貴族探偵 第1話 なんてつまらないドラマなんだろうか・・

貴族探偵
(2017年4月期・フジTV・月曜21時枠)
原作 – 麻耶雄嵩 『貴族探偵』『貴族探偵対女探偵』
脚本 – 黒岩勉
主題歌 – 嵐「I’ll be there」
演出 – 中江功、金井紘、相沢秀幸
プロデュース – 羽鳥健一、西坂瑞城

http://www.fujitv.co.jp/kizoku/index.html

第1話 推理はしないが、謎は解く!破天荒なニューヒーロー登場!

【ストーリー】

高徳愛香は、玉村グループの令嬢・玉村依子のポルチーニ・パー
ティーに招待された為に彼女の別荘の有る神奈川県の奥山町の
ことを調べる。同じ探偵事務所で愛香の師匠の切子からは
今回はパーティーなので手袋は必要ないのではないかとするが、
大切な大物クライアントなので何があるか分からないとして
取りあえず持っていく。

彼女の別荘の豪邸へ。
愛香は依子に対してご無沙汰してますと語る。もうみんな
集まって先にパーティーを始めていたという。ポルチーニが
昨日には届いていたのですぐに食べた方が良いということで
一日早まったのだという。でもあまり見た目もよくないもの
なので「鬼隠しの井戸」に捨ててしまおうかと言っていた所
だという。井戸について話したことは無かったかとして愛香
に案内するという依子。井戸については面白い言い伝えが有り
死体を投げ込むと消えるのだという。だから昔から隠したい死体
を隠してきたとのこと。明治時代に貿易商のゴスコンがここ
を購入して屋敷を買い取りガスコン荘と呼ばれているが、
ガスコンも井戸の噂を聞いて残したままにして於いたという。
しかし地下から夜な夜な声が聞こえて霊魂に吸い込まれたと
いう話だと。

そんな中愛香は足跡が多数あることに気がつく。
最近ここに来たのか?血の足跡だとし昨日は有ったのかとする
と依子は無かったと思うという。しかも男性が倒れているのを
知り依子は笹部くんかという。昨日一緒に飲んでいたのに・・
しかも何故こんなに沢山の足跡が有るのか。
現場には井戸を開ける閂の棒が落ちていてこれが凶器だと思わ
れた。愛香は依子に警察に連絡してくれと言うと手袋をして
色々と調べる。
そんな中、このパーティーに呼ばれていた横井太志、畦野智一郎
妙見千明、多田朱美も集まる中、神奈川県警の鼻形雷雨と常見
慎吾、そして鑑識の冬樹和泉たちがやってくる。

■感想

うーん、正直言って滅茶苦茶つまらなかった。
突っ込み所満載だというけど、何処を突っ込む?

原作ありきドラマだけど、黒岩勉さんの脚本のドラマは面白い
のが結構有るのでそれなりに期待はしていた。
ただし「謎解きはディナーのあとで」は自分の好みではなかった
ので似た様な系統のドラマになったらつまらなく感じるかなと
いう予感が無い訳でもなかった。

嵐ご贔屓の私からしても相葉くんのミスキャストっぷりが
あまりに目に余り、このノリはテレ朝金曜23時枠なら多少流して
見られるんだけど、捜査の過程がまるで面白くもなんともない。
話のやりとりを見て分かる人には微笑ませる系っていう作りも
なんだか気に入らない。
自分は恐らくバラエティでの相葉くんは好きだけど役者として
の彼は好きではないんだな。「バーテンダー」は素晴らしかった
けど、「三毛猫ホームズ・・」も滅茶苦茶つまらなかったし・・

そもそも相葉くんが貴族探偵にも見えないし知的な人物に見えない
のはバラエティでの活躍ぶりが逆に不利に働いているところか。
彼不器用なんだよね。その不器用さが良い所なんだけど・・

このドラマはシュールさを求めているのか?

原作は知らないけど、自分は相葉くん役の人が武井さんの
手腕を試して、彼が彼女を雇うことで設定として成立させていく
のかなと思って見て居た。

捜査していないように見えて実は色々と執事やキャストが捜査
をしている。そして色んな前提条件・情報を集めた末に、
相葉くんが脈略もなく推理ではなく結論を出してくるという。

何より残念なのは中山美穂さんの久しぶりの登場なのに、
あまりに扱いが雑過ぎると言うか・・何と言うか年相応の役を
するのは良いのだけど、どうも華がなさ過ぎてちょっとショック
だった。

冒頭からして違和感が有った。
井戸にいきなり連れて行くという流れ。
足跡を一人の人間がつけているのに多数の人が居たなんて
虚仮威し的展開も有った。
相葉くんが画面に出てこないのも多忙さからか。

それにしても最近なんで貴族とか金持ちの探偵設定が多いの
だろうか?何かの流行に乗っかっていると思うのだが、シャー
ロックホームズの影響なのか?

織田さんのTBSのドラマ「IQ246〜華麗なる事件簿〜」もそうだ
し、形は違えどシラっとして人を小馬鹿にして楽しみを求める
シナリオ・演出からして櫻井翔さんの「謎解きはディナーの
あとで」
も同様だった。

■出演者

貴族探偵 …… 相葉雅紀 (探偵)
高徳愛香 …… 武井咲 (喜多見探偵事務所)
鼻形雷雨 …… 生瀬勝久 (神奈川県警)
玉村依子 …… 木南晴夏 (玉村グループの令嬢)
常見慎吾 …… 岡山天音 (神奈川県警)
冬樹和泉 …… 田中道子 (鑑識)
喜多見切子 …… 井川遥 (愛香の師匠?)
佐藤 …… 滝藤賢一 (運転手)
田中 …… 中山美穂 (メイド)
山本 …… 松重豊 (執事)
謎の女 …… 仲間由紀恵 (携帯のギド)

横井太志 …… 阿部亮平 (31歳、笹野と共同経営、骨折)
畦野智一郎 …… 内田朝陽 (29歳、)
妙見千明 …… 平山あや (27歳、元笹野の彼女)
多田朱美 …… 納富有沙 (28歳、笹野と共同経営)
笹野恭介 …… ハリー杉山 (32歳、被害者、IT企業プレミアムイーツ)

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