絶対零度 ~未然犯罪潜入捜査~
(2020年1月期・フジTV・月曜21時枠)
脚本 浜田秀哉、横山克
演出 石川淳一、品田俊介
企画 稲葉直人
プロデューサー・プロデュース 永井麗子、関本純一
主題歌/家入レオ 「未完成」
https://www.fujitv.co.jp/zettaireido/
第8話 ミハン検出犯失踪事件
(いよいよ最終章! 悪を処刑する仕置き人)
【ストーリー】
●
「ヤツは一線を越えている」「人って簡単に死ぬのね」
「私を捕まえる?でも証拠が無いとね」
仁科を裁くことは出来ない・・例え真っ黒だとしても・・
彼女はまた人を殺すかも知れない。
しかし彼女は人影の少ない都会の死角で撃ち殺される。
・
篠田と小田切はディナーをとった帰り、彼女は彼に
返事を待たせたことを謝罪し、改めて「よろしくお願いし
ます」と語り付き合うことに合意する。しかしその直後に
小田切の携帯に電話が鳴る。また会えるよねと語る篠田と
小田切の会話をストーカー男が見ていた。
●現在 / ミハン
5人はエレベーターに乗り合わせる。
みんな小田切が着飾っているのを見てデートだろうという
視線を投げかける。「本性を知らないから・・」というと
小田切は腹いせに吉岡を叩く。
ミハンにはなんと曽根崎の姿が有った。
また井沢を追い出しに来たのか?。曽根崎は過去の話を
持ち出すとかつて常軌を逸したものがミハンに居たという。
(回想:田村薫巡査部長は『正義の仕置き人』を気取り、
法では裁けない犯罪者を闇に葬っていた。井沢が到着した
頃には説得に応じず銃口を自ら向けて自殺する)。
しかしヤツは生きていたという曽根崎。話の真意が見えないと
いう井沢。仕置き人の役割は引き継がれていた。
ミハン探知していて捜査出来ていない人物の内、代表的な
人物が3人。長岡宏伸(47歳、地面師グループ)、木島健作
(31歳、消費者金融)、刈谷雄二(20歳、政治家の息子・慶勝
大学生)。全員が失踪している。先日取り逃がした仁科も
また姿を消したという。ミハンに絡んだ『連続失踪事件』。
拉致・殺害された可能性は高いこと。
ミハンの情報が外部に漏れている可能性は?と問う吉岡。
セキュリティは完璧で外部からの侵入はないという加賀美。
情報を得られるのは『生体認証』が登録されていてこの部屋に
出入り出来る人だけだという香坂。井沢に犯人は知っている
か?という曽根崎。山内も井沢の仕業だと思うんだろうと
語る。それかここにいる人だれもが可能性はある。
『人殺しはこの中に居る』
失踪事件を調べてこの中に犯人が居ないことを証明する為に。
■感想
それぞれの過去が関わっているだけにどの人物にも正義の
仕置き人になる可能性は秘めていて、過去にそれをやる
人物が居たのだから、現在居てもおかしくはない。
最も目をつけられているのは井沢で、彼はミハンのシステム
に引っかかっている危険人物だし、公安部部長の曽根崎は
個人的に恨みを抱えていることも有って井沢ばかりに目を
光らせる。ただ主人公でもあるし、彼を犯人だと思う人物は
まず居ないだろう。
今回は前回のラストに見た仁科殺害の事実を見れば
誰かが仕置き人をしていることは明らかで、法では裁くだけ
の情報がない状況の中でも罪を犯している事実を知って行動
している姿を見れば、「捜査の過程をよく知る人物」である。
一番怪しいのは誰もが目をつけているであろう北見俊哉。
この人物を何故疑わないのか分からない程に怪しいオーラ
が出ていた。また過去のエピソードにも現れているが、
加賀美は26年前の映画館で起きた神経ガスの事件に何らかの
関わりを持っている。単なる被害者なのか加害者なのか、
そのどちらかの家族なのか・・
・狙われる人物の特徴
今回は4人の人物が被害者ではないかとされる。
・法の目をかいくぐるヤツ・・長岡宏伸
・人の命を食い物にするヤツ・・木島健作
・権力で罪をもみ消すヤツ・・刈谷雄二
