警視庁いきもの係 第5話 ダジャレは程ほどに

警視庁いきもの係
(2017年7月期・フジTV・日曜22時枠)

第5話 サルを愛した容疑者…起こるはずのない殺人の真相

【ストーリー】

須藤は昔のことを覚えていない・・・記憶喪失ですよねと圭子
はみんなの前で問いかける。俺自身何が起きているのか分から
ない。医者から薦められた引退や内勤も断ってきたこと。それも
終わりだ。記憶が曖昧な以上今のままでいる訳ではいかない。
今日が最後の出勤。須藤は出勤すると弘子からは今日の仕事終わり
に予定はあるかと問われる。みんなの常連の店”もやもや”の
隣にライバル店ができたのだという。そんな気分じゃないというと
弘子は記憶のことなんて誰も気にしていないという。二出川
や弥生も須藤伝説がまた一つ出来たと語る。そして須藤が取りだ
した退職願も弘子が取り上げるとビリビリに破く。捜査出来ない
なら問題だが須藤はきちんと事件を解決していると言われる。

店でたむろしている中、須藤に電話が鳴り殺しだという。
捜一に任せておけば良いというが、遺体の第一発見者が圭子なん
だと言われる。

現場へ行くと石松が待っていた。何が有ったのかと問うと、
この家は五反田徹也の自宅だが圭子とは川崎にあるペット店の
常連仲間でリスザルについて相談があるとして一緒にいたの
だという。飼育方法について指導を受ける為に圭子は五反田の家
に行くと玄関のドアが開いていて室内には彼の恋人の車島名子
(29歳)が亡くなっていたという。後頭部への打撃。鉄アレーが
落ちていたとしまた携帯が割れていたという。それにしても
室内が暑いというとリモコンは何処に有るのかと問う。不思議と
2つのリモコンがあり室内に設置して有るのはフォルダに入って
いて、もう一つは血痕が付着して居た。五反田は五反田署につれて
いったというと須藤は大笑いする。

■感想

動物の習性を利用した思った以上に専門性の高いものが有り、
単純そうで複雑なトリック解明だった。

ただ鈍器で頭部を殴打しているのにまるで血痕が現場に流れて
いない。遺体を動かしているのであればそれだけで何かしら
動物の習性による矛盾点以上の偽装工作の矛盾点が出て来そうな
感じはする。

圭子が他人の発言に対して勘違いに受け取る様は空耳アワー
みたいで笑えるな。
また象牙に関しても密造ものだとして人間のくずだと言い張る
中、名前を使った昔の林家こぶ平時代のつまらないダジャレ
レベルの会話のやりとりは愛嬌が有って面白い。
ゴハン(リスザル名)がご飯の中に・・・なんて本当に普通に見たら
くだらない。このドラマだからこその良さが有った。

最終的には当日会って居ないのに死亡した彼女がイヤリングを
していたことを知っていたということが事件解決の大部分を
占めてしまった。

リスザルの習性が分からないので自分からケージに入るか入らない
かは正直分からない。入っても変ではないのではないかという
感じもするからね。動物ならば自分のスペースの認識すれば
飼っている動物の場合は自ら檻の中に入ることだって全然珍しい
とも思えないしね。

さていよいよ少し須藤の件では動きそうだね。
そして何故か突然「ギアマンの鐘」という団体の名前で事件で
世間を賑わせる中で逃げる様にして旅に出る鬼頭の意味する所
は何なのかな。

■出演者

須藤友三 …… 渡部篤郎 (48歳、警視庁総務課動植物管理係、警部補)
薄 圭子 …… 橋本環奈 (22歳、動植物管理係)
石松 和夫 …… 三浦翔平 (33歳、捜査一課・巡査部長)
日塔 始 …… 長谷川朝晴 (42歳、捜査一課・警部、係長)
三笠 弥生 …… 石川恋 (23歳、警察博物館受付職員)
桜井 薫 …… 清原翔 (28歳、捜査一課、巡査)
四十万 拓郎 …… 横山だいすけ (35歳、所轄、巡査)
ナオミ …… ティティ 猫
二出川 昭吉 …… でんでん (68歳、上野署の警察OB)
鬼頭 勉 …… 寺島進 (55歳、捜査一課、警視、管理官)
田丸 弘子 …… 浅野温子 (52歳、警視庁総務課・事務員)

五反田徹也 …… 鈴之助 (自販機メーカー営業)
車島名子 …… 渡辺瞳子 (徹也の彼女)
矢吹直樹 …… 本多力 (ペットショップ”チンペ”)
内海美枝 …… 早織 (アパレル業、名子と大学時代からの友人)
葛田楠文 …… 小松利昌 ((株)ごはんだ五反田、社長室長)

江戸田健司、久代萌美(アナ)