嫌われる勇気 第8話 死者からの復讐!?連続殺人犯からの招待状

嫌われる勇気
(2017年1月期・フジTV・木曜22時枠)

原案:岸見一郎・古賀史健『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』
演出:池澤辰也、及川拓郎、星野和成
脚本:徳永友一
プロデューサー:目黒正之、井元隆佑
音楽:得田真裕
主題歌:大塚愛「私」
オープニングテーマ:NEWS「EMMA」

http://www.fujitv.co.jp/kira-yu/index.html

第8話 死者からの復讐!?連続殺人犯からの招待状

【ストーリー】

悠真は蘭子と待ち合わせした喫茶店へ。
蘭子は彼に渡したいものがあるという。父が使っていた時計。
悠真が就職したら渡そうと思っていたとし、父が戻るまで大事に
使って欲しいという。そんな悠真にメールが届くと顔色が変わる。
蘭子はその表情を見逃さなかった。
現場で男性がバッドで頭を殴られて死亡する。現場には「六五」
とスプレーで書かれる。

通報を受けて現場に捜査官が駆けつける。
梶は65というメッセージを見て母と同じだという。浦部は犯人から
のメッセージだろうとし重要なヒントが隠されているという。
被害者は松田純一(32歳)。調布の医療機器メーカー勤務し、昨年
結婚したという。帰宅途中に襲われたこと。被害者はナイフを所持
しているとし、妻によるとアウトドアが好きなので持っていたと
いう。しかし蘭子はそのナイフは護身用だろうと語る。
被害者の遺留物の携帯には「アイツが来た、やられるかも」と
いうメールのやりとりが前畑徹との間で交わされていた。命を
狙われていたんだと。指紋の該当車は15年前に殺害されていると
し、当時中学3年製の鈴木将也(15歳)のものだという。
バット自体は5年前に製造されたもの。死んだ人が殺害したのか。
三宅は被害者の松田は15年前の鈴木将也殺害事件の加害者だという。
死者からの復讐なのか。

半田は相模原西署からの話では被害者は地元でも有名の不良グル
ープで金属バッド撲殺事件によってグループが解散していること。
主犯はリーダーの佐野祐介(20歳)、事件は平成14年2月17日のこと。
17年の懲役刑で刑務所に服役していたという。佐野の命令で見張り
役をしていたのが2人で被害者の松田とメールをやりとりしていた
前畑だという。15年前と関係した事件なのか。
小宮山と浦部は前畑から話を聞くよう告げ、青山は大文字から
数字の意味を聞き出すよう告げられる。蘭子は別行動するとして
何処かに行ってしまう。

■感想

今回は注目の喚起を求める犯人像に対して、普通であることの
勇気を唱えるものだった。

大抵の人間は普通の人であり、本当に一部の人が普通を脱して
いるのだろうけど・・
普通であることの難しさっていうのは、自分のようにパニック
障害を患ってしまうとそれを強く感じるところが有る。
ただ人間ってそんなに特別か普通かなんて意識は働いているの
かな。無意識のうちに芽生えているそういった感情はある
気がするんだけどね。年齢と共に現実を受け入れていってしま
っている自分がいることに気づくな。

事件は殺害された松田は15年前に殺害された鈴木将也を殺害した
共犯者で、佐野がリーダー、そして前畑と共に徒党を組んでいた
人物が殺害されていくもの。

ドラマとしては明らかにその死を知っているものの仕業で、
復讐出来る人物は限られている。
そんな復讐の構図の中に蘭子の弟の悠真がどのように関わって
いるのかがポイントとなった。

ただこう言っては何だけど、刑務所から出所すれば罪を償って
すべてが精算されたと感じる人は居るのかな。

そんな殺人鬼がチャラい行動を見ていると、被害者の弟にも
同情出来るところが有る。

ただ今回の問題の先には、織田裕二主演のドラマの
「IQ246〜華麗なる事件簿〜」のように犯罪方法を示唆するもの
が居るというし、それがメシアだということで、それを影で
指揮しているのが誰なのかだね。

■アドラーの心理学

今回は自分痕跡を敢えて残すことを「注目喚起」とし普通の状態
から脱して人は特別な存在になろうとする。
その過程で他者から注目を浴びるのに努力せず手っ取り早く認め
られる為に特別悪くあろうとすることで他者からの注目を浴びる
ことを「安直の優越性の追求」と呼ぶことを語っていた。

一連のパターンで大文字の教えはそのまんま受け売りの形で
青山の最後のセリフの中に活かされるという格好だけど、
言葉で言うのは易しで、正直そんなに簡単に割り切ることが出来
ないのが感情だと思う。

犯人は土方なのかな。でも頭の良さからすると三宅っぽいところも
ある。実はFBI仕込みの浦部さん主犯説。
でも15年前の失踪事件に関係しているとなると結構年齢を重ねている
人が蘭子の父の失踪には関わっている感じがするけど・・
やっぱり大本命の大文字か・・

■出演者

庵堂 蘭子 …… 香里奈 (32歳、捜査一課8係)
青山 年雄 …… 加藤シゲアキ (28歳、8係)
大文字 哲人 …… 椎名桔平 (52歳、帝都大学文学部心理学科の教授)
半田 陽介 …… 升毅 (55歳、8係係長)
小宮山 正明 …… 戸次重幸 (42歳、8係・リーダー的役割)
浦部 義孝 …… 丸山智己 (38歳、8係・プロファイル)
三宅 隆俊 …… 桜田通 (26歳、8係・デジタル捜査)
相馬 めい子 …… 相楽樹 (28歳、帝都大学医学部法医学講座の助教)
梶 準之助 …… 正名僕蔵 (45歳、鑑識課主任鑑識官)
村上 由稀菜 …… 岡崎紗絵 (22歳、鑑識課鑑識係)
間雁 道子 …… 飯豊まりえ (20歳、帝都大学文学部心理学科・大文字研究室)
土方 登志郎 …… 寿大聡 (36歳、帝都大学文学部心理学科の准教授)

鈴木夏輝 …… 高杉真宙 (鈴木鉄工所・次男)
鈴木俊江 …… 片岡礼子 (母)
佐野祐介 …… 鈴木裕樹 (20歳、H14/2/17に金属バット撲殺事件)
前畑徹 …… 山中雄輔 (かつての仲間)
松田純一 …… 横井優一 (32歳、医療機器メーカー)
庵堂悠真 …… 堀井新太 (弟)

柴小聖、和地つかさ、阿久津秀寿、山崎雄大、ニール・ギャリ
ソン、Miho

スポンサーリンク
レンダグル大336
レンダグル大336

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レンダグル大336