・前回のエピソードの犯人・仁科沙耶香
・行動心理、証拠
・ミハンの行動を熟知していて、オフィスに認証して入れる
人物
・防犯カメラの位置が分かっていても交通している車の
ドライブレコーダーまでは把握できない。
・画像追跡には限界が有る。
・歩容認証システムはごまかしがきかない。
・町田が殺害された現場に井沢と香坂は出向いた。
町田は警察からの支援が打ち切られたことに恨み、ミハンの
『えん罪事件』をマスコミにリークしようとしていた。
・クローズド
『トキサミシン』がキーワードとなる。
北見がペーパーカンパニーを通してこの化学物質を購入
している。医療機関、研究機関、ゴム製品の加工に使用する
物質。
そして何とか彼を捕まえることが出来たが、まだ首謀者が
居る様子。今のところ香坂は怪しいけれど、ミハンシステム
に検出は無い。他にも加賀美だって検出されていないからね。
ただこの検出については加賀美が都合良く操作出来る可能性
が有る。
・未来の時系列
・2020年3月16日 東京サミット2020
・2020年5月23日 湾岸駅本開業
・2020年7月24日から8/9 東京五輪
・2020年8月25日から9/6 東京パラリンピック
・気になる流れ
・加賀美が北見に言った言葉の意味。
「僕が犯した罪を君は知っているね」
・加賀美はずっと現場の捜査官の会話を盗聴している。
(ただ盗聴というには難しい状況で、聞いていても不思議では
ない。)
・加賀美が持っている少年の写真は誰か?
・北見には胸に傷が有る。
・篠田浩輝が再び登場し事件関係者との接点がある。
・謎のストーカー男は相変わらず小田切を見ている。
・香坂のオフィスにはテロに関するデータの入ったタブレット
が置かれていた。
・狙いはサミットか、五輪なのか。
■出演者
井沢範人 …… 沢村一樹 (50歳、公安部外事第二課から)
山内徹 …… 横山裕 (未然犯罪捜査班。巡査部長)
小田切唯 …… 本田翼 (元生活安全課、未然犯罪捜査班)
香坂朱里 …… 水野美紀 (法務省官僚、ミハンの統括責任者)
吉岡拓海 …… 森永悠希 (未然犯罪捜査班、キャリア警察官)
加賀美聡介 …… 柄本明 (世界的天才ハッカー)
板倉麻衣 …… 田中道子 (警視庁捜査一課刑事。巡査長)
早川誠二 …… マギー (警視庁捜査一課刑事。警部補)
宇佐美洋介 …… 奥野瑛太 (殺し屋、井沢の妻子を殺害)
篠田浩輝 …… 高杉真宙 (スポーツカメラマン)
北見俊哉 …… 上杉柊平 (法務省官僚・香坂の部下)
曽根崎正人 …… 浜田学 (公安部部長・警視長)
門田駿 …… 粗品 (早川の相棒)
南雲信敏 …… 浜田晃 (元総理)
諏訪 …… 松尾諭 (謎の人物)
民事党幹部 …… 児玉頼信 (重要事案ロードマップ・法制化は見送り)
警察庁長官 …… 池浪玄八 (重要事案会議・メガネ、日本の治安)
官房長官 …… (重要事案会議)
大臣 …… 森永徹 (重要事案会議)
長岡宏伸 …… 世志男 (47歳、地面師グループ)
木島健作 …… 本田聡 (31歳、消費者金融)
刈谷雄二 …… (20歳、政治家の息子・慶勝大学生)
酒巻篤成 …… (29歳、フリーター、ストーカー)
ストーカー被害 …… 川口果恋 (北見に助けられる)
仁科沙耶香 …… 佐藤江梨子 (38歳、フィットネスクラブ”シャイニー”社長)
福井晋、酒井和真、見津賢
<前シリーズ回想>
田村薫 …… 平田満 (総務部資料課分室・巡査部長)
東堂定春 …… 伊藤淳史 (刑事企画課特別捜査官)
小松原忠司 …… 中丸新将 (最高裁判所長官を退任・転落死s3-2)
川上邦明 …… 近藤公園 (フリーのジャーナリスト、射殺死s3-5,6)
湯川司 …… 佐野岳 (私立栄明大学4年生。薬学部s3-3)
谷口正博 …… 斉藤佑介 (32歳、旭証券社員、赤川に射殺される)
矢野光子、加藤正寛、松山傑、湯川颯