警視庁捜査一課9係 12 第5話 野際陽子の娘はロングよりボブが似合う

警視庁捜査一課9係 12
(2017年7月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本:深沢正樹(1)(2)、岡崎由紀子、真部千晶、瀧川晃代(3)、
徳永富彦、ハセベバクシンオー(4)、保正和之(5)、岩瀬晶子
監督:杉村六郎(1)(2)、新村良二、長谷川康(3)、田村孝蔵
細川光信、吉田啓一郎(5)
ゼネナルプロデューサー:松本基弘
プロデューサー:神田エミイ亜希子、金丸哲也
音楽:吉川清之
主題歌:V6「COLORS」

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari_12/

第5話 殺しの刺しゅう

【ストーリー】

ハサミで心臓を指されて男性がホテルの一室で死亡し発見される。
発見したスタッフに聞くと9時に清掃に入ろうとしたらドアに
部屋の玄関マットが挟まっていて開いていたのだという。中に
入ると男性があの状態で倒れていたとのこと。
被害者はグラン・クラルテック代表取締役社長の影山隆一(41歳)。
矢沢は最近マスコミに取り上げられているという。志保は
ファッションブランドのシャルマンテ・カドーの会社ねと。
凶器は服を裁断する裁ちばさみだという。志保はこのマネキン
だけが裸になっているのは不自然だという。服の花柄は一体
何の花なのかと問う直樹に対して”菊”だという。それはないと
と思う直樹だった。

真澄は検視の結果、死因は胸部を裁ちばさみで刺したことによる
失血死で間違い無いという。他に外傷はなく、死亡推定時刻は
昨夜の22時から24時だろうと。そしてハサミは左利き用である
こと。

捜査官たちで情報を語り合う。
被害者はファッション通販サイトで急成長しグラン・クラルテッ
クcorp.の社長。品揃えが多く特にシャルマンテの人気が高い
こと。影山は都内の高級マンションに妻の恵子と二人暮らし。
現場のホテルは仕事でよく使っているという。恵子は実業家と
パーティーに行っていたのが確認されているという。直樹はロビー
のカメラや目撃者を聞いて回ってもらっているが現在確認中だと
いう。ハサミは大手メーカーのもので指紋は同一人物のものが
付着。怨恨として捜査しようと語る志保。直樹はデザイナーから
話を聞いてとし、志保たちは創業者に話を聞くという。青柳たち
は広報で社長にトラブルが無いかを聞いてくれと命じる。

志保たちはグラン・クラルテックにいく。
被害者の影山と共に会社を立ち上げた本橋裕也専務(41歳)に
話を聞く。知り合ったのは大学時代だとし二人でここまでやって
来たという。その時の写真も見せてもらう。トラブルは無かった
のかと尋ねると以前は影山と女性社員の間に不倫騒動が有った
という。

青柳たちは広報部長の永森彩音(38歳)から話を聞く。
メディア対応などで忙しいこと。社長にトラブルは無かったのか
と尋ねると自分が広報になってから一年は何もないという。ただ
敢えて言うならサンプル品の縫製を依頼している工場の社長と
納期の件で言い合いしていたとのこと。ヨシエ縫製の木崎佳枝
社長だという。

■感想

チーフデザイナー・・・それは下半身モンスターの社長に
とっては愛人の座を意味するもので、社長はその座を与える
代わりに女性との関係を迫る。

ただ愛人関係って微妙なんですけど、前提として破綻する
ことは明らかなものが有り、互いにそれを理解して割り切れる
からこそ行うものではないのかな。
正妻との戦いになれば負けるのは必至。
別に決まったことではないけど、いつか別れが訪れることは
常に考えて置くべきものではないのか。

ドラマとしては、不都合な事実に対して、常に蓋を閉めよう
とするものと、その蓋を開けて暴こうとする刑事たちの構図が
有る。

人は完璧なものではないけど、やはり間違いに気がつくのは
失って初めて分かるというものなのか。

刺繍に目をつけた直樹はまさに加納さんに近づきつつある。
ただ花の名前が分からない。そんな時には上手いこと専門的な
知識を持つ人がいて、ヒントを与えてくれる。食材ならば
倫子ちゃんだけど、花のことなら早乙女に聞けって感じだった
ね。

社長は起業の為に実家が資産家の妻と結婚したのだろうし、
だからこそ家庭に於ける愛情は希薄なものが有るのか。

趣味が実益のようにして仕事に反映されると家庭を顧みなくなる。
奇しくも同じ日のドラマ「母になる」での母親が仕事人間と
なっているが、同じ道を歩んだのも母親の仕事を見ているから
なのかな。

隠されたメッセージだけではなかなか相手に伝わるハズもない。
互いのトレードマークのようにして存在している花の刺繍。
バーベナとハハコグサ。「無償の愛」と「家族愛」。互いに
求めるものを刺繍に込めていたけれど、事件でも起きなければ
こんなことにはならなかったね。

それにしても野際陽子さんと真瀬樹里さん似てますね。
ショートカットの光景はtraveling時代の宇多田ヒカルさんっぽい。
刺繍で血を隠し、ウィッグでその身の傷を隠す。
最後は母と子の問題になったのでこの使い方は面白いかな。
まぁそんなにも人を簡単に殺しますかね。

■出演者

浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (9係・巡査)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (9係・巡査部長)
青柳靖 …… 吹越満 (9係・警部補)
矢沢英明 …… 田口浩正 (9係・巡査部長)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (9係・警部補)
早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (監察医)
石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)

広岡巧 …… 新貝文規 (監察医)
早乙女静香 …… 野際陽子 (元華道家、倫太郎の妻の従姉妹)
園田俊介 …… 中村俊介 (画家、倫子がパリ留学時代ルームメイト)

並川詩織 …… 万里紗 (26歳、チーフデザイナー)
並川結子 …… 根岸季衣 (56歳、ナミカワ洋裁店を経営)
本橋裕也 …… 加藤虎ノ介 (41歳、GRAND CLARTEC専務)
影山隆一 …… 石田佳央 (ファッション通販サイト会社社長)
浜田留未 …… 足達美咲 (享年26歳、元チーフデザイナー)
永森彩音 …… 真瀬樹里 (GRAND CLARTEC広報部長)
木崎佳枝 …… 松井紀美江 (ヨシエ縫製社長、結子と服飾学校同期)
山内香奈 ……
影山恵子 …… (隆一の妻、実家は資産家)

石倉直実、松岡美紗

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