インハンド 第9話 治療放棄を許すな!!過去の因縁が動き出す最終章開幕

インハンド
(2019年4月期・テレ朝・金曜22時枠)

原作 – 朱戸アオ『インハンド』
脚本 – 吉田康弘、田辺茂範、福田哲平
音楽 – 得田真裕
オープニング曲 – 山下智久「CHANGE」
プロデューサー – 浅野敦也、佐藤敦司
演出 – 平野俊一、岡本伸吾、青山貴洋

https://www.tbs.co.jp/inhand/

第9話 治療放棄を許すな!!過去の因縁が動き出す最終章開幕

【ストーリー】

牧野は内閣府にあげる報告書の手直しを高家にお願いしに
来る。自分には別件の仕事が有るとのこと。
そこに紐倉がやってくると、突然高家に対して鮭の刺身を
釣り上げてそのまま運ばれて来たのでたまにはご馳走する
という。いつもお世話になっているからな・・と。
しかし口の中に鮭を入れようとする中で、高家は手を止める。
お前が優しいハズはない。何か企んでいるだろ・・
寄生虫の感染をさせようとしているだろうというと、
まさにその通りでサナダムシを体内に入れようとしていた。
少量ならば問題無いとして、「内臓疾患」「アレルギー」
「精神疾患」「肥満の改善」に役立つ可能性が高いという。

そんな中女性・高家良子がやってくる。
誰だ?という紐倉に対して俺の母だという高家。
暫く泊めてもらいますと勝手に決める良子。これが噂
のマジックハンドの博士ねとしイケメンだと語る。
そして牧野のことはヘビ女さんと語り独りで子育てしている
ことを褒める。良子自身も一人で子育てしたと。
連絡してから来てよという高家に対して、陽子先生が大変
なことになったから来たのだという。東京に出て現在あなた
が辞めた台田総合病院で入院しているという。黒野秀之
院長に辞めさせられた高家としては何とも行きづらい。
あなたの人生の師匠でしょとして診に行くよう告げる中
折角箱根に来たので私は温泉に行くというと牧野も一緒に
同行するとして出て行く。
紐倉になんとか上手く駆け引きして一緒に行くことになる。

・台田総合病院
医師の中村京子によると小泉陽子(生:1954年7月27日)は
都内で倒れて運ばれて来たこと。症状は下痢、嘔吐を
繰り返し体重が極端に落ちて意識も不明だという。現在
対処療法をしているだけだというと、点滴は単なる輸液
を注入しているだけだった。担当医は院長だとし、京子
もこの治療はおかしい事を告げる。
彼女のカルテを盗もうという紐倉。高家は勤務していた
病院なので抜け道くらいは分かるだろうと。

■感想

いよいよサイエンス・メディカル対策室に追いやられた
人の過去に迫り、今・日本で何が起きようかとしている
のかが描かれようとしている。

個のエピソードのメインはグルテンに異常に免疫反応を
示してしまうセリアック病・・しかもその患者が高家の
人生の恩師である医師で有り、高家の過去も分かる作りと
なっている。

色んな因縁が巡り巡って一つの結末に向けて動き出して
いることが描かれており、来週からはいよいよ最終章と
いうだけ有って、腸捻転のように捻り曲がった人生の歯車
を元に戻そうとしている。

私はBSL4(Bio Safety Level4)の施設を作るのは賛成なの
で地元に作ってくれないかなと思っているけど流石に首都圏
だと難しいのかな。こういう施設とか作ると税金とか
安くなったりするだろうし、関連施設も増えて労働者が
集まり街が活況化したりする。リスク管理はモチロン必要
なんだけど・・

セキュリティと言えば紐倉の家っていうのはもの凄く
セキュリティが緩く、これまではちゃんとみんながチャ
イムを押して入って来ていたのに今ではその障壁が緩く
高家の母でさえもいつの間にか施設内にいる(笑)
施設内の夜は危険だとしているけど特に厳重な檻がある
訳でも無い。
そんなセキュリティユルユルの研究者の現状を見ると
不安な事しかない。

