警視庁捜査一課9係 12 第4話 自殺か他殺か君には分かるのか!?

警視庁捜査一課9係 12
(2017年7月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本:深沢正樹(1)(2)、岡崎由紀子、真部千晶、瀧川晃代(3)、
徳永富彦、ハセベバクシンオー(4)、保正和之、岩瀬晶子
監督:杉村六郎(1)(2)、新村良二、長谷川康(3)、田村孝蔵、細川光信
吉田啓一郎
ゼネナルプロデューサー:松本基弘
プロデューサー:神田エミイ亜希子、金丸哲也
音楽:吉川清之
主題歌:V6「COLORS」

http://www.tv-asahi.co.jp/9gakari_12/

第4話 ねらわれた監察医

【ストーリー】

真澄は運ばれて来た遺体の検死解剖をする。するとお腹を切った
後にすぐに助手の広岡に外に出なさいというと、真澄はその室内
で倒れる。防護マスクをしたものが急いで真澄を救出しそして
検視官室の中にある危険物質を調べる。

青柳と矢沢がやってくる。直樹は遺体から有害な物質が発生した
みたいだと語る。無是は一刻も早く原因を特定して処置しない
と不味いという。黛がやってくると、あれが問題の遺体なのか
として協力してくれることになる。

遺体は今朝5時37分。浜凪埠頭で倒れている所を港湾警備員が発見。
その後死亡が確認されたという。被害者は柳沢栄治(36歳)。ゼネラル
サイバー社繁務だという村瀬。現場に争った形跡はなく、被害者以外
の足跡もなかったとのこと。どこか別の場所で殺され埠頭近くで遺棄
されたのだろうと。
直樹は毒物はコルセリンだと判明したという。神経に作用する
毒物で産業利用されていて燃料電池の触媒として期待されていたが
危険な物質なので大手が手を引き、今はわずかなメーカーと大学の
研究室だけが扱うものだという。大田区の町工場で盗難届が出ている
とのこと。遺棄現場の近くだなというと青柳と矢沢は真っ先に出て行
く。志保と村瀬は被害者の関係先を当たるので直樹は検視している
遺体から何か分かったか調べてくれという主任。

■サンシャインテクノロジー社 / (コルセリンが盗まれた会社)
今朝この保管庫がこじ開けられていたという。ホシは裏口から
出入りし防犯カメラも切断されていた。大沢社長は古川和夫が
担当していたが元々コルセリンはうちもやっていないのだという。
古川一人がこだわっていただけだと。犯人は保管場所を知っていた
ので内部に詳しい人物だという。
栗田弘美に古川について話を聞く。実家の食堂に古川さんがよく来て
くれていたという。無愛想な人だが今やっている仕事がうまくいって
いないせいだろうと。コルセリンを使った燃料電池の開発は前の社長
の悲願だったという。5年前に一度この工場は倒産していて経営者が
変わっているのだという。当時は今の社長も実用化に色気を出してい


という。しかし大手が手を引いて古川もやる気がなくなってしまった
とのこと。最近古川に変わったことはなかったかと問うと”生き甲斐


見つけた”と言っていたという。

■ゼネラルサイバー社 / 被害者の柳沢が勤務
社長の杉山隆正は詳しい話は秘書の富田一郎に聞いてくれという。
柳沢は経理課長だったとのこと。近々新興市場に上場する予定があり
財務面は上場に重要なのに・・と。柳沢にトラブルは有ったのかと
問うとマジメな人だったが引き抜きの話が有ったみたいでNEXTデータ
の人と何度か有っていたとのこと。

黛によると被害者の死因は窒息死であり死後半日が経過。毒素の痕跡

から
はわずかな繊維片が検出されたという。コルセリンは死んだ後に注射


で腹部に刺したもので罠かもしれないという。気化して有毒なガス化
したコルセリンは遺体を切らないと発覚しないのだという。

■感想

今回はバランスの取れた内容だった。
黛の使い方は本来こういう使い方が一番だと思うけど、監察医
三人寄れば文殊の知恵とはならず、これまでドラマをずっと支え
てくれた日本のジミー・パーマーこと、新貝文規さん演じる
広岡の立場がなくなってしまうからなぁ。

何故素直にこのドラマでは捜査官の補充をしなかったのかが気に
なる。イノッチが主任の様な立場になるのであれば逆に一人の
新人捜査官を入れるなりした方が良いのではないかと。
勿論加納の空白をいつまでも入れたくないっていうのも分かる
んですよ。
「CSI:科学捜査班」での主任のグリッソムが辞めてしまった
時にもその空白を埋めるのをなかなか崇拝している捜査員が
それを認めるのも難しくて、オフィスを使うのさえも拒んでい
たしね。

何にしても今後も続けるのであれば捜査官の補充・直樹の相棒
を何処からか連れて来るべき。黛を使うのであれば
「ボディ・オブ・プルーフ」の医療捜査官的立場で現場の見立て
を黛にさせる為にも同行させていかないと・・。

ドラマではまさかの検死官を狙ったもの。
「NCIS」でもラボが狙われたりするけど、その経緯は正直ちょっ
と強引な恨みを持ち込んだな。

検死官/監察医への挑戦ではなく捜査官への挑戦みたいな形に
なってしまったけど、幾つもの流れで自殺か他殺かの判断を
捜査官たちに強いる流れとなった。

最初の発端は2012年6月4日に強盗に見せかけて死亡した社長の
自殺。
そして今回捜査の開始となるのは柳沢栄治の自殺に見える殺しの
ような自殺。三度目は古川和夫の自殺に見える他殺という
捜査官にとっては色々と見極めが必要となる案件。
動機もそうだし検死官としてのスキルはこれまで以上に必要と
される案件だった。

少し出来過ぎなのはやはり古川の死の真相を探った後のダイイン
グメッセージが本人によって書かれているものだったのかな。

白洲迅さんイケメンなのにがっかりな使われ方だった。

真澄先生の快気祝いなのにジャンケンに負けて電話番が真澄
先生。

■出演者

浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (9係・巡査)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (9係・巡査部長)
青柳靖 …… 吹越満 (9係・警部補)
矢沢英明 …… 田口浩正 (9係・巡査部長)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (9係・警部補)
早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (監察医)
石川倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)
神田川宗次朗 …… 里見浩太朗 (警視総監)

広岡巧 …… 新貝文規 (監察医)
黛優之介 …… 竹中直人 (世界的法医学者)

富田一郎 …… 白洲迅 (ゼネラルサイバー社・秘書)
古川和夫 …… 河西健司 (サンシャインテクロノジー社コルセリンを管理)
栗田弘美 …… 松下恵 (古川をよく知るパート)
柳沢栄治 …… 永井裕久 (36歳ゼネラルサイバー社経理課長・被害者)
杉山隆正 …… 若杉隆正 (ゼネラルサイバー社・CEO)
大沢 …… (サンシャインテクロノジー社)
加須見正彦
富田明美

山田アキラ、佐野大樹、渡辺コウジ、西澤勉
江花智之

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