大塚はデレなんてしたこと
はないと否定。そんな二人のやりとりを見て共同捜査から
打ち解けたと指摘する。豆腐サラダを勧める徳永に対して
大塚は豆腐なんてどれも同じだろうというと、ここでもまた
凜々子と言い合いになる。そんな中徳永には5歳の娘がいる
ことを聞く。
一方検察事務官の相原、木村、榎戸も一緒に飲みに来て
いた。話題は相原の娘・美菜の話になる。娘の誕生日なんだ
という。
翌日、梅宮から保育園で園児が怪我した父親が被害届けを
出したこと。被害者は5歳の子で小峰宏尚。既に退院して
いるが【司法面接】をして欲しいのだという。
「子供から事件に関する正しい供述を得ることは非常に難し
いこと。許されるのは1対1、そして1度だけの面接」だという。
そこで子供と打ち解けるには女性の方が適しているのではない
かということ。
調書を読む。
事件は5月14日午後8時、瀬川弥生園長が経営する「つばき台
保育園」で園児の小峰宏尚(5歳)が延長保育の時に起きた
ことだった。保育士の水田早希も居たが宏尚は教室を抜け出し
水田が居なくなったことに気がついて探しに出た所、園庭の
遊具の下で倒れていて病院に搬送されたということ。診断は
脳しんとうと全身打撲だが退院出来るという。事故は予見
出来ないものだとされるが、保護者は保育園の監督不行届け
を出したとのことだった。
■感想
今回のドラマは勧善懲悪の形ではなく、寧ろ瀬川弥生は
私腹を肥やすためという設定がない方がドラマとしては深か
ったな。
仕事と子供の関係の社会的な問題を浮かび上がらせるには
まともに運営していただけでは数が足りないとか予算が足り
ないというところを本気で訴える内容にした方が良かった
と思う。
少し前まで親御さんの方が園内の職員よりも立場的に強かった
のに、今の時代保育園の足り無さからか多少問題が有っても
言えない事情も有ったりするのね。
少子化だとされている時代なのに何でそんなに待機児童が
多いのか。
子供が怪我するに至ったのは事故か過失か・・・。
その先には虐待の問題も出て来たけれど、問題の本質は
認可保育の条件を満たすことなく、児童の数に対する保育士
の足り無さを指摘されていく。
ただあのリストを見ると随分多くの保育士が居たよな。
園長はあの時間に一体何処に行ってた?
腹減り減り腹?飯食べてたのか・・
また今回は子供が居る検事や事務官が居た為か、凜々子以上
に感情移入して挑む人が多く、凜々子の方が宥めるという
構図は面白かったね。
そして【司法面接】というものに関してもどういうものなの
かという説明が有り、色々と国ごとに違うところがあるんだ
ろうね。
日本はまだ幸せな方だと思う。
父親の頑張る姿は子供に伝わっていて、これでこそ親も働きがいが
あるよなぁ。
■出演者
竹村凜々子 …… 吉高由里子 (横浜地方検察庁港南支部)
相原勉 …… 安田顕 (凜々子の検察事務官)
大塚仁志 …… 三浦翔平 (凛々子の先輩検事)
木村秀樹 …… 平埜生成 (大塚の検察事務官)
榎戸修 …… 夙川アトム (検察事務官)
徳永太一 …… 塚地武雅 (検事)
梅宮譲 …… 寺脇康文 (横浜地方検察庁港南支部・支部長)
竹村温子 …… 広瀬アリス (竹村豆腐店、凜々子の妹)
竹村芳子 …… 宮崎美子 (凜々子の母)
竹村浩市 …… 生瀬勝久 (凜々子の父)
後藤公一 …… 渡部秀 (カフェのシェフ、温子の彼氏)
瀬川弥生 …… 朝加真由美 (58歳、”つばき台保育園”の園長)
小峰雄一 …… 近藤公園 (宏尚の父)
水田早希 …… 益田恵梨菜 (“つばき台保育園”の保育士)
小峰宏尚 …… 佐藤令旺 (5歳、園庭の遊具から転落)
小峰康江 …… 井上夏葉 (宏尚の祖母)
美菜 …… 高松咲希 (7歳、相原の娘、妻が再婚)
森島玲子 …… (司法面接・板倉の児童福祉士)
向井拓也 …… (司法面接・板倉署・刑事)
伊原秀人 …… (駿の父、病院への同乗者)
伊原駿 …… (“つばき台保育園”の園児)
室田翼 …… 保育士
山元隆弘、内畠颯、本多陽登