[新] 正義のセ 第1話 阿川佐和子原作!!恋に仕事に真っすぐな新米検事の初事件

正義のセ
(2018年4月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本 – 松田裕子
チーフプロデューサー – 西憲彦
プロデューサー – 加藤正俊、鈴木香織
演出 – 南雲聖一、明石広人、岩﨑マリエ
主題歌 – 福山雅治「失敗学」

https://www.ntv.co.jp/seigi-no-se/

第1話 阿川佐和子原作!!恋に仕事に真っすぐな新米検事の初事件

【ストーリー】

凜々子は3ヶ月ぶりに彼氏の中牟田優希とデートする為に
横浜で待っていた。駅に着いたら電話してと語り彼氏の
到着を待つ間、自転車に乗った男のひったくりに合う。
残念ながら追いかけても難しく交番に駆け込んで警察官に
被害届けを出す。その際職種に公務員と書いたので警察官
は仕事を尋ねると検事だと語る。

・横浜地方検察庁港南支部
2年目の凜々子はこの日大阪からの異動で初出勤。
デスクの上に盗まれたバッグが置かれていた。やってきた
相原からはみなと公園のゴミ箱に捨ててあったという。
大抵金は盗られるがバッグや携帯などは近場に捨てられる
ことも多いのがこの事件の特徴でも有った。
凜々子は相原に挨拶すると担当事務官だと知る。検事がひっ
たくりに合うなんてと呆れられる。
その後検察庁には木村、榎戸、徳永なががやってきて、そして
仁志もやってくる。凜々子はみんなに挨拶するが、仁志は
足は引っ張るなと。新任期間は大阪地検だったと語る。
梅宮支部長もやってくると、指導官がつく1年目とは違い
新米といえどもベテランと同じ権限を持つ検事故にしっかり
やってくれと言われる。

相原から凜々子に一人目の被疑者は10時に来る事。
事件記録全てに目を通してくれという。本日は5人と会う
ので効率的に・・と言われる。起訴するかしないかは検事
次第。冷静かつ多角的な判断を求められる。

・1人目・林和志・恐喝・・刑法249条
・2人目・女性、窃盗・・刑法235条
・3人目・男性、商標権違反、不正競争防止法・・刑法78条

事務官に評価してくれないかと凜々子は頼むと一つだけ
忠告される。

・喜怒哀楽が分かり過ぎる
・キレるな
・同情するな
・話に乗せられるな

これら自分で律する努力をしろという。
残りの2件は書類送検と在宅送致の事件だという。

・恩田徹・傷害罪・・刑法204条
被害者、向井俊哉、会社の上司である恩田から日常的に
パワハラを受け平成30年3月16日居酒屋店内でグラスを投げ
つけられて頭部を負傷。更に店を出て行った向井を殴る蹴る
をして階段から突き落として全治2ヶ月だという。
事件から1週間後の3月23日に被害者を提出したというもの
だった。

■感想

阿川佐和子さん原作のドラマ。
一人の検察から見た「正義」を求める熱血漢の女性検事の
物語。

弁護士同様にお堅い仕事の一つが検事なのかと思うけど、
日本のドラマでは検事の仕事を砕いて描くドラマが多いかな。
そもそも今回の案件でも警察が全く仕事をしていない状況の
中で丸投げされたような事件であり、そのしわ寄せは検事
に回ってくる。仕事ではないのかという所に足を突っ込み
過ぎるのが日本の検事じゃないのかな。
「LAW & ORDER」を見ていると検事がこんな所まで足を
踏み込まない。

素人故に正義に対する固執感は強くて、本人が語る様に
「青臭い理論」も残るが、たまにこういう新風に吹き込ま
せることで検察としてもやる気が感化されて改めて自分たち
のお役所的仕事に気づかされていくのかも知れない。

先日まで検死官が題材のドラマだったけれど、やはり一人の
人物に関わるとそれだけ別の事件の起訴判断には偏りを
生じてしまう。それだけ事件が多いということなんだろうけ
どね。

■意外とあっさり

正直何処を調べるのが良いのか、素人の私でも分かる所が
有り、随分と遠回りするような流れになったな。

気軽に見らえると言えば見らえる。

何度もこのドラマの解決のキーワードのようにして語られる
田中啓介は偽証すれば犯人隠避罪・刑法103条に抵触する
にも関わらず、それ以上に上司の命令に従っている理由は
何なのかはポイントだ。

パワハラの問題だって「顔はやめな、ボディーだよ」って
金八先生・三原じゅんこさん役不良女に言われたとしても
どう見ても職場でのイジメは見られている筈だ。

■検事の仕事

警察から上がってきた事件調書と本人に会って事情を聞いて
から起訴するかどうかの判断を下す。間違って起訴すれば
起訴された方は人生がメチャクチャになるので、人の言葉
を見極める力が必要だ。そういう意味では感受性の強さは
この職業に於いては有利に働くのか否か。

原告側は妻が妊娠しているので大それたことは出来そうにな
い。上司の恩田は一人の人間の人生のことをどう考えて居る
のかまさに自己中心的人物だ。

昨年の11月にパワハラ・いじめが始まったという。それは
諸角産業から下島工業にH鋼を変えたという時点
で、変えるだけのメリットが彼らが働く枝野建設には有った
のかどうか、その資料を見るだけでもその辺のトリックは
分かってきそうなもの。そうなれば金銭の流れを調べるのは
常套手段な感じだが、何でこういう捜査を刑事がしていない
のか?

■正義とは

「法と証拠に照らして罰すべき者を罰すること」(凜々子)
「罰すべきでないものを罰しないこと」(梅宮)

梅宮からの忠告で被害者の視点だけしか見ていないのでは
ないのか。

人一人の人生を左右させる決断を決しなければいけない
辛さと強さ。裁判員裁判なんてある意味比べものにならない
ほどに検察はプレッシャーが重そうだ。
それを感じさせない吉高由里子さん。

■出演者

竹村凜々子 …… 吉高由里子 (横浜地方検察庁港南支部)
相原勉 …… 安田顕 (凜々子の検察事務官)
大塚仁志 …… 三浦翔平 (凛々子の先輩検事)
木村秀樹 …… 平埜生成 (大塚の検察事務官)
榎戸修 …… 夙川アトム (検察事務官)
徳永太一 …… 塚地武雅 (検事)
梅宮譲 …… 寺脇康文 (横浜地方検察庁港南支部・支部長)
竹村温子 …… 広瀬アリス (竹村豆腐店、凜々子の妹)
竹村芳子 …… 宮崎美子 (凜々子の母)
竹村浩市 …… 生瀬勝久 (凜々子の父)
中牟田優希 …… 大野拓朗 (凜々子の彼氏)

恩田徹 …… 石黒賢 (枝野建設・営業部長、50歳)
向井俊哉 …… 浅利陽介 (枝野建設、パワハラ、暴行被害、32歳)
向井美織 …… 森矢カンナ (俊哉の妻・妊娠)
田中啓介 …… 六角慎司 (枝野建設)
三上 …… 伊藤高史 (神奈川県永田警察署・刑事課)
お供え物を万引き …… 松本海希

林和志 …… 鈴之輔 (恐喝容疑)
交番警察官 …… 豊本明長 (凜々子のバッグ窃盗の件)
恩田千恵子 …… (徹の妻、口座にキックバックの金)

岩田玲、右近良之、木村靖司、大村まなよ、有山尚宏
豊本明長、植村恵、剣持桜、飯田まこと、神部美咲
嶋村昇次

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