パーフェクトワールド 第7話 巡り合う運命

パーフェクトワールド
(2019年4月期・フジ・火曜21時枠)

原作 – 有賀リエ 『パーフェクトワールド』
脚本 – 中谷まゆみ
音楽 – 菅野祐悟
主題歌 – 菅田将暉 「まちがいさがし」
プロデューサー – 河西秀幸
演出 – 三宅喜重、白木啓一郎

https://www.ktv.jp/perfectworld/index.html

第7話 巡り合う運命

【ストーリー】

つぐみにプロポーズしたヒロ。鮎川は二度と遭わないと
してつぐみを振る形となった。葵はそんな鮎川にずっと
あなたが好きだったと語る。
ヒロはつぐみに好きだと告白。しかしつぐみは「まだ別れた
日のことが生々しく思い出される」と語る。それでもヒロ
は「結婚して欲しい」とし、「お前の中の鮎川が消えて
ないことも分かって居るがそれも全部引き受ける」と語る。
一方松本では料理人の夫婦高木家の妻・楓は突発的に障害者
となる中で新築の設計を夫・圭吾は鮎川に頼むが断られる。
「自分のせいで彼を不幸にするのは耐えられない」と。

つぐみは鮎川の元にいく。
一番親身になれる立場なのに何故設計を断ったのかを問う。
奥さんの気持ちがわかるから断ったという鮎川。
奥さんは進行性の病気であり、あと何年生きられるのか
分からないことを聞いたとし、それなのに旦那さんは貯金
をなげうってまで家を建てようとしているという。考え
たくはないが奥さんが亡くなった後に夫はローンを払い
続けながら住み続けることになる。そんな悲しい家は建て
られない。つぐみは奥さんの言葉は本気じゃないと語る。
家を建てるのは病気になる前の夢・・でも圭吾に迷惑を
かけたくない一心でそういっている。本当はその言葉が
一番圭吾さんを不幸にしている。でも圭吾は諦めずに何度も
説得して楓も家を建ることに賛成している。

■感想

相手の気持ちを考えた場合、幸せとは何なのか。
人ならば愛する人、信頼を寄せてくれる人に対して
健常者は障害者など関係無く「相手を喜ばせたい」
っていうのが有るのだろうけど、障害者は健常者に
対して必要の無い手間をかけさせているという思い
が強く劣等感や罪悪感などを抱えてしまって我が儘など
言える立場ではないと萎縮してしまうのだろう。
そもそも「夢」とはその人本人の欲望・願望であり、
他人に押しつけるものでもないが、夢が叶うことは
相手が最も喜ぶことであることには違いない。

高木夫妻の場合、妻がALSっぽいので見捨てること
はないとは思うが、今後も金が要りようになるので自分
ならば節約する方向に向いてしまうかな。
自分が妻の立場ならどうか・・やっぱり家は建てて
欲しいと思わない。

昔は「何も要らない」「一緒に居られるだけで良い」
という価値観も存在したのだろうけど・・世の中金は大事
であることは言うまでもなく・・

自分の場合パニック障害なんだけど遠出が出来ず、電車に
乗るのが一苦労だし、人と行動を合わせるだけで調子が
あまり良くない。そして外出先になると食欲もなくなる。
誰かと出かけるとこれがもう複合的に襲ってきて本当の
意味で楽しめないので相手に悪くて付き合うことも出来な
い。日常のルーティンを崩すのが苦手で職場から家、
家から実家のルートは慣れたもんですが、出張とかルー
ティン以外の行動ともなると本当に疲れる。自分の家に
人を呼ぶと追い出すのが難しいので自分から大抵は相手の
家にいく(笑)
以前は家に人を呼ぶのが好きだったんだけどね。

さていつものようにPDの愚痴を語ったところで、僕は
現在進行しているこのドラマのカップルの組み合わせという
のが一番幸せな将来を描けるパターンのように思う。

葵とかヒロは互いの相手に圧力をかけたし、葵はつぐみに
遭う為に松本にいったことが発覚したが、既に二人は
結婚を約束していた状況だったし、別に責める要素は一つ
も無いような感じはする。

ただ恋愛のあるあるで、中途半端に別れた場合、気持ちの
整理がなかなか付かない人も居るようで、つぐみにしても
恋愛の機会が限られる鮎川にしてもその辺は整理が付かない
ようにも思う。

大抵この手のドラマだと結婚を決めた後にやっぱり辞めた
となるのですが、キャンセル代を払う前になんとかして
あげてねと。親戚たちとの手前キャンセルだけでも正直
今後の人間関係が壊れることもある。

今回はつぐみが鮎川の会社に行きづらかったように、ヒロは
今後つぐみの家族とも遭いづらくなるし、そうなると故郷
も遠くなってしまう可能性だってあるのだ。

つぐみの気持ちもわかるがヒロの彼女への気遣いに関しては
アタリマエの様になってしまっていて有り難みが情に
訴えるところがないのが辛い。

それにしても人物の恋愛の構図はフジテレビさんは何十年も
変わらずトレンディドラマ時代の方程式を守りますね。

■出演者

インテリアデザイン会社・クランベリーズ
渡辺設計事務所

鮎川樹 …… 松坂桃李 (29歳、渡辺設計事務所・一級建築士)
川奈つぐみ …… 山本美月 (19歳、クランベリーズ・事務員)
是枝洋貴 …… 瀬戸康史 (29歳、アプリ製作会社経営)
長沢葵 …… 中村ゆり (36歳、元看護師、ヘルパー)
渡辺晴人 …… 松村北斗 (24歳、渡辺設計事務所・社員)
川奈しおり …… 岡崎紗絵 (つぐみの妹、大学生)
渡辺剛 …… 木村祐一 (50歳、渡辺設計事務所)
雪村美姫 …… 水沢エレナ (29歳、樹の元彼女)
東美千代 …… とよた真帆 (48歳、クランベリーズ・経営)
川奈咲子 …… 堀内敬子 (53歳、母、長野県松本市)
鮎川文乃 …… 麻生祐未 (55歳、保険外交員)
川奈元久 …… 松重豊 (58歳、父、市役所・福祉課)
沢田一馬 …… 池岡亮介 (渡辺設計事務所)
三村 …… 高島豪志 (渡辺設計事務所・メガネ)

親和ハウス …… 瀧川英次
高木楓 …… 紺野まひる (病気進行、筋萎縮性側索硬化症??)
高木圭吾 …… 山中崇 (レストランテ”Albore”シェフ)

潟山セイキ、水間貴弘、最所美咲、堀田祥子、大塚かなえ

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