[終] 下剋上受験 第10話 勉強で人生が変わる!奇跡の合格発表

下剋上受験
(2017年1月期・TBS・金曜22時枠)

原作 – 桜井信一『下剋上受験』
脚本 – 両沢和幸
音楽 – 出羽良彰
演出 – 福田亮介、吉田秋生
プロデューサー – 渡辺良介、八木亜未
主題歌 – 斉藤和義「遺伝」

第10話 勉強で人生が変わる!奇跡の合格発表

【ストーリー】

いよいよ偏差値41だった佳織と中卒の父・母・祖父との1年半
に及ぶ受験勉強が終わる。最難関中学”桜葉学園”の合格発表
を見に行く信一と佳織。受験番号は277。しかしその番号は
なく香夏子には今から帰ると語る。
俺たちは中学受験に失格した。一夫にも松尾たちも結果待ち
しているものたちに連絡が渡る。
佳織に話しかけるが落ち込んで言葉少なげに俺塾に籠もる。
今はそっとして置こうという。
また明日から勉強しよう。中学なんて3年間しかない。高校
受験の時に笑えば良いと考えるが、佳織は帰らなくなり
そしてリナやアユミと共に夜のコンビニの前をたむろする
ヤンキーのようになってしまう。
信一は連れて帰ろうとするが、もう勉強はしない。全部無駄
だったという佳織。もう放って置いてと言われショック。
しかしそれは信一が見た夢だった。
しかし受験に落ちたという事実に変わりはなかった。佳織は
どうしているかと問うと俺塾に入ったままだという。彼女の
元に一夫が訪れると、佳織は落ち込んでいるどころか受験の
問題を解き直して何が分かっていないのかが分かったと
いう。
佳織はみんなの前で「ウサギと亀のようにはいかなかったね」
と語る。油断大敵ってヤツだ。あの程度の努力で勝てる相手
ではなかった。私たち甘く見ていたのだという。こんなに
頑張って神が見ていない訳が無いとするが、信一には限界だ
と語る。しかし佳織は大丈夫だとし相手との距離が分かった
のだからいつかきっと追いつけるという。
そんな中香夏子から封筒を手渡される。佳織が中を開けると
「星の宮女学園」の受験票だった。香夏子は申し込んでいた
とし、佳織が頑張って何処にもいけないのでは可哀想だと
思ったからと。それに制服がカワイイ学校だという。
佳織は受験したい事を告げ、絶対に受かると語る。受験日まで
3日。佳織の目はこれまでに見た事もないくらいにキラキラと
したものだった。

■感想

原作を全く知らないので当然合格するのがドラマだろうと
思っていたが、原作通りに落ちて二番目の中学に合格した
というのはそのまんまの原作仕様のようだ。

延長戦ありーの(死語)で目標には届かなかったが、その目標も
あくまで人生の一通加点。今度は一緒に東大を・・なんて感じで
語られたが、その道は容易ではなく、その後のことがまた知り
たいと思わせるところが憎いね。

ただ元々は両親や祖父が中卒だからこそ生まれた反骨精神。
それが何処まで娘に伝わるのかなと思って見る。
両親を喜ばせたいというのが子供心だろうし、子供の幸せを
願って人生の先輩として助言を与えていくのが親の役目。
過度の期待を持って子供に無理をさせて、お受験なり芸能界に
子供を入れようとしている両親とは何が違うのかと。

信一が事ある毎に娘に対して同意を求める「(そうだよ)なっ」
って言葉を発して無理矢理巻き込んでいるように見えたドラマ
もその気持ちは上手く娘に伝わった様だ。

受験の合否はともかく、勉強というものを通して仲良くなった
麻里亜との関係や麻里亜や佳織たち本人の人生観や意識の変化
を促したという点では上手く構成し、伝えるべきものも視聴者
に伝わったのではないのかな。

面接で語った信一の言葉もサイン会で語った佳織の言葉も
心に響くところは有った。

努力した見返りを求めるものではないけどやっぱり努力した
分だけある程度の結果は欲しくなる。

子供だけでなくこの家族にもご褒美とも言える体験記の出版に
よるベストセラー本が出て今後の生活も楽になった。
人生努力した分だけ苦労と同時にその見返りも大きいなという
感じだけど、まだ佳織の人生は始まったばかりだからね。

それにしても友達たちが皆良い人たちばかりだな。
周りの人に恵まれ過ぎている気がするけど・・
そして努力に対する見返りがまたできすぎている。
これぞドラマだ・・と言いたいけど、実話を基に・・と言われる
と何とも言えない。

■出演者

桜井 信一 …… 阿部サダヲ (40歳、元不良の中卒で佳織の父)
桜井 香夏子 …… 深田恭子 (33歳、元ギャルの中卒で佳織の母)
桜井 佳織 …… 山田美紅羽 (10歳、小学校5年生)
桜井 一夫 …… 小林薫 (65歳、信一の父親で大工屋)
楢崎哲也 …… 風間俊介 (33歳、スマイベスト不動産)
長谷川光秀 …… 手塚とおる (スマイベスト不動産・部長)
徳川直康 …… 要潤 (40歳、東京大学卒の大企業二代目社長)
徳川麻里亜 …… 篠川桃音 (10歳、佳織の小学校に転校)
小山みどり …… 小芝風花 (24歳、佳織が通う小学校の担任)
松尾 …… 若旦那 (40歳、地元仲間で、居酒屋店主)
竹井 …… 皆川猿時 (40歳、理容師)
梅本 …… 岡田浩暉 (40歳、酒屋)
杉山 …… 川村陽介 (38歳、大工屋の一夫の弟子)
芳江 …… 山野海 (徳川の家政婦)

大森健太郎 …… 藤村真優 (生徒、チビと)
川瀬リナ …… 丁田凛美 (生徒、ショートカット)
遠山アユミ …… 吉岡千波 (生徒)
徳川百合子 …… 野々すみ花 (麻里亜の母)

司会者 …… 赤江珠緒 (ベストセラー出版)
面接官 …… 阿南敦子 (星の宮女学院)

蓮見孝之(アナ)

松井祐二、本元剛、有馬直美、魚谷貴世志、山川裕也、最上沙織
伊藤僑介、伊藤舞、田澤優至、鶴来快斗、山田心美、中村愛
細井優莉名、渡邊心、坂巻優有、池袋遙輝、助川優真
西勝心乃、山川沙夏、志賀茉結、森澤哲也、宮澤芳村
金子幸樹、赤崎優、越智まりあ、岡崎美優、鈴木元治

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