相棒16 第11話 ダメージグッズ

相棒16
(2017年10月期・TV朝日・水曜21時枠)

EXプロブューサー:桑田潔
チーププロデューサー:佐藤凉一
プロデューサー:高野渉、西平敦郎、土田真道
音楽:池頼広

http://www.tv-asahi.co.jp/aibou/

第11話 ダメージグッズ

脚本/真野勝成 監督/内片輝

【ストーリー】

・昔
4人の少女(咲、良子、麻里、亜弥)は北多摩の立ち入り禁止
区域に入っていく。

・現在・警視庁
伊丹は背中がむず痒いことを口にする。芹沢はまた
特命係が何かしているのか?とするが、伊丹は特命で有って
特命ではない感じだという。陣川公平がロンドンより帰国し
伊丹たちに挨拶に来る。
「士別れて三日なれば即ち更に刮目して相待すべし」と言う
でしょと陣川の印象が変わった姿に思わず伊丹も圧倒される。
アイツは惚れた女を殺されたんだとして、犯人を殺しかけた
のだとしてS14-12のことを回想する。同じままでは居られない
だろうと。

・特命係
陣川は右京や冠城の元にやってくる。
冠城は陣川がオールバックでしかも”スーツ”姿に驚く。
陣川が突然冠城に対して呼び捨てしたことに驚く。前は
先輩と言ってくれたのに・・すると陣川は刑事である
以上階級に従うのは当然だと真面目な顔して語る。しかし
あくまで陣川の冗談だった。角田もやってくると陣川が男前
になったと語る。少しはイギリスに行ったくらいで人間は
変わらないですよと謙遜する。警視総監賞をもらいスコット
ランドヤードで研修してきたことも有り、配属先は選り取り
見取りではないかという冠城。右京はそれより何か女性の事
で相談があると言っていなかったかと尋ねる。

・花の里
場所を変えて話をする。月本とも久しぶりの対面に喜ぶ。
暫く雑談しているとロンドンで知り合ったという岡村咲
がやってくる。陣川のことを陣川と呼び捨てする女。
二人はロンドン橋の上で知り合ったという。何処の橋なのか
と尋ねるとブラックフライヤーズブリッジだという。
咲には麻里という友達が居て自殺したこと。自殺する前に
メールが来たとしてそれを読む。

「私消えてなくなりたい」「ずっと思ってたんだ」
「悲しいことばかり起こるし幸せになんてなれっこない」
「リセットするよ」「生まれ変わったらまたあそこで遊ぼう」
「バイバイ」

右京は遺書のようだと語ると死ぬ前に送られた来た物だが、
メールなんて誰にでも打てるという咲。何が有ったのか。
麻里との関係を聞くと彼女はガキの頃からの親友だという。
冠城は咲が会話する中、彼女から大麻の匂いがするとして
吸っていないかと尋ねる。

・取り調べ室
結果は陰性だったし所持品の中にも無かったこと。
しかし何故逃げたのか?と問うと癖だという。次に何か有れば
見逃すことは出来ないと右京。そもそも何故ロンドンに行った
のかと問うと”逃げた”と語る。一年前に麻里が組関係の男に
監禁されていたので男をボコって助けて逃げたという。私も
麻里も親がろくでなしで助け合ったのだという。一年前の
トラブルと麻里の死の関係に何か関連があると思っているの
か?と問うと調べてみる事には見るという。知り合いは近くに
居るのかと問うと一人だけ偉くなっている友達はいるという。

参議院議員の成澤良子と咲は友人だった。10代の頃に
児童相談所で出会ったとし互いに似た環境で育ったこと。
彼女も年下だが15年も会っていないという。女性警察官が
咲を良子の元に連れて来ると再会に喜びハグする。

右京はブラックフライヤーズブリッジは有名な自殺の名所
である事を告げ、そこで陣川と咲が出会ったことにも気に
なっていた。

■感想

正月明けでレギュラー版相棒の第一弾。
どうも正月スペシャルが長すぎて嫌いなので、このレギュラ
ー版になると何処かホッとする。長いとドラマに集中出来ない
ところもあるんだろうけど・・

