警視庁捜査一課9係 12 第2話 おてもやんとはなんだ?

警視庁捜査一課9係 12
(2017年7月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本:深沢正樹(1)(2)、岡崎由紀子、真部千晶、瀧川晃代、徳永富彦
ハセベバクシンオー、保正和之、岩瀬晶子
監督:杉村六郎(1)(2)、新村良二、長谷川康、田村孝蔵、細川光信
吉田啓一郎
ゼネナルプロデューサー:松本基弘
プロデューサー:神田エミイ亜希子、金丸哲也
音楽:吉川清之
主題歌:V6「COLORS」

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari_12/

第2話 消えた水死体

【ストーリー】

倫子は手紙を見ていた。直樹はどうしたのか尋ねると、手紙
を読んでみてと手渡される。しかしフランス語で当然分かる
はずもない。パリで出会った子でミッシェルからの手紙だと
いう。彼女は難病で入院しているが私のケーキを食べたいと
言っていること。以前にも私のケーキを食べると元気になれた
と言ってくれたのだという。何だか純粋にこの子の為にケーキを
作りソバに居たいと思ったという。パリに行きたいの?という
直樹に許されるならばねと。

朝6時になると黛優之介は帝都大の研究室から目覚めていつも
のように空手の訓練をする。すると帝都大のプールでえんじ色
の服を着た人物が浮かんでいるのが見える。黛は真澄に連絡
すると急いでプールへと向かう。
すると何と浮かんでいた遺体が無くなっていた。ちょうとその
時真澄と共に志保がやってくる。一緒にコーヒーを飲んで情報
交換をしていたところだったと。黛は水死体が消えたことを
語る。
村瀬も少し遅れてやってくる。恐らく被害者は私の高校時代から
の友人で大学の経済学部長の来栖康利だという。この目で見た
こと。2日前に道場の「帝真館」で再会したという。帰国してから
1ヶ月挨拶も無しかとして怒られたという黛。その際、妻の杏子
さんのことを聞いたら元気だと語っていた。全ては黛が仲を
取り持ってくれたからだとし頭が上がらないという。
しかしどうして浮いている人物が学部長だと思ったのかと問うと、
再会の時のコートだったという。3分目を離した隙に消えたとの
こと。
そんな中、村瀬はプールサイドで藻を見つける。

志保の携帯に直樹から電話が鳴ると、潮風埠頭で男性の水死体
が出たという。

黛たちは杏子の自宅に行くと来栖はどうしたのかと問う。昨日
から戻って来ていないが多分大学だろうと。集中すると戻らない
時が有ると。

直樹は志保に遺体は50から60代、中肉中背でえんじ色のコート
を着ているとしスマホの写真を送ったという。青柳はこの人は
黛の友人っぽいぞと。

検視を行う。
首の付け根と後頭部に圧迫痕がある。解剖の結果死因は溺死で、
死亡推定時刻は午前4時から7時だという真澄。
黛が発見したのは午前6時10分とのこと。気道、肺、胃などに
残った液体、付着物にはプランクトン、藻類などが有ったという。
ラフィド藻・・緑色鞭毛藻とも呼ばれているもので、淡水産は
葉緑体は緑色で海洋産は黄褐色だという。今回は緑だったこと。
溺死は淡水ということになるという。大学から埠頭までは15分。
昨日の午後3時以降の来栖の足取りが掴めていないとのことだった。

■感想

いやアテモヤって果物が出てくるんですけどね。
それがおてもやんに聞こえる(聞こえネー(自分で突っ込んどく(笑)))

うーん、1話目は可能性を感じたが、やはり黛優之介の存在は
邪魔以外の何者でもなかった
か。

この人は捜査官ではないし、展開を見ても嘘をついている訳でも
ない。知っていること、気がついていることを言わなかった
だけで、犯罪なのかを問われるとそれはないのだろうけど、やは
り真実を追究するものにとっては感情を優先してしまうような
やり方には誰も共感するものも居ないだろう。
黛が居なければ解決出来なかったとしているが、寧ろこの人が
居たから犯罪計画が実行されているし、利用されたという点では
もっと協力しない限りは視聴者の心も掴めない。

