正義のセ
(2018年4月期・日テレ・水曜22時枠)
脚本 – 松田裕子、松本美弥子
チーフプロデューサー – 西憲彦
プロデューサー – 加藤正俊、鈴木香織
演出 – 南雲聖一、明石広人、岩﨑マリエ
主題歌 – 福山雅治「失敗学」
https://www.ntv.co.jp/seigi-no-se/
第6話 VSオレオレ詐欺!!親友弁護士登場
【ストーリー】
田島AkiraとYukiの結婚式。
そこには凜々子と柴口朋美と笹原順子も集まる。
同期の中で一番人気の田島くんかユキと結婚。幸せそうだ
と。司法修習時代に相手を見つけないと婚期を逃すと言われ
たけど確かにそうなりそうだと。検察官は恋愛どころでは
ないという。朋美と順子は婚活していたけどどうなのかと
問うが駄目だという。凜々子は4年間も付き合っていた相手
と別れたのは間違いだったのではないかと。
そんな中カンゾーこと神蔵守も来ていた。凜々子のことを
司法修習時代から追いかけて来ていた人物。彼は仙台地区
に赴任したので牛タンでも食べに来ないかと誘う。
相変わらずひと筋だねとし、順子は凜々子にカンゾーで手を
打ったらどうか?と。
更にそこには田代美咲がやってくる。凜々子と親友で一年半
ぶりの再開。互いに出来る女っぽいと褒め合う。美咲は
弁護士の道へ、凜々子は検事の道へ。
凜々子は美咲を実家に連れて行く。
凜々子の家族も美咲との再会に喜ぶ。大学の頃によく遊びに
来てくれたわねとすると、浩市は豆腐を食べていくよう告げ
るが、もう9時だと言われると一斉に寝る。
夜二人で飲みながら仕事の話をする。
凜々子は小姑みたいな事務官にチクチク言われていること。
美咲は判例調べや書類作りばかりだという。たまに当番弁護士
で刑事事件をやらせてもらえるようになったとのこと。私た
ちは本当に弁護士と検事なんだねと。
当時二人は
【被害者の為に戦えるのは検事だけ、私は世の中の弱い人
たちの味方になりたいので弁護士に・・進路は違うが
お互い正義の味方になれるように頑張ろうと語る。】
■感想
オレオレ詐欺の案件。
刑法にして246条の1項と250条に該当する。
凜々子が同期で親友の美咲が弁護士と検事の対局する立場で
対峙していくという流れが有り、その結果次第でケンカ別れ
でもしてしまうのではないかという位に二人共感情的に
なりやすい性格である。
吉高由里子さんのカワイイさが度を超えているので、も
彼女の行動を見ているだけで楽しくなってしまうドラマだし
周りに居る人物の性格も面白いところがある。
ただワンパターンな展開による面白さは影を潜めてきたので
今後はシナリオ自体で魅せていかねばなかなか興味は続いて
いかないのかも知れない。
アメリカと違い日本の弁護士は何処まで依頼人の不正/犯罪を
知った後に警察に告知する義務があるのかどうかなんだろう
けど、あのまま法廷にでも持ち込まれたとしたらどうなって
いたのか気になる。大抵依頼人のためと称して弁護士は罪を
隠して証明出来ない方が悪いという展開になるんだよね。
受け子の男は本当に様々な人物の人生を壊している。
更に突き詰めていけば大学のOBがいけないのだろうが、
それでも仲間に様々な罪を負わせて、年寄りから金を奪う
という行為を見ても尚、自分が被害者のようにして振る舞う
姿に、本当に更生するのか疑問なところ。
罪の重さを意識するのはこの人が出所してなかなか職に
つけなくなった時に分かるのではないか?刑務所に入った
くらいでは絶対に罪の重さなど実感しない。
鉄道好きの相原がその価値観を知っていたことも今回は疑惑
を追求する上で役に立つ。
また詰めの段階では美咲の危険を察知して電話から聞こえた
音から場所を突き止めるということをしていたが、この辺は
少々無理が有ったかな。
弁護士ならば携帯で録画するのではなくICレコーダーくらいは
常にすぐに活用出来る体制を整えて置いてほしいところ
だけどね。電話している段階で自分は何故録音しないのかって
感じがした。
またこの案件の最中にプライベートで再び弁護士と検察官が
接触することになるけど何処まで許されることなのかな。
一応必要最低限の接触の仕方しかしなかったので違法では
ないと思うが・・
■出演者
竹村凜々子 …… 吉高由里子 (横浜地方検察庁港南支部)
相原勉 …… 安田顕 (凜々子の検察事務官)
大塚仁志 …… 三浦翔平 (凛々子の先輩検事)
木村秀樹 …… 平埜生成 (大塚の検察事務官)
榎戸修 …… 夙川アトム (検察事務官)
徳永太一 …… 塚地武雅 (検事)
梅宮譲 …… 寺脇康文 (横浜地方検察庁港南支部・支部長)
竹村温子 …… 広瀬アリス (竹村豆腐店、凜々子の妹)
竹村芳子 …… 宮崎美子 (凜々子の母)
竹村浩市 …… 生瀬勝久 (凜々子の父)
中牟田優希 …… 大野拓朗 (凜々子の彼氏)
笹原順子 …… 平田薫(千葉に配属)
柴口朋美 …… 滝裕可里 (埼玉に配属)
田代美咲 …… 倉科カナ (親友で同期の弁護士)
浅田謙人 …… 岡山天音 (21歳、徳政大学商学部3年生・詐欺師)
神蔵守 …… 笠原秀幸 (仙台に配属)
小林拓也 …… 上杉柊平 (徳政大学商学部3年生、詐欺師)
山川 …… 城築創 (徳政大学の大学生。出席の代筆)
多田隆夫 …… 吉家章人 (徳政大学で経済学概論を講義)
高畑道子 …… 渡辺江里子 (徳政大学の学生課職員)
小宮山章太郎 …… 橋本禎之 (徳政大学のOB)
橋本静江 …… 五味多恵子 (オレオレ詐欺で200万円を受け渡す約束)
橋本正志 …… 息子
白戸達也、武田一馬、梅澤寬容、萬立雄一、佐藤まんごろう
高橋大輔