A LIFE ~愛しき人~ 第8話 親父のオペ!!まさかの不覚…

A LIFE ~愛しき人~
(2017年1月期・TBS・日曜21時枠)

脚本:橋部敦子
音楽:佐藤直紀
企画:植田博樹
プロデュース:瀬戸口克陽、東仲恵吾
演出:平川雄一朗、加藤新、木村ひさし

http://www.tbs.co.jp/ALIFE/

第8話 親父のオペ!!まさかの不覚…

【ストーリー】

榊原は会議の場で深冬が病気を抱えているのを承知で外科的治療
を行わせていたとし、その責任は事情を知っていたにも関わらず
それを容認していた副院長の壮大に問題が有ると提起する。
虎之助は驚き、その会場に居た医者・医療従事者たちも驚く。
沖田は壮大の代わりに万が一に備えてバックアップ体制は整えて
いたし、それを告知した後には手術はしていないという。
問題になるのはオペミスに繋がる事が明らかな時のみだろうとし、
訴訟リスクを考えてくれたことに感謝すると語る。
深冬には今後は治療に当たってもらうという。

虎之助は何故黙って居たんだと激怒。そんな彼に脳のMRIを見せる
と脳腫瘍が深部にあることが分かり絶望的な顔を見せる。
しかし沖田は大丈夫だとしオペは出来ると告げる。彼は小児科で
も難しいオペをしているという。脳幹の血管を繋ぐ術式、心臓パ
イパス手術の応用で、浅側頭動脈、後大脳動脈バイパスアシスト
下で中脳腫瘍摘出術を行うことを説明する。虎之助は大丈夫なのか
と言うと頼むと語る。手術は一週間後だと。

壮大は榊原にどういうことだと告げる。
“手に入らなければいっその事無くしてしまえば良い”。あなたの
やり方を見習っただけだという。しかし俺とお前とは全く同じで
はないと語る。あなたは深冬のオペは失敗して死ねば良いと思って
いること。そうすれば沖田は一生苦しむ。しかし逆に助かれば
恩人として深冬の胸には一生沖田のことが心に刻まれるのだという。
そしてあなたの心の穴はより大きくなるとし一生苦しめば良いと
言うと、お世話になったとして榊原は出て行く。

羽村は井川に対して深冬のことを知っていたのかと問う。
偶然に知ったと言うが・・・赤木、白川、黒谷の三色名医師たち
は、井川は沖田派として確定されたと語る。
問題なのは羽村が副院長からも部下からも深冬のことを聞かされて
いなかったことだと。

深冬たちの娘のことは入院中、虎之助の妹の上野豊子が見てくれる
ことになる。入院前に遊びに行こうと告げ何処が良いか尋ねると
娘は水族館が良いと語る。

相変わらず深冬の手術の為に練習する中、いかめしを持った柴田
がやってくるとお父さんに渡して下さいという。この前のお寿司
のお礼だという。
実家に帰ると一夫が胸を押さえて苦しんでいた。
発作性上質性頻拍、意識喪失、3枝病変、きゅけつせい僧帽弁
閉鎖不全。これには冠動脈バイパイ及びメイズ法によるオペが
必要だということに・・

■感想

言葉は悪いけど色んな意味で深冬の手術のリハーサルになった
感じのエピ。全ての道は深冬に通じているって感じで道筋が
出来上がっている。

愛する人の手術を下すことへの難しさ。
手術にしても心臓バイパス手術の応用に関して父親の冠動脈
三枝バイパス、僧帽弁形成術、メイズ法などで肩慣らしって
感じに見えてしまった。

シアトル行きに関する当時の事情も語られて、虎之助が決断を
下した訳だけど、その中には壮大の助言が有ったこと。
勿論二人を離している間に深冬を奪う為だったのかも知れない
けれど、壮大に取っては沖田は私大の医科大を出て系列の大学の
教授からはなかなか執刀の機会を与えてもらえなかった事情も
あるし、それら全てを勘案しての送り出しの意味合いも含まれて
いると思うので複雑なところがあるんだろう。

結果として見ると一夫が語っていたが母親に感謝するというように
沖田が医者になり、シアトルに行って腕を磨けたというのは
間違っては居なかったのだろう。
もしこの病院に留まって深冬と幸せな生活を過ごしていたら、今頃
本当に今の彼が有るのか。そして皮肉なことに、深冬を助けること
が出来ていたのかということになる。
鮭の遡上のようにして上手く色んな人に還元出来るようになって
戻って来たし、医師としての立場からすれば決して悪いことでは
なかった。

ここに来て虎之助以外のメンバーの良さが際立ってきたな。
柴田が邪魔くさいと思っていたけど、井川と融合し始めて、
その井川が沖田との医師に対する気持ちの違いから全く叶わない
相手であることが語られ、そして今、第二の壮大のようになる
かどうかの決断に迫られているところが有る。

経営者としての道も大事だけど、まだ若いのだしもう少し経営は
親などに任せておいても良いのではないかと。

逃げていたのは沖田だけでなく壮大の方が余程逃げていたところ
が大きかったということも示されたし、今ここでそれが分かった
としても突然何かが出来るのかは謎。まぁ二人が関係を乗り越えて
協力していくんでしょうけど・・

■出演者

沖田 一光 …… 木村拓哉 (心臓血管と小児の外科が専門、日邦大)
壇上 深冬 …… 竹内結子 (小児外科医)
井川 颯太 …… 松山ケンイチ (心臓血管外科医)
柴田 由紀 …… 木村文乃 (オペ看護師)
榊原 実梨 …… 菜々緒 (顧問弁護士)
羽村 圭吾 …… 及川光博 (心臓血管外科医・部長)
壇上 壮大 …… 浅野忠信 (脳神経外科医・副院長)
壇上 虎之助 …… 柄本明 (壇上記念病院・院長)
沖田 一心 …… 田中泯 (下町の外れで寿司屋)
真田 隆之 …… 小林隆 (病院の経理・事務長)
壇上莉菜 …… 竹野谷咲 (5歳、深冬の娘)
茶沢達彦 …… 谷口翔太 (小児外科医)
白川 哲雄 …… 竹井亮介 (医師、三人衆)
赤木 …… ちすん (医師、三人衆)
黒谷亮 …… 安井順平 (医師、三人衆)
三条千花 …… 咲坂実杏 (オペ看護師)
青山 …… 一ノ光明 (小児外科医・茶沢とよく居る)
萩原 …… 貴山侑哉
町田 …… 中野剛 (オペ・麻酔) ??

上野豊子 …… 山口美也子 (虎之助の妹)
看護師 …… 松本さやか

白戸達也、池田颯、諫早華作、松沢真祐美

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