A LIFE ～愛しき人～
(2017年1月期・TBS・日曜21時枠)
脚本：橋部敦子
音楽：佐藤直紀
企画：植田博樹
プロデュース：瀬戸口克陽、東仲恵吾
演出：平川雄一朗、加藤新、木村ひさし
http://www.tbs.co.jp/ALIFE/
第6話 究極のモンスターペイシェント
【ストーリー】
深冬の腫瘍のことを知った井川は起きたに早く何とかしないと
いけないのではないかというが、沖田は分かっているとしなが
らもその方法論が掴めなかった。壮大は深冬にどうやって接して
行けば良いのか苦悩する。
深冬は脳深部に3cmの腫瘍のことを沖田が話す前に知ってしまう。
必ず方法を見つけると約束する。
沖田は壮大に対して俺が話す前に深冬はMRIを見たらしく状況を
知っていたことを語り謝罪する。こんなことなら俺が話をして
いれば良かった。
莉菜を迎えにいく壮大。最近の莉菜は好奇心が強くて疑問を
持つと”どうして”と尋ねるようになっていた。
壮大は深冬と接し方が分からずにいる中、逆に彼女の方から
気を使わせていたことを謝罪する。通帳・保険証など重要なもの
をまとめて置くという。何時何が起きてもおかしくない状況だか
らと。壮大は俺たちの病院を信じろとしソバに居ることを告げる。
沖田は井川に対して
「僕達医者が限界を決めてはいけない。そこが患者の命の限界に
なる」のだと語る。
最近の井川は逆に肩に力が入っているぞと指摘される。
そんな中救命に人が運ばれてくる。
パチンコ店で突然の意識喪失。胸部CTにドベイキー I型動脈解離。
血圧が180 解離腔だという。取りあえず降圧処置から行おうと。
コンサル。
CT上では脳血流が再灌流したがまだ意識がないという。
臓器にトータルアーチリプレイスメントが必要だという。
患者は榊原達夫(60歳)・・なんとこの病院の顧問弁護士をして
いる実梨の父親だと分かるが複雑な事情があることが分かる。
■感想
なんとか手術法が見つかってから告知したかったが、深冬に病状
が知られて計画が狂う沖田。時間が無いのにまるで進んでおらず
寧ろ腫瘍はより大きくなっていた。
しかし沖田は「医者が限界を決めてはいけない」として、患者の
命が医師にかかっていることを唱えるが・・・
今回は実梨の家庭の事情が描かれた。
それと同時に壮大の過去も描かれる。
この人の野心と壮大の野心は共通するところがあるのだろうけど
寧ろ実梨の境遇に実感・共感してくれそうなのは柴田じゃないの
かなと思う所も有った。しかしこの二人全く接点が無い(笑)
二人共自分の存在を親が認知していないも同じような状況が
有った様子。
今回のエピを挿入した効果は何なのだろうか。
沖田が井川に語った言葉を、今度か井川側からキャッチする為の
ものだったのか。
井川は自分のスキル以上のことを行った。
自分の経験したことのない手術を医師ならば時にすることはある
のだろうけど、それにしては少々ぶっつけ本番みたいな即席の
流れだった。
ただ沖田の言いつけ通り、井川も自分に出来ると思わない限り
は執刀はしなかったのだろう。
実梨は15年前に父親が女の元にいき出て行ったそうだ。
その女がどうなっているのか分からないけど、どの人物が手術の
合意の権利は持ち合わせているのかよく分からないな。
イジをはれるのも生きて居るからこそのもの。
「嘘の戦争」の復讐劇ではないけど、ただ死なせるのでは
心残りが出来るだけ。最後に仕返しとばかりに自分の方から親
を見限ることで彼女は何か一つの転機を迎えられるのだろうか。
沖田と壮大の過去を見ると、この二人が憎しみ会うことは無さそう
だけどね。沖田の父も子供に結構厳しいところが有って、初回に
於いては息子のことを認めていない感じを受けたけど・・
■出演者
沖田 一光 …… 木村拓哉 (心臓血管と小児の外科が専門)
壇上 深冬 …… 竹内結子 (小児外科医)
井川 颯太 …… 松山ケンイチ (心臓血管外科医)
柴田 由紀 …… 木村文乃 (オペ看護師)
榊原 実梨 …… 菜々緒 (顧問弁護士)
羽村 圭吾 …… 及川光博 (心臓血管外科医・部長)
壇上 壮大 …… 浅野忠信 (脳神経外科医・副院長)
壇上 虎之助 …… 柄本明 (壇上記念病院・院長)
沖田 一心 …… 田中泯 (下町の外れで寿司屋)
真田 隆之 …… 小林隆 (病院の経理・事務長)
壇上莉菜 …… 竹野谷咲 (5歳、深冬の娘)
茶沢達彦 …… 谷口翔太 (小児外科医)
白川 哲雄 …… 竹井亮介 (医師、三人衆)
赤木 …… ちすん (医師、三人衆)
黒谷亮 …… 安井順平 (医師、三人衆)
咲坂実杏、一ノ光明、中野剛、貴山侑哉
榊原達夫 …… 高木渉 (60歳、父)
斉藤 …… 梅沢昌代 (元病棟のナース)
木下政治、小林喜日、渡辺慎一郎、木村聖哉
新井智博、諫早華作、松沢真祐美