特捜9 S3 第9話 自供は最強の証拠か?寧ろ危険でしか無い。

特捜9 S3
(2020年4月期・テレ朝・水21時枠)

製作総指揮、大川武宏
プロデューサー、神田エミイ亜希子、金丸哲也、丸山真哉、
森田大児
脚本 – 徳永富彦(1)(9)、稲葉一広(2)、瀧川晃代(3)、
山岡潤平(4)、丸山真哉(5)、岡崎由紀子(6)、森山まゆみ(7)
たかひろや(8)
監督 – 田村直己(1)(2)、兼崎涼介(3)(4)、(5)、上堀内佳寿也(5)
(7)、田村孝蔵(6)、細川光信(8)(9)
音楽 – 吉川清之
エンディング V6 「It’s my life」

https://www.tv-asahi.co.jp/tokusou9_03/

第9話 48時間の攻防

【ストーリー】

・2020年7月11日 PM19時 (残り48時間)
●容疑者・吉井宏也の自宅

直樹、青柳、矢沢の三人は容疑者・吉井宏也(23歳)を逃亡の
恐れがある為に緊急逮捕するという。吉井は逮捕に応じるが
僕はやっていないことを告げる。

●警視庁・会議 & 取調室

・会議

みんな吉井との会話を通して彼が被疑者かどうかを精査する。
殺人の容疑がかかっているのに人ごとみたいに話をして
いること。新藤によるとアメリカ行きの航空券を購入して
いるという。問題は裁判でまだ有罪が確定に決まるまでの物証
を揃えていないということだった。検察官が渋ってしまう。
しかし状況は全てこの男をさしていた。検察官送致までの
48時間以内に自供させるしかない。

・取調室

吉井に被害者2人の写真を見せる。

1) 平原詩織(21歳)
1年前の2019年7月14日にネット上で声をかけたという。
この時のやりとりを最後に消息を絶ち、埼玉県山中で遺体が
発見された。死因はロープにより首を絞めたことによる窒息
死。当時の容疑者は埼玉県警に身柄を拘束されていたにも
関わらず証拠不十分で送検されなかった。

2) 村野香奈(28歳)
婚活アプリで知り合った。2020年7月4日の一週間前に中目黒
の駅前で待ち合わせたのを最後に青梅市山中で遺体で発見。
死因は一人目と同じ手口だった。
携帯も見つかっていないし隠すために持っていったのではない
のか。

二人と会った経緯を話してくれという直樹。
一年前の人は死にたいと書き込みしていたので話を聞いて
あげようとした。会ったがそのまま別れたという。
二人目の人は暇で話し相手が欲しくなんとなく会おうとなっ
たがノリが合わずに飯を食べただけだという。

一人目、二人目の被害者の死亡推定時刻(午後5時から8時)の
時、両方共自宅に居たという容疑者。

殺された二人に関して全くその心当たりはないのかと尋ねる
と興味深いことを口にしていく。

■感想

うーん、至って普通って感じのエピソード。
何処で落としどころを付けるのかという問題は気になったけど
ストーリーラインはどれも刑事ドラマとしては想像していた
ことばかりだった。

金持ち・特権意識を持つ男が親の厳格な躾なりプライドによる
価値観の押しつけが犯行を犯すだけの人物像を作ってしまい、
エリート階級だから犯罪を犯さないという家柄や頭の良さとは
真逆に社会生活に於ける倫理観からは相当欠けかけ離れて
大人になってしまったという。

今回見ていると、申し訳ないけど班長の言っていることの
方が正しいので、珍しくチームが怒っている意味が全く
分からなかった。

テーマにして見れば「先入観」「思い込み」「レッテル」
みたいな感じで、一度犯人だと思うと、何とかその型に
押し込めようとして捜査を行おうとしていたことが気になる。

加害者意識よりも被害者意識への共感はどうしても強いもの
があるのだろうけど、それにしては自供で犯行を立証しよう
とする危うさしか見えないエピソードだ。

もう少し足を使った裏付け捜査は必要な筈。それでこそ送検
出来るのだが、今回のチームはそれらを全く行っていない。
全ては状況証拠ばかりで後々見つかっていく証拠品も容疑者
からすればいくらかでも誤魔化しが効く。