「相棒」よろしくとばかりに、最初から知っていました的展開
だったけど、それを聞いて何だかなって感じにしか思えなかった。

この黛は来栖という人物とは高校時代からの友人で
愛するものを自分よりも幸せにしてくれると確信した相手に託して
いるが、来栖は相当なゲス野郎だったという点では、黛の人を
見る目の無さを露呈
してしまっている。

そもそも今回の事件は殺人を犯さずとも解決出来るものだったぞ。
助手の家族の人生を壊せるとしていた教授。そのロジックを教えてくれ。
今回の犯罪ロジックよりも余程奥が深そうだ。

ドラマ捜査のメインはアリバイ(崩し)がネタだった。

加納さんが居た頃には「食べ物」がポイントになるという
のがこのドラマの特徴
でも有ったし、最後は犯罪に対して行き場の
無く、犯罪を犯罪だと思っていないものに対して感情を
露わにして一括するという爽快さが売りのものだった。
アテモヤとか無理矢理挿入したけど、それ必要だった?って感じが
するし、わざわざ現場のコテージにはゴミ捨て場に、当日食べた
であろうシチューの箱などが有ったけど、次にいつ来るか分から
ない時にはゴミは持ち帰りましょうってことで、わざわざ足跡
を残しすぎている。

また直樹は濡れた服は重いということを何度も唱えていた。
その事で視聴者には女性に遺体を運ぶのは無理だと主張しよう
としたのだろうか?
あの場所で殺害すれば、当然車に乗せるまでには引きずって行か
ねばならないはず。足跡は残るハズなのだ。
またプールでの死亡に見せかける計画も、あれだけ見える現場
で気づかれずに逃げ去るのは無理だ。
そもそもプールから出た後に水痕が必ず残っているハズ。それ
を見れば誰かが逃げたということは明らかだ。

出身は佐賀公表してない~(嘘)中越典子さんがまたグダグタし
初めてしまった。恋愛がメインではないにしても、やはり食料
のことがドラマとして取り込まれているドラマとしては彼女が
居なくなることで損失を被ることが多いのではないか?

直樹の相棒が居ないのがちょっと不自然だよね。今後は
真澄さんが同行していくことになるんでしょうか?

最後は相変わらず加納の空白、自分たちに残してくれたものを
実感しつつシンミリ。

■出演者

加納倫太郎 …… 渡瀬恒彦 (9係・警部)
浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (9係・巡査)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (9係・巡査部長)
青柳靖 …… 吹越満 (9係・警部補)
矢沢英明 …… 田口浩正 (9係・巡査部長)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (9係・警部補)
早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (監察医)
石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)
神田川宗次朗 …… 里見浩太朗 (警視総監)
早乙女静香 …… 野際陽子 (石川登紀子の従姉)
黛優之介 …… 竹中直人 (世界的法医学者)

監察医 …… 新貝文規

来栖康利 …… 上杉祥三 (帝都大・経済学部長・教授)
来栖杏子 …… 筒井真理子 (父が元帝都大の理事長だった)
下田栞 …… 広澤草 (帝都大・経済学部・助手)
岡村孝昌 …… 西ノ園達大 (帝都大・経済学部・准教授)
中尾亜由子 …… 尾屋葵 (生徒、来栖は岡村と争っていた)
沖拓史 …… 牧島輝 (生徒)
恵梨香 …… 下垣真香 (ホステス)
小森卓也 …… 大久保勝巳
ミッシェル ……
アテモヤを売る …… 水沢芽瑠
ホステス&ボーイ …… ミネユキ、山西竜矢、えりな佐々木

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