CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 2話 ドラマが面白くなってきたぞ。

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
(2017年4月期・フジTV・火曜21時枠)

原案・脚本:金城一紀
音楽:澤野弘之
演出:鈴木浩介、白木啓一郎
チーフプロデューサー:笠置高弘
プロデューサー:萩原崇
アソシエイトプロデューサー:坂田佳弘
主題歌:Beverly「I need you love」

http://www.ktv.jp/crisis/index.html

第2話 謎の中毒死!恐るべき巨悪を追え (暗殺の真相を暴け)

【ストーリー】

西尾家の高級車が停まると、SPの若松は周りに気を配る。
その光景を遠くのビルからカメラ撮影するものが居た。

特捜班は格闘訓練をする。稲見と田丸は肉弾戦。
そして樫井と大山は棒術で戦う。
そんな中、田丸は古垣から電話を受ける。古垣は田丸が部署の
異動をしていることを知っていた。行き先は警備局長直轄で
高度に政治的案件を扱うもの。公安の秘密部隊とか・・。
古垣は今度会ってくれないとすると国家の危機に関することだ
という。しかし田丸は信じられないというが、彼は田丸さんだけ
は信じられるという。そして田丸の元に一枚のメールが送られて
くる。
吉永にも昔の知り合いから電話だったと語る。

田丸は人混みの中で古垣と会う。
すると途中でぶつかってきた男。古垣と話そうとすると突然
彼は吐瀉して倒れる。そして最後に口にしたのはアリスという
言葉だった。田丸は気づかれる前に人混みから消える。

死因は急性心筋梗塞らしいと吉永は告げるが、田丸はあれはシアン
化合物による中毒死だったという。玲はまるで以前にその死に方
を見たような言い方だという。古垣にぶつかった男がいたので
瞬間的に注入されたのだろうと。

吉永は暗殺だと過程して話を進める。
被害者は古垣伸一郎。フリージャーナリストで元中央通信記者。
田丸は警視庁の警備公安担当、外事にいた頃にある事件が
はっかけで知り合ったという。信用有る男だったと。樫井は
どうもできすぎた話ではないかと語る。問題は田丸がこの件に
巻き込まれてしまったことだという。余計な拘束を受けずに
捜査したかったんでしょ?と言われる。写真はただの一軒家に
しか見えないこと。アリスと言っていたのは、有栖川公園の近所
に家が有るということなのか。まずは写真の家を探すことだ
という吉永。樫井と大山は家の場所の特定、
吉永は古垣の情報を探るという。田丸と稲見は古垣の自宅を
探れという。令状のない捜索だということを忘れるな・・コッソ
リなと語る。

田丸は稲見に外で見張っていてくれとし手を汚すのは俺だけで
良いと言う。その頃室内では若松が何かを探していた。そして
田丸が入って来たおとこを聞いて彼を倒すとパソコンを持って
部屋を出て行ってしまう。稲見は田丸と連絡が付かないことに
違和感を覚える中、エレベーターがちょうど降りてくるのが
分かる。若松と対決することになり稲見が優勢に立つが、
住民の遠藤多喜子の首元にナイフを突き立てると人質にして
逃走する。彼女が車に轢かれるのを阻止する稲見だが、その間に
若松は逃げてしまう。

■感想

一話目に比べて随分と面白くなった。
通常のドラマ枠に収まったことも有って冗長さもそぎ落とさ
れて見やすい流れが有ったか。

一話の流れとは完全に独立しているようにも思えるけれど、
当然ながら見ていればその関連性・一貫性も見えてくる。

世直ししようとしているものが居るのが一話でのエピソード
だったけど、今回を見れば腐った政治家たちの行動が目に余り、
日本の政治家・要人たちの体たらく具合が描かれ、保身のため、
自己欲求の為に人をも殺害するのも厭わない姿に、まさに
ただだた憤り感しか感じない。