一つずつ可能性をつぶしていくしかない。

特捜係の存在意義って
「初動捜査から逮捕、送検まで、ワンストップで行える捜査
機関」
「えん罪をうむ可能性が高いリスク性」

が語られていたけど、国木田さんは如何にもこの辺で失敗した
人なんだろうな。

・事件関係者 / 検視

・平原詩織

21歳、最初の被害者。2019年7月14日に容疑者吉井と出会って
いる。
母親の亜希(52歳)の存在が一つ、ストーリーとして癖となる。
保険金殺人の可能性を示唆させるが、実際には真逆でかけられ
ている保険は200万円。
詩織が悲観していたのは大学に行く奨学金が下りなかったと
いう事実のようだ。ローンも滞っていて回収物件となって
しまっていた。

・村野香奈

28歳、婚活アプリで容疑者と知り合う。
2020年7月4日のこと。彼氏と婚約破棄されたということで
悲観して未練を持っていたのは彼女の方だったようだ。

・藤井武

30歳、女性問題が絡んでいるのかと思わされていた。
実際に青柳たちが調べていた時にも女性と会っていた。
しかし実際には彼は末期がんの患者で女性は相談に乗って
もらっていた医者の女性。
素直に彼女にガンのことを話せば結婚すると言い出すと
思って敢えて冷たく突き放した格好となったのかな。

・それぞれの役割

・直樹と新藤

主に容疑者の自供を引き出すためにオフィスに居た感じだね。
容疑者がのらりくらりと時間稼ぎしていることを見破ってい
た。取調室というと確実に時間のトリックを使うのが昭和の
刑事ドラマの定番。

・志保と村瀬

二人目の事件を調べていたかな。
二人が捜査が一段落した際に公園のベンチで座っていたのが
印象的。

・青柳と矢沢

最初の平原家の事情を聞き出していた。
国木田がなかなか送致してくれないのでイライラして、つい
には激怒していた。

・国木田

責任者として検察に容疑者を送致できるだけの証拠が有る
のかを精査していく。なかなか許可しなかったが、最後に
チームが諦めない事を知って令状をこっそり取ってきて
くれていた。

■クローズド

愛する人、愛すべき人の存在がある意味ではドラマのキーワ
ードとなった。ちゃんと愛する人には愛するだけの情が
伝わっている。しかしちゃんとその愛を血の繋がった人や
これから繋がる人に向けていなければ当然その感情は行き場を
失う。
先入観というのも捜査に於いては怖い要素だけど、刑事も
長くしていればこの辺は「疑うことが仕事」な立場な人たち
なので見抜いてもおかしくは無い。ただ疑いを持つだけでは
なんの証拠の証明にも繋がらない。

殺害の凶器のロープと親のアリバイが皮肉にも投了までの
道筋を作った。
息子はアリバイを上手くごまかすが親のアリバイがまさか
証明の一つになるとは思って居なかっただろう。
そして何よりも殺しに於いて二度ロープを締めたが、その
締め方にも癖があり、右利き・左利きの差が出ていることが
判明。最終的には被害者が持っていた携帯電話が残っていた
ので道筋が判明していく。

■出演者

浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (特捜9・主任)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (特捜9)
青柳靖 …… 吹越満 (特捜9)
矢沢英明 …… 田口浩正 (特捜9)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (特捜9)
早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (監察医)
新藤亮 …… 山田裕貴 (特捜9)
浅輪倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の妻)
神田川宗次朗 …… 里見浩太朗 (警視総監)
佐久間朗 …… 宮近海斗 (鑑識)
広岡巧 …… 新貝文規 (監察医)
三原達朗 …… 飯田基祐 (刑事部長・広域捜査担当・審議官)
国木田誠二 …… 中村梅雀 (警視庁・総務部・広報課)

吉井宏也 …… 一ノ瀬颯 (23歳、出会い系アプリ)
吉井大二郎 …… 鈴木晋介 (63歳、元法務省事務次官・アメリカ在住)
平原亜希 …… はやしだみき (52歳、詩織の母)
藤井武 …… 山本栄司 (30歳、香奈の元婚約者、ガンの末期)
桜田尚也 …… 黒澤優介 ()
平原詩織 …… 河井友莉亜 (21歳、被害者、埼玉県山中で・・)
村野香奈 …… 仙石みなみ (28歳、藤井の元婚約者、被害者)
医者? …… 森レイ子
徳和ローン従業員 ……
保険会社”大亜生命”社員 ……

札内幸太

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コメント

  1. いっしん より:

    「山本栄司(詩織の元婚約者)」 → 「山本栄司(香奈の元婚約者)」の間違いです

    • イタ より:

      いっしんさん、毎度ありがとう御座います。
      最初にクレジットを書いている時に間違っている事に気がついたの
      ですが、あとで直そうと思って居たことを忘れていました(^o^;