コンフィデンスマンJP 第2話 冷酷非情の美しきリゾート女王の秘密を暴け!!

コンフィデンスマンJP
(2018年4月期・フジTV・月曜21時枠)

第2話 冷酷非情の美しきリゾート女王の秘密を暴け!!

【ストーリー】

「欲望は無限だ トーマス・セドラチェック」

ダー子は美食家・早乙女ケイとしてロシアンマフィアに
日本では名は知れていないが味ではピカいちだとされる
寿司店にウラジミールとドミトリー(通訳)を連れて行く。
是非二人には本物を味わって欲しいという。ここは知られて
いないが大物の店には宣伝は必要無いこと。食通のウラジミ
ールさんなら分かってもらえるかと。そこに客が来ていた
為にダー子は追い出す。隠れて評価を下している調査員だ
という。三つ星を断っているという。客に求めるのは
笑顔だけだという料理長役のリチャード。そんなやりとりを
聞いていて、ウラジミールも信じてモスクワ出店への打診と
共に出資を約束。しかしその直後にビルのオーナーがやって
来た為にウソだと判明。マフィアに追われて何とか逃げる。

ボクちゃんは何で逃げるのかと激怒。しかもボクを置いて
逃げたと指摘すると、「自分が助けることを考えるべきだ」
「失敗した時に大切なりは助け合わないこと」。我々は
家族じゃないという。
ボクちゃんはリチャードが「もう年だから引退する老後を
慎ましく暮らすための僅かな金が欲しいと言った」ので助け
たのだという。それなのにヨットを買おうとしていることに
呆れ二度と手伝わないという。ダー子は立ち去るボクちゃん
に「寂しい」というが「家族じゃないんだろ」と言われる。
「恋人同士でしょ」というが却下される。一体今回は
どのくらいで戻るか・・・半年・・・いや2ヶ月だと。

・2ヶ月後にボクちゃんは戻ってくる。
彼は一枚のポスターが目に入り温泉町「羽後温泉郷」の長閑
な風景に惹かれたという。ここなら人間らしく暮らしが出来る
かとし住み込みで雇う老舗旅館「すずや」に勤務。
しかし働いて馴染んだ頃に経営不振で売却することになったと
女将の操に言われたという。2年前に隣町に大手ホテル
チェーンの桜田リゾートが出来たことで不振になったとのこと。

■感想

やりとりはそれなりに面白いんだけど、なんか展開が
軽いんだよな。

しかも大型詐欺を仕掛けるに調査する為の時間がかかるのは
分かるのだけど、その時間的流れは端折ってはいるが
潜入捜査の為に一から全てを行う行動を見ると途方もない
時間が流れているようでその辺が現実的に感じない。

今回良かったのは、時間はかけたけど騙すための諸経費は
かなり抑えているところか。これは海外ドラマ「レバレッジ
〜詐欺師たちの流儀」とか「華麗なるペテン師たち」が
このパターンで、金をかけずに如何にして騙すかという
ところにかかっている。

またダマされたと分かれば当然反撃してくることも考えて
行動を起こさなければならないのに色んな情報を提示させ
過ぎていることも気になる。

ボクちゃんに買収交渉に行く際にしず子の本当の素顔を
見た感じはする。そしてそれに感化されてボクちゃんが
裏切ることを想定しての行動は面白く出来ていたが、
そもそも五十嵐が自分には最初から調査が甘すぎたので
ダー子に買収でもされているんだろうなと思って見て居た。

また旅館なのに「お泊まり」「タヌキ」の名前を知らない
としていたけど、それはまた地方や環境によっても変わって
来ないのかな。

この調子でいくとダー子たちが怖い人たちに捕まるのも
近いな。でもそれも笑ってスルー出来る様な展開が待って
いるのかな。

■出演者

ダー子 …… 長澤まさみ (天才的な頭脳と抜群の集中力)
ボクちゃん …… 東出昌大 (お人よしで小心者)
チョビ髭 …… 瀧川英次 (3人の詐欺師の部下)
リチャード …… 小日向文世 (超一流の変装技術を持つ)
バトラー …… Micheal Keida (ルームサービス)
五十嵐 …… 小手伸也 (武闘派?)

桜田 しず子 …… 吉瀬美智子 (桜田リゾート会社社長)
幼少期 …… 丸山澪 (瀬戸内の民宿「道草荘」)
操 …… 本仮屋ユイカ (老舗旅館「すずや」の女将)
大野専務 …… 近江谷太朗 (桜田リゾート専務)
水内 俊 …… 前川泰之 (国土交通省大臣)
ドミトリー …… Otto Berndt (ロシアンマフィア・通訳)
ウラジミール …… Sava Tkachov (ロシアンマフィア)
多美 …… 水島麻理奈 (老舗旅館「すずや」)
小松武雄1 …… 小野塚勇人
小松武雄2 …… 島丈明
大山剣三郎 …… (オーヤマグループCEO
横井大臣 …… (元国土交通省大臣・スキャンダルで失脚)
桜田リゾート社員 …… 野々山郁也

原田文明、高木悠暉、あべまみ、菊池敏弘
関田正