このドラマ、あんまり初期設定をホームページに掲載しない
方が良かった
のではないかな。
特に田丸と千種の関係は隠して置いた方が意味深で良かった
ように思う。

過去のことにも触れられて、その中でも特に稲見がダークサイド
にいた事と田丸と千種の夫との関係も示された。

それぞれのスキルも上手く引き出しているけど、あれだけ調べた
後に、画像のメタデータを拾ってGPS云々っていうのは相当
遠回りな捜査法をしていたな。ビックリするのがストリートビュー
で現場を手作業で探ろうとしていたし(笑)
画像の中にGPSで位置情報が入っていると知ったら速攻で捜査は
進んだのにな。

ドラマでは複雑な葛藤も持ち込まれている。
被害者には死ぬまで治療費を払わせる代わりに今回の事件は
公にしないということが条件とされた。
逮捕するには情報が少なく、公安が監視しているのかも知れない
が、現状では何が出来る訳でも無い。悔しさを馴染ませるもの
だけど現状では被害者にとっての好条件としては、治療費を出させ
続けることを、後に一つの証拠として使っていくしかないことか。

ドラマとして少し気になるのは時系列的な流れも有る。
1話目のエピソードでは4月9日のことを扱っていた。
今回の被害者が救急車に運ばれたのは3月30日の午後22時47時。
隣人の話だと2週間前のことだそうだけど、そうなると4月13日
に起きた事件になっている。

こういう事件を知ったものたちが「平成維新軍」とか「神の光教」
と称して何かを起こそうとしているのではないか。

稲見も田丸もスタンドプレイに走るところは有るね。
勿論いい意味でのことだけど、人に迷惑をかけたくないという
日本の精神がこういうところでも発揮されている。
稲見は捜査を降りるとしながらも、今回若松の元に単独で訪れて
圧力をかけた。

残念なのは冒頭で田丸vs吉永がもう少しで見られたけど、
バッサリ切られた(笑)田中哲司さんに激しい運動をさせるのも
アレだけど、「MOZU」時代スタントだろうけど吉田鋼太郎さん
が凄い対決シーンを見せた是非見せて欲しいな。

■出演者

稲見 朗 …… 小栗旬 (特捜班に所属、元・自衛隊隊員)
田丸三郎 …… 西島秀俊 (特捜班、公安部外事課から異動)
吉永三成 …… 田中哲司 (元・警視庁捜査一課の刑事。取り調べ)
樫井勇輔 …… 野間口徹 (元・爆発物処理班の特捜班、「共感覚」)
大山 玲 …… 新木優子 (凄腕の元・ハッカー、サイバー情報分析)
鍛冶大輝 …… 長塚京三 (警察庁警備局長、公安特捜班の創設者)
青沼祐光 …… 飯田基祐 (鍛冶の忠実な部下)

林千種 …… 石田ゆり子 (智史の妻)
林智史 …… 眞島秀和 (“神の光教団”、潜入捜査中)
星野司 …… 堀部圭亮 (捜査一課・管理官)
吉行 …… 芹澤興人 (BAR40886の店主)

神谷透 …… 石黒賢 (官房長官)
若松 …… 山口祥行 (神谷のSP)
古垣伸一郎 …… 大西武志 (フリージャーナリスト/元中央通信記者)
早川時枝 …… 赤間麻里子 (西尾家の隣人、犬連れ)
財部 …… 岡部たかし (世田谷西病院)
ドロレス …… 原菜乃華 (拉致監禁の娼婦、アリスの友人)
遠藤多喜子 …… 仲村瑠璃亜 (若松にエレベーターで人質に・・)
アリス …… 奥田七海 (拉致監禁の娼婦・意識不明)
吉野貴子 …… 春山恵理 (レポーター)
西尾峯子 …… 椿ゆきこ (西尾邸が売春の定宿に・・)
鹿沼 …… 掘田篤 (レポーター)

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