人と人の出会い・別れ・再会の流れの中には、それなりに
シンパシーが感じるものがあるのだろうが、長いこと会って
居ない人との再会が冠婚葬祭であることは珍しくないけど、
冠婚葬祭とはまさに喜びか悲しみのどちらかの再会という
ことになる。喜びでの再会なら良いけどね。

如何にも過去に何かがあることを示唆していて、どうして
そんな結びつきの強い4人が別れた人生を歩んでいるのか
今回の麻里の死を巡って探っていくことになる。

少々4人の施設の仲間たちの俳優年齢に差が有りすぎないか?
って感じがして気になった。学生時代はまだしも大人になって
から急に年齢差があるような顔ぶれって感じ。

愛する人を失う辛さ。
生育環境の悪さ故にドラッグの依存症になるものも居れば
風俗に転落する人も居る。

何処かで人生を変えたい、リセットしたいという流れは、
現在の人生に充実したものがない人は誰でも思うだろう。
自分も学生時代に考えて居た人生とはパニック障害の発症に
よって全く変わってしまい進もうとしていた人生のレール
からは一気に外れて影でひっそり暮らすような感じになって
いる。

愛する人を殺害された陣川くんと親友だった麻里が自殺した
咲。何故咲はロンドンに行くという際に麻里を連れて行かな
いのか気になるところでは有るけれど、過去の件が引き金と
なっての事件なのか、それとも自殺なのか。

ドラマでは売春の流れがミスリードとなっていたり、政治家と
なった仲間の存在や主婦として暮らしている人物など三者三様
の人生が描かれた。

誰かに止めて欲しいのに止めてくれる人がいるか居ないか
によって人生は変わってしまう。
咲も自殺しようとしていた可能性が有り、そこで陣川という
人物と出会ったことで違う目的が出来たこと。
麻里は同様に絶命することを止める人が近くに居れば別の
人生が有ったのかも知れないが、議員で友達だったかつての
仲間は複雑な心境で彼女の死を見送った。

縦の人間関係では少なくとも危ういことを止めることに
力を尽くしたのに、親友の死を止めなかったことに咲は良子
のことを刺し殺そうとする。しかしそこでも陣川が身を挺して
止める事となった。

人間の行動は間違えることが多いので誰か止める人が近く
にいるのが大事なんだろうね。ドラッグにしても援助交際
にしても一時は美味しい仕事のように見えるかも知れないが
結果的に心は傷ついている。

本当に辛い人に対してそれでも止めるべきなのか。命ほど
大切なものはないと言い切れるのか。色々と考えさせられる
ものが有ったね。

ただ正直そんなに面白いエピではなかった気がする。
ちょっとしたことが笑わそうとはしているんだけどね。

■出演者

杉下右京 …… 水谷豊 (警視庁・特命係)
冠城亘 …… 反町隆史 (4代目相棒、総務部広報課->特命係)
月本幸子 …… 鈴木杏樹 (2代目”花の里”)

伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩)
角田六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策五課)
大木長十郎 …… 志水正義 (組織犯罪対策部)
小松真琴 …… 久保田龍吉 (組織犯罪対策部)
内村完爾 …… 片桐竜次 (警視長・刑事部長)
中園照生 …… 小野了 (警視正・参事官)
青木年男 …… 浅利陽介 (サイバーセキュリティー対策本部特別捜査官)

陣川公平 …… 原田龍二 (スコットランドヤードから捜査二課)
岡村咲 …… 真野恵里菜 (ロンドンで陣川と会う)
武田麻里 …… 川村ゆきえ (飲食店勤務、北多摩で自殺、咲親友)
成澤良子 …… 岩井七世 (民自党・参議院議員)
中井亜弥 …… 葛堂里奈 (主婦、覆面の男と過去に関係・メガネ)
黒土圭司 …… 未来弥 (“ブルージー”、白いジャケット。ドラッグ)
杏奈 …… 森乃中ハルヒ (キャバ嬢、麻里の事を聞く)
佐藤春樹 …… 笠田康平 (“シュガー”、若年性認知症)
藤川夏実 ……

学生時代の咲 …… 吉越優子
学生時代の良子 …… 新嘉喜由芽
学生時代の麻里 …… 佳音
学生時代の亜弥 清水夏帆

三橋栄香、鈴木友菜、赤池高行、安山夢子

矢島さゆみ …… 黒川智花 (回想)
生木拓 …… 草野イニ (回想)

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