[終] A LIFE ~愛しき人~ 第10話 救いたい!!愛しき人の命…宿命の行方!!

A LIFE ~愛しき人~
(2017年1月期・TBS・日曜21時枠)

脚本:橋部敦子
音楽:佐藤直紀
企画:植田博樹
プロデュース:瀬戸口克陽、東仲恵吾
演出:平川雄一朗、加藤新、木村ひさし

http://www.tbs.co.jp/ALIFE/

第10話 救いたい!!愛しき人の命…宿命の行方!!

【ストーリー】

深冬はオペは沖田医師に執刀してもらいたいという。壮大は何で
カズ(沖田)なんだとし、失敗してもカズなら良いと思っている
のか?と問う。そんな中虎之助がやってくると、壮大のことを解任
するとして今すぐに出て行くように告げる。この男は病院を乗っ
取ろうとしていたとして書類を突き出す。院長と一緒にやってきた
羽村と榊原。羽村は壮大が壇上を乗っ取る理由を語っていたこと
を告げ、手に入らないのであればいっそこと無くしてしまえば
良いと言っていたこと。榊原は深冬のオペが失敗して死ねば良い
とも言っていたという。しかし沖田は壮大だってオペの準備を
していたとし、深冬を救う気持ちに嘘はないと語る。しかし虎之助
は本当に救う為と言い切れるのかと問うと、沖田は確信を持って
言い切れると語る。
壮大が出て行こうとするのを止める沖田。
みんなはお前が執刀するのが良いとしていること。
それに何で君と深冬が抱き合っていたのかと。もう俺の事なんて
誰も必要としていないと悲観する。「お前に俺の気持ちが分かる
のか?」と言うと何も言い返せず見送る。

榊原は深冬に対してこの絵の事を知っているかと問う。
絵画を退けるとなんと壁には穴が空いていた。副院長の心にも
穴が空いているということだと。

医局では羽村は副院長が病院を辞めることを語る。羽村も辞める
としボクも最低だからと。副院長を売ったのはボクだし、病院の
為に汚い事もしてきたという。
そこに沖田がやってくると何故深冬のオペという大事な時の前に
あんなことをするのかと問う。すると羽村は沖田がこの病院に
来てから副院長は壊れたこと。これ以上放って置いたら危険だ
と思ったという。

翌日真田から全ての医師に対して事情が語られ一致団結して
運営をして欲しいと頼む。これは終わりの始まりかも・・と。
井川は病院は大丈夫ですよねと沖田に同意を求める。
オペには準備で決まりますからねと。

2週間後、これまで何度も壮大にはみんなメールしたり電話して
来たが返事はなく、いよいよ深冬の手術は3日後になる。羽村は
井川に対して副院長に期待しているならダメだという。
そんな中沖田のオフィスに深冬の叔母の豊子がやってくる。
深冬からいざという時の為にこの手紙を預かっておりこれは私
ではなく壮大が渡すべきものだとして沖田から渡して置いて欲しい
という。豊子たちは副院長がどういう状況に有るのかを知らずに
いて病院で忙しく働いているのだろうと考えていた。

■感想

いよいよ最終話。

ドラマは予定調和の大団円。
このシナリオの流れで不幸なエンディングを描けるハズもないよ
なと。

最終話に向けて少しずつ盛り上げてきたのだろうけど、基本
的に最高潮に盛り上がった感じでもなく、淡々とした
感じに見えたのは、その後の展開が読めるからだろうか。
手術にしてもこれまでになくテロップでのフォローが有って
難しさが分かるし、手術のシーンは金や手間がかかっている割り
に面白みはそれ程感じないという。

沖田と壮大と深冬の関係。
何故シアトルに送られたのかということの意味に関しては
「送られた」と見るのか「自分から逃げた」と見るのかで感じ方
も大きく変わってくる。
先日は院長が送ったかと思われたが、壮大のアイデアだと聞いて
衝撃を受けていたようにも思えるけど、実際には沖田の中に
院長の娘との恋愛を進める勇気がなかったという。

みんな壮大を悪く語っていたけど、役柄を見るとそんなに
悪い事をした感じには見えず、陰謀は陰謀として計画こそ
有ったけど実行されなかったことを考えれば、そう悪い人には
見えなかった。

互いのこと、互いの存在が大きく見えて、恐怖の対象となって
いた。恐怖を取り除く為には手術での執刀と同じで、恐怖の
対象をかき消す程に自らの努力しかない。

互いに理由や形は違うけど、相手に負けまいとする駆け引きが
上手く有ってこそドラマが盛り上がる。
そこに有ったのは正当な感じの駆け引きではなく立場
を利用したものに見えるところは残念だった。

「お前に俺の気持ちが分かるのか?」という壮大のセリフは、
言い出すときりがない。問題を抱えているのは人それぞれだしね。
結局お前も俺の気持ちが分かるのかと問われれば分かるハズも
ない。

「人の気持ちなんてわかんないよ、だからこそ理解しようと向き
合うのが大事だ。」

ごもっともって感じのセリフだった。

一番ドラマとしてグダグタしてしまったのは経営の問題、
深冬と沖田の関係、そして執刀直前まで壮大が腐って酒を飲んで
無精髭を生やして、荒れていたであろう心の乱れを見せた為に、
こんな大事な手術をさせても大丈夫なのかって感じに見えた
ところかな。

まぁ無難に面白かったな。

■出演者

沖田 一光 …… 木村拓哉 (心臓血管と小児の外科が専門、日邦大)
壇上 深冬 …… 竹内結子 (小児外科医)
井川 颯太 …… 松山ケンイチ (心臓血管外科医)
柴田 由紀 …… 木村文乃 (オペ看護師)
榊原 実梨 …… 菜々緒 (顧問弁護士)
羽村 圭吾 …… 及川光博 (心臓血管外科医・部長)
壇上 壮大 …… 浅野忠信 (脳神経外科医・副院長)
壇上 虎之助 …… 柄本明 (壇上記念病院・院長)
沖田 一心 …… 田中泯 (下町の外れで寿司屋)
真田 隆之 …… 小林隆 (病院の経理・事務長)
壇上莉菜 …… 竹野谷咲 (5歳、深冬の娘)
茶沢達彦 …… 谷口翔太 (小児外科医)
白川 哲雄 …… 竹井亮介 (医師、三人衆)
赤木 …… ちすん (医師、三人衆)
黒谷亮 …… 安井順平 (医師、三人衆)
三条千花 …… 咲坂実杏 (オペ看護師)
青山 …… 一ノ光明 (小児外科医・茶沢とよく居る)
萩原 …… 貴山侑哉
町田 …… 中野剛 (オペ・麻酔) ??

上野豊子 …… 山口美也子 (虎之助の妹)

津嘉山正種、高木渉、森林永理奈、岩田丸

新井智博、諫早華作、松沢真祐美

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