紐倉が良い人物なのかどうか、数話前に疑惑が持ち上がり
唐突に1話丸々使用して、その真相が描かれたことが有っ
た。その時に入谷という人物が出て来たけどその彼と共に
共同執筆していたものが「衛生仮説の論文」。
アメリカ鉤虫を体内に入れると宿主の痛みと炎症を軽減させ
るカンビノイドを放出させて、自己免疫疾患の患者に役に
立つ。

全てのことに理由が有り、元々恩師が和食よりも洋食を
好んでいたところなどヒントは隠されている。ただ村唯一
の医者なのに国境無き医師団として海外に行けば、誰が
唯一の医師の仕事をしていたのか?と小一時間。

犯人はかつて高家を首に追い込んだ黒野院長だった。
アレルギーの分野に於いては最高賞を持つほどの人材なの
に私利私欲のためにそれを捨てて人の命を奪う医師となっ
てしまったところは怖いところ。人間の最後の生命線で
ある医者を信用出来なくなったら医療システムは破滅
そのもの。厚労省は一体何をしているんだかね。

しかし人は変わる。
院長は元々信念・情熱を持つ医者・研究者でも有った。
紐倉自身も随分と性格が変わって来たところもあり、
独りで行動しようとしている高家の言葉につい巻き込まれ
たり、また彼のことを褒めたりして良いコンビニになって
来たな。

■出演者

内閣官房/サイエンス・メディカル対策室=SMルーム

紐倉哲 …… 山下智久 (33歳、紐倉研究所・寄生虫学者)
高家春馬 …… 濱田岳 (32歳、紐倉研究所・助手、元医者)
牧野巴 …… 菜々緒 (30歳、SMルーム、元厚労省エリート、東大法学部主席)
御子柴隼人 …… 藤森慎吾 (38歳、SMルーム)
熊谷美緒 …… 高橋春織 (24歳、SMルーム)
城田幸雄 …… 酒井貴浩 (30歳、SMルーム)
山崎裕 …… 田口トモロヲ (内閣官房・副長官補)
大谷徹 …… 松尾貴史 (内閣官房・危機管理監)
瀬川幹夫 …… 利重剛 (52歳、厚生労働省・医政局長)
網野肇 …… 光石研 (52歳、SMルーム・室長)

福山和成 …… 時任三郎 (フューチャージーン(株)CEO)
福山新太 …… 磯村勇斗 (和成の息子、アメリカから帰国)
入谷廻 …… 松下優也 (研究者)
黒野秀之 …… 正名僕蔵 (台田総合病院・院長)
中村京子 …… 安藤聖(台田総合病院・医師)
高家良子 …… 宮崎美子 (高家の母親、相羽村)
小泉陽子 …… 市毛良枝 (相羽村唯一の医者)
柏木亮 …… 夕輝壽太 (研究者仲間)
金子盛夫 …… 内場勝則 (厚生労働大臣、相羽村が地盤)
市原正幸 …… 遠山俊也 (茨木県・相羽村・村長)
岩浜信二 …… (岩浜建設)
佐久間義彦 …… 大柿友哉 (栄和記念病院)
山本晃平 …… (台田総合病院・医師、寝てる)
福山の秘書 …… 筒井萌子
研究者 …… 鶏冠井孝介
幼少期の春馬 …… 齋藤潤

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コメント

  1. なっつん より:

    2015年に東京都武蔵村山市にある国立感染症研究所がBSL-4に指定されています。
    そして今年5月30日、エボラウィルスが夏頃に同研究所に輸入されることが決定されています。
    もちろん国内初です。
    びっくりするほどタイムリーなドラマですね。

    • イタ より:

      なっつんさん書き込みありがとうございます。
      現在3カ所がLV4の研究施設として稼働しているのかな。
      流石にアメリカはLV4施設が多いですね。日本もLV3施設だと相当数有りますね。
      エボラウィルスの変異種なのかここの所、流行が止まったかと思えばまた
      発生したりしているので怖いです。
      日本のドラマ界は現在の世評を反映したネタを描くのが好きですね。
      それが面白いネタとして昇華出来れば良いのですが・・。