[初] 警視庁捜査一課9係 12 第1話 かかし連続殺人

警視庁捜査一課9係 12
(2017年4月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本:深沢正樹(1)、岡崎由紀子、真部千晶、瀧川晃代、徳永富彦
ハセベバクシンオー、保正和之、岩瀬晶子
監督:杉村六郎(1)、新村良二、長谷川康、田村孝蔵、細川光信
吉田啓一郎
ゼネナルプロデューサー:松本基弘
プロデューサー:神田エミイ亜希子、金丸哲也
音楽:吉川清之
主題歌:V6「COLORS」

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari_12/

第1話 かかし連続殺人

【ストーリー】

倫太郎は警視総監の神田川に呼ばれる。そしてある提案をされ
る。

その頃田園地帯で変死体が発見される。
「連続かかし殺人事件」。これで3人目だった。
志保は村瀬に対して係長はどうしたのかと問うと、神田川警視
総監から特命で隠密行動を受けているらしいという。内村改造
準備委員会でしょ?というと、それって内閣テロ対策室なのか
という。準備委員会が作られたのでアドバイザーを探す中
警視総監が適任者として白羽の矢を立てたのが係長だという志保。
なんで知っているのかというと、村瀬に言うとつまらないことに
なるから青柳に言わない様に言われたのだという。みんなが
知っていたことにショックの村瀬。

そんな中3件のかかし殺人事件について、3つの現場写真を見る。
3人の被害者の身元はいずれも判明していなかった。犯人の狙い
は何なのか。テレビでは環境問題評論家の小松原圭吾が発言する。
「自然破壊への抗議ではないか」と。かかしを十字架に見立て
て貼り付けにしているのだろうという。
そんな折り早乙女静香のガーデンにかかしの事件を思わせる男が
居た。

直樹は式場の下見にいかないかと倫子に語る。
倫子はまだ半年あるというが、不定期な仕事なので直樹は
いける時にいかないといけないという。しかし仕事が大切だと
いうことは倫子は認識していた。倫子は現在小さな店でケーキを
出しているが、ケーキを食べているのを喜んでいる姿を見て
何よりも嬉しかったという。前にパティシエになる為パリに
行った際に、「人生が足りない」と言われた意味が分かった気が
するという。今ならば出来るかもと思っていること。
そんな中静香から電話で直樹に事件だと語る。

第4のかかし事件なのかとしてやってくるが、
実際には単にあそこにあったかかしにもたれかかっていた男性
だという。監察医の真澄も駆けつけていたが、2日間食事を取っ
ていない男性のようだという。園田俊介が矢沢からもらった食事
を食べていた。直樹は彼を見て思い出す。10年ぶりの再会。
倫子がパリにお菓子留学をしていた時のルームメイトで、早乙女
とも出会いは3年前のニューヨークのセントラルパークだという。
絵を描いて倒れていた彼を私が助けたという静香。私を訪ねて
くるとしていたが10日前に帰国してから、今になって来たという。
彼は素晴らしい絵を描いて回っていた事を告げ、トレンディー
のかかしの絵を描いていた。

そんな中志保の元に係長からの電話で第4のかかし事件が八王子
で発生したとの連絡が入り現場に向かう。

現場で真澄は遺体を調べる。
傷は新しいもので死後10時間・・という事は死亡推定時刻は
24時くらいかと矢沢。身元が分かるものがないとする中、
村瀬は解剖室に運ぼうとする遺体のポケットから青柳が何かを
取り出しているのを見かける。そこにはコンビニ「タイムリー
マート」で被害者が2017年3月31日12時42分に購入したとする
レシートだった。

■感想

いよいよ始まりました9係のシーズン12。
倫太郎役の渡瀬恒彦さんの訃報が入って来たのでどうなるかな
と思っていた。一人欠けたらシリーズを辞めるという話まで
出ていたとか居ないとか耳にしたことがあるので、これで
おわりなのかなと。
既にシーズン11の頃には病と闘っているという
話だったけど、ガンからの完治ってやっぱり難しいね。

ドラマの中では出身は佐賀公表してない~中越典子さんが何時
までも結婚を渋ってグダグダっとしていた為に結局親子としての
絆は多少接近したけど、親の結婚する姿を見せられなかったと
いう点では一番それを演じた倫子が後悔しそうな感じ。

日本のドラマはアメリカのドラマのように、”渡瀬恒彦さんに
捧ぐ”というメッセージ一つ出ない。でも最後に今回は倫太郎と
いう人物がどういう人だったのかと問われ、回想シーンの形で
過去のこのドラマに於ける渡瀬さんの活躍するシーンが
挿入される格好だった。

今後は一応名目上では特命での隠密行動という名で倫太郎は
退出することになりそうだけど、この9係の中で倫太郎のような
違う角度から事件を探っていくという人物が誰になるのか
気になる。

法医学者の黛優之介がかなり鋭い視線を持っているので彼が
代替的立場で出演することも可能だけど、そうなると真澄の役割
も少なくなりそう。居候で流浪の芸術家の園田も一体どんな
ところで出演していくことになるのかな。

事件は・・ホームレスの人物を死んでも尚利用しようとする
という酷いもの。ヤクザが考えそうな経済論理とも言えない
独特の脅しで人々を操って罪を犯させていたもの。
人の良い人が殺されて、利用されるもの、そして利用するもの
は生きて居る現実。殺された宮澤の妻子は、9係のメンバーに
会った時には夫は妻子思いで良い人だったと語っているのに
信じることが出来なかったのか。人を信じすぎるダンナと
それを信じることが出来ない妻ということで、なんとも不自然
な流れが有ったか。でも殺す必要なんて有ったのかなという
感じにも思える。そもそも遺体の情報を集めて連絡するって
それだけで怪しくないか?
人を疑わないっていうのも罪なのかな。そんな時代は嫌だけど。

貝殻の傷が見つかったことで犯人は特定されていくけど、あんな
ことが有れば捨てたりはしないのかな。無理に炭酸カルシウム
を飲ませている形跡も有ったしね。

初動になるけど、直樹が自殺ではなく他殺だとした理由の中に
右手は自由にされていたことを着眼点にしたのもよく出来て
いたかな。

取り調べ室ではみんな激怒していた。ただ激怒していただけでは
起訴は出来ない。証言意外と何か犯行と結びつくものが見つかっ
たのか。

■出演者

加納倫太郎 …… 渡瀬恒彦 (9係・警部)
浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (9係・巡査)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (9係・巡査部長)
青柳靖 …… 吹越満 (9係・警部補)
矢沢英明 …… 田口浩正 (9係・巡査部長)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (9係・警部補)
早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (監察医)
石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)
神田川宗次朗 …… 里見浩太朗 (警視総監)
早乙女静香 …… 野際陽子 (石川登紀子の従姉)
園田俊介 …… 中村俊介 (芸術家・放浪)
黛優之介 …… 竹中直人 (世界的法医学者)

小松原圭吾 …… 伊東孝明 (環境問題評論家)
宮澤民夫 …… 平野貴大 (人の良い人)
吉本智子 …… 富永沙織 (母、宮澤の元妻)
吉本里奈 …… 稲垣来泉 (娘、来年小学生)
白石亮一郎 …… 成瀬正孝 (64歳、RSK開発コーポレーション)

新貝文規、川名陽介、星野孝裕、橋本宗篤
斎藤健嗣、内田晃一

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