メゾン・ド・ポリス 第4話 なかよしくらぶ / オヤジVS殺害予告

メゾン・ド・ポリス
(2019年1月期・TBS・金曜22時枠)

原作 – 加藤実秋 『メゾン・ド・ポリス』シリーズ
脚本 – 黒岩勉
演出 – 佐藤祐市、城宝秀則
プロデューサー – 橋本芙美 、芳川茜
主題歌 – WANIMA「アゲイン」

http://www.tbs.co.jp/maison_de_police/

第4話 なかよしくらぶ / オヤジVS殺害予告

【ストーリー】

ひよりは夏目と迫田が指導する柔道教室へ。
迫田は署の代表で試合に出ていた人。教室には子供たち
も沢山来ていた(達樹、栄太郎、果林)。
教室に帰りに果林は迫田に対して”老害”とは何かと尋ねる。
ママが言っていたのだとすると、動けないのに威張って
ばかりいる人のことだという。迫田は自分は違うというが。

そんな中迫田はひよりに対して「ひまわり街の事件」に
ついてオレも同行すると言い出す。
被害者は貫井秀之(19歳)、栄国大のバスケ部一年生。
一昨日に自宅近くの公園を走っていた時に黒いマスクの男
にバッドで頭を殴られて肋骨と手首を骨折。事情聴取
では加害者に見覚えがないという。

入院先の病院に話を聞きに行くひより、夏目、迫田。
ひよりは犯人の特徴とか臭いとか何でも良いので覚えて
いないかと尋ねる。しかしひよりの聞き方ではダメだと
感じた迫田が代わりに話を聞いていく。
栄国大のバスケ部と言えば一流校だとしシューティング
ガードならエースだなと語る。すると次第に秀之の心が
打ち解けて話をするようになる。更にダメを押すように
夏目はかつて秀之と同じような怪我を負った実業団
バスケ選手を扱ったことがあるが復帰したことを語る。
その時の犯人はライバルチームの選手でその仲間が襲った
ものだったと語る。
すると彼は画鋲がバスケのボールに刺してあったことが
あるという。彼の母も自宅近くでドリブルの練習をして
いたので音がうるさくて嫌がらせされたのではないかと
いう。こっちは何とか犯人を捕まえるのでリハビリ頑張れ
と語る。

ひよりは嘘をついて情報を引き出したことを非難する。
しかしお前が知らない情報を俺たちは引き出したこと。
被害者が心配ならば医者かカウンセラーになれと。
オレの時代ならば被害者を現場に連れ出していると語る。

原田や新木によると確かにドリブルの音で近所からクレー
ムが来ているが練習は8時から8時半だと取り決めたので
その後問題は無いという。また秀之の友達がSNSのグループ
から外れているという。櫻井陽斗(19歳)浪人生。
彼の周辺を調べろと語る。

■感想

ジェネレーションギャップ、世代格差なんて言われる
時代で、高齢者は自分達が日本の経済を押し上げてきた
プライドがあるのだろうし、若者たちはそんな彼らの
為に年金がもらえないかも知れない未来が待っている
かも知れない。

「働き方改革」なんて今期のドラマで一体何度耳にした
のかってくらいに耳にするけれど、就業時間を減らせば
受け取れる金も減る訳だからね。

昭和時代の捜査手法を使って上手いこと相手の心を開か
せていく流れを演出する。

大事なのは情報を聞き出すことではなく、共感を得る事。
その為に相手に共感を持たせるようなキャラ作りをする
迫田や夏目の姿。それが例えその時に話す会話が嘘で
有っても相手に共感を持たせて心を開かせ言葉を語らせ
ていく。

しかし無骨なやり方が通じるのは外の世界にいる時だ
けど。仮面を被っているのは刑事の時だけでよく、
家庭ではそんな父親像は完全に子供たちから嫌われ者だ。
言葉で言わなければ意志や感情は伝わらない。

私は結構このドラマが好きになりつつ有る。
ひよりに老人達の見張りを・・なんて言っているが実際に
見張っているのは老人たちの側の方でイニシアチブを
持っている感じ。
ようやく酒の力、昭和のコミュニケーション手法によって
酒の席で口を滑らせて本音を引き出す。
ひよりが心に溜まっている不満、過去の事件に対する疑惑
などを語る中、果たしてこのシェアハウスの面々は何処
まで関係しているのか。

今時のネットを使った犯罪。
全く見知らぬものを襲うためにネットで流通する金を
使って募集広告を出す。
興味深いのは現実を受け止めようとする流れがある中で
自ら決断出来ないことを他人を使って処理しようとする。
金を使えば何でも出来る世の中になりつつ有る。
その中には人の命に対する希薄で薄情な世の中になりつつ
あることも語られた。

世の中に貢献出来なくなった時にはただ静かに幕引きする
のを待つだけ。本当にそういう状況になったら寂しいな。

■出演者

牧野ひより …… 高畑充希 (柳町北署・新人刑事)
夏目惣一郎 …… 西島秀俊 (元警視庁捜査一課の刑事、使用人)
高平厚彦 …… 小日向文世 (元警務課事務員、料理)
藤堂雅人 …… 野口五郎 (元科学捜査研究所勤務)
迫田保 …… 角野卓造 (元所轄/柳町北署の刑事)
伊達有嗣 …… 近藤正臣 (元警察庁のキャリア、シェアハウスのオーナー)
杉岡沙耶 …… 西田尚美 (鑑識係・警部補)
瀬川草介 …… 竜星涼 (“三河屋”、なんでも屋”三河屋”)
原田照之 …… 木村了 (柳町北署・巡査長)
新木幸司 …… 戸田昌宏 (柳町北署・課長、警部、クツフェチ)
間宮朝人 …… 今井朋彦 (捜査一課・管理官・警視)
牧野尚人 …… 水橋研二 (父親、大手ゼネコン・高遠建設、転落死)
牧野里見 …… 渡辺文香 (母親)
幼少の頃のひより …… 山崎莉里那 (回想シーン)

田口哲也 …… 清水章吾 (72歳、元銀行マン、”赤羊”)
貫井秀之 …… 山本涼介 (19歳、栄国大学1年生、バスケ部)
櫻井陽斗 …… 福山康平 (19歳、秀之の同級生・浪人生”ハルト24″)
深山克久 …… 松嶋亮太 (大森カルチャーセンター初心者パソコン教室講師)
櫻井貴美子 …… 村松恭子 (事情を聞く)
貫井秀之の母親 …… 澤口夏奈子 (事情を聞く)
達樹 …… 細井鼓太 (柔道教室生徒)
栄太郎 …… 高木勇真 (柔道教室生徒)
果林 …… 古川凜 (柔道教室生徒)
迫田保仁 …… (栄国大学、バスケ部キャプテン、息子)
矢代 …… (襲撃犯)

宮川連、山宮弘毅、平川慎之介、清水イブキ、栄藤凜、田森就太、

いしいはじめ、下岡浩行、野間清史、渡辺健太、寺田ムロラン、
土屋浩太郎

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