警視庁捜査一課9係 12 第8話 ジャックバウアー直樹

警視庁捜査一課9係 12
(2017年7月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本:深沢正樹(1)(2)、岡崎由紀子(6)、真部千晶、瀧川晃代(3)、
徳永富彦(8)、ハセベバクシンオー(4)、保正和之(5)、岩瀬晶子(7)
監督:杉村六郎(1)(2)、新村良二(7)、長谷川康(3)、田村孝蔵(6)
細川光信(8)、吉田啓一郎(5)
ゼネナルプロデューサー:松本基弘
プロデューサー:神田エミイ亜希子、金丸哲也
音楽:吉川清之
主題歌:V6「COLORS」

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari_12/

第8話 9時41分の殺意

【ストーリー】

午後9時、直樹は走って何処かに向かっていた。そろそろ9時だ
とする中直樹は公衆電話に駆け込む。すると電話が何故かなり始
めて、「おめでとう、また会いましたね」と。直樹は約束だ
として第2の爆弾のヒントをくれという。
「日本で一番の大きな犯罪集団、第二の爆弾はそこにある」と。
ヒントは一つずつだとすると、一体何のためにこんなことをして
いるのかと問う。9係は検挙率NO.1だろうとしだからだという。
3つの爆弾全てを見つけるのが先かあなたが力尽きるのが先か勝負
だという。次の電話ボックスは中央区日本橋兜町だと。時間は
午後9時8分。10コール以内に出ないと爆破させるという。車など
には絶対に乗らず自分の脚で来いという。近くで見ているのか
と問うと、試してみたらどうかという。

志保は第一の爆弾は有ったのかと問うと矢沢は有ったという。
密閉の圧力鍋に針と火薬が仕込んで有ったと。イタズラではない
ことが確定したなとするが矢沢はそれより起爆装置が2つある
という。一つは着信すれば遠隔式なので爆発すること。もう一つ
は9時41分にセットされている時限式のものだという。電話に間
に合わなければ即爆発だという。間に合っても時間が来れば爆発
すること。爆弾の画像を送るという。村瀬はネット上で爆弾の
製造法を掲載しているサイトを洗い出していたがその中の一つと
酷似しているという。アングラサイトなのでアクセスしてる人は
限られてくるという。アクセス記録を照会すると。

第2の爆弾のヒントは何なのか・・・一番の大きな犯罪集団。
ヤクザのことなのか。
一番大きいというのであれば竜丸会だと。矢沢はこんな時に
限って青柳が非番で妙子さんのライブに行っていて繋がらない
のだという。
しかしその頃青柳は眠らされていて気がつくと手には手錠と鎖
で繋がれていた。
直樹は次の電話に向かうとすると矢沢は所轄と連携して残りの
爆弾を探してくれという。

青柳は目覚めて周りを見回すと前には爆弾が設置して有った。

■感想

なんとなく全体的には釈然としないところも有ったかな。

子供の心臓の病気の治療の為に金を集める必要が有った。
それで爆弾を仕掛けた数々の場所で脅して金をむしり取って
いた男。その男は自分の人生が冤罪で変わったとでも思って
いるみたいだけど、だまし取られた企業で働く人の人生だって
変わっている可能性は十分にある。
その男が冤罪だなんて言ってもまるで同情心も生まれてこない。
弁明する場所は有ったハズで、法廷でも認めてしまったら結局
は身から出たさびのようになる。

青柳のことはよくやって捜査してくれていたと認めつつも、
彼を拘束してしまうというのも納得がいかず、マスコミに
取り上げられる為とはいえ爆発させたかったのだろうけど、
その割りにリスクが大きかった。

ドラマを見ると、ドラマの放映時間とドラマの事件シナリオに
連動した演出が施されていて、この事件は9時から始まり9時41分
に爆発させる予定だった。ちょうどドラマでもメインの時間帯
だ。(実際には最初の電話は8時30分とされている。)

ジョン・バダム監督の映画「ニック・オブ・タイム」では
90分のシナリオの中に事件発生から解決の流れを実際にタイム
キーパーが図って解決させる試みが行われているし、事件は
リアルタイムで起きているという海外ドラマ「24」シリーズの
ように、実際のドラマの中のタイマーと放映時間というものを
平行して描くというテクニックが利用されたものだった。
三分割の画面の使い方とか、時間の見せ方を見るとやはり
「24」シリーズを意識した作りか。

内容的には「ダイ・ハード3」だったり「ハンチョウ」シリーズ
や刑事ドラマではよく有る時限爆弾の為に刑事が走り回される
ものだったけどね。イノッチはこのドラマの中では若いけど
実際にはもう結構年齢いっているのだからあんまり走らせないで
あげてくれ(笑)

やはり犯人側からコンタクトが多ければ多いほどに捜査側に
有利な材料を与えていることになる。規則性が見えてくるハズ
でその規則性を見破っていくのがいつにもなく思考が冴えまく
って大活躍していたのが村瀬ということも興味深い。

しかしまぁ本当に爆弾使って2人も殺したって判決なら15年の
刑期どころじゃないと思うぞ。

■出演者

浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (9係・巡査)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (9係・巡査部長)
青柳靖 …… 吹越満 (9係・警部補)
矢沢英明 …… 田口浩正 (9係・巡査部長)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (9係・警部補)
早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (監察医)
石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)

広岡巧 …… 新貝文規 (監察医)
垣内妙子 …… 遠藤久美子 (歌手)
柴崎直道 …… 清水章吾 (刑事部長)

松野博 …… 中西良太 (15年前に恐喝、殺人の冤罪)
本城 …… 木村栄 (本郷にある暴力団”本城組”)
久世剛 …… 古野陽大 (足立区在住、携帯)
川崎寛 …… (大学生、ネットで爆弾サイトアクセス)
喜屋武まりん …… 大森つばさ (ネットカフェ、”電遊空間”)
加藤副総監 …… (15年前本郷署、署長)
捜査員 …… 松本勝

平井真軌、井上雄太、荒川浩平

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