パーフェクトワールド 第6話 新章突入…決意

パーフェクトワールド
(2019年4月期・フジ・火曜21時枠)

原作 – 有賀リエ 『パーフェクトワールド』
脚本 – 中谷まゆみ
音楽 – 菅野祐悟
主題歌 – 菅田将暉 「まちがいさがし」
プロデューサー – 河西秀幸
演出 – 三宅喜重、白木啓一郎

https://www.ktv.jp/perfectworld/index.html

第6話 新章突入…決意

【ストーリー】

「お前を不幸にしている・・別れよう」
そう言われたつぐみは帰宅するとヒロとしおりが血相を
変えて駆け寄る。親父さんが倒れたと連絡が来たとの事。

急いで松本私立総合病院へ行く。
すると意外にも父・元久はピンピンとしていた。
母さん/咲子が大袈裟に言っただけだと語る。
しかしそもそも何の検査入院だったのか?というヒロに
心臓だという。狭心症の診断を受けて薬を飲んでいたこと
を始めて語る。最近症状が出て来たので精密検査を受ける
ことにしたのだという。つぐみは何で大事な事を言って
くれないのかと責めるが、言ってたら何か変わっていたのか
と皮肉られる。鮎川とか別れた事を告げもう終わったと
語る。

鮎川も室内でつぐみの名残を感じながらまた一人の生活に
戻ってしまう。

つぐみは母に対して松本に帰ってきても良いかと語る。
本来卒業したら帰ってくる約束だった。
親不孝ばかりしていること。しかし母は父さんは喜ぶ
けど仕事はどうするのか?と問われると社長に話してみると
いう。

後日美千代に退職願を出す。
松本で仕事を見つけたらどうかとしてセンスがあるから
仕事は見つかるハズだと言われるつぐみ。

バスケ練習をする鮎川。チームの面々も最近元気がない
ことを気にしていた。最近つぐみちゃんが来なくなった
と。

つぐみと入れ替わるようにしてしおりと共に住む事になる
ヒロ。ヒロは俺はつぐみとの事は諦めていないとし、
今は無理なのは分かって居るがいつか俺に振り向かせると
しその努力をすることを誓う。つぐみと結婚するのが夢
だからとヒロ。

■感想

恋愛ドラマっていうのは成就していないときの方がドラマ
としての醍醐味を味わえるのでそういう意味では面白い
状況ではある。
鮎川は自分の無力さを感じて、自分といることでつぐみを
不幸にさせることを恐れて別れを告げ、自らの弱さや
足りないところを悟ったことだった。

実家に戻ったつぐみは、目の前にまるでつぐみと鮎川と
同じような患者・夫婦が出て来たことでつぐみは客観的
とは言えないものの、そこでまた新たに鮎川を愛すべき
力を得た感じ。「お前のものは俺のもの。俺のものは俺の
もの」
。ドラえもんに於けるジャイアニズムだけど、
それくらいの気概はないとこの関係を切り崩すことは難し
そうだ。

まさに実家に戻る事で都会での疲れを癒す場になっている。

今回興味深く描かれたのは晴人としおりでしょうか。
「運命」という言葉を使っていましたが、まさにここで
色んなことが合致していき、まさに運命のような印象を
与えた。

障害者の方が壁を作れば益々健常者は入り込めなくなる。
晴人から色々と心のバリアフリーなどの言葉が聞かれて
障害者が抱える劣等感的ことへの障壁を取り外そうとした。

ドラマを見て居るとヒロの告白は私のバイブル(笑)である
高橋留美子様の「めぞん一刻」の五代さんなんですよ。
惣一郎の墓の前で「あなたをひっくるめて響子さんを
受け止めます。あなたは彼女の一部なのだから・・」
みたい
な告白を以て響子さんは五代君を完全に受け入れるのだ
けど、どうみてもヒロとか葵はこのドラマでは二の線を
いくキャラクターなんだよな。

私としては今のパターンが一番幸せ街道な感じも受ける。
高木家の例は、二人は結婚生活を送って既にそれなりの
時間が経過しているからね。この人と鮎川&つぐみのケース
を比べてしまうというのは少々ナンセンスにも感じる。

理想と現実が待っているんだろうね。

どうでも良いけど自分はバスに乗るつぐみが窓から外を
眺めるカット(長野に帰る高速バスのシーン)が好きだ。
これは別にこのドラマだけにあるものでなくありふれた
撮り方だけど、これがつぐみでなくてもこのカットで
撮られるシーンはどれも印象に残る。

■出演者

インテリアデザイン会社・クランベリーズ
渡辺設計事務所

鮎川樹 …… 松坂桃李 (29歳、渡辺設計事務所・一級建築士)
川奈つぐみ …… 山本美月 (19歳、クランベリーズ・事務員)
是枝洋貴 …… 瀬戸康史 (29歳、アプリ製作会社経営)
長沢葵 …… 中村ゆり (36歳、元看護師、ヘルパー)
渡辺晴人 …… 松村北斗 (24歳、渡辺設計事務所・社員)
川奈しおり …… 岡崎紗絵 (つぐみの妹、大学生)
渡辺剛 …… 木村祐一 (50歳、渡辺設計事務所)
雪村美姫 …… 水沢エレナ (29歳、樹の元彼女)
東美千代 …… とよた真帆 (48歳、クランベリーズ・経営)
川奈咲子 …… 堀内敬子 (53歳、母、長野県松本市)
鮎川文乃 …… 麻生祐未 (55歳、保険外交員)
川奈元久 …… 松重豊 (58歳、父、市役所・福祉課)
沢田一馬 …… 池岡亮介 (渡辺設計事務所)
三村 …… 高島豪志 (渡辺設計事務所・メガネ)

俊矢 …… 阿部亮平 (バスケ)
洋平 …… 菅原健 (バスケ)
卓 …… 新宅修英 (バスケ)
親和ハウス …… 瀧川英次

福田温子、松永ゆり子

高木楓 …… 紺野まひる (病気進行、筋萎縮性側索硬化症??)
高木圭吾 …… 山中崇 (レストランテ”Albore”シェフ)

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