[新] anone 第1話 ある犯罪が出会うはずのない5人の運命を絡ませた!偽物から始まる真実愛、感動の物語

anone[あのね]
(2018年1月期・日テレ・水曜22時枠)

脚本 – 坂元裕二
演出 – 水田伸生
音楽 – 三宅一徳
プロデューサー – 次屋尚
チーフプロデューサー – 西憲彦

https://www.ntv.co.jp/anone/

第1話 ある犯罪が出会うはずのない5人の運命を絡ませた!
偽物から始まる真実愛、感動の物語

【ストーリー】

病院の待合室では主婦たちが会話していた。今日検査結果を
聞きに来たという婦人。ここの医者は悪くても名言を交えて
話してくれるので評判が良いという。
持本舵もまた検査結果を聞きに来た患者の一人だった。
医師からは余命半年だと言われる。

カレーショップ”東印度会社”を経営していた舵は、「本日を
持って閉店」と入口に貼っておく。父親の遺影に対して
ゴメン無理だった・・オレもそっちにいくと語る。

そこに客としてるい子がやってくると突然メニューにない
焼うどんを注文する。とても美味しいとして、何故メニュー
に出さないのかというと、今日で閉店することを告げる。
るい子はこんなに美味しいのに・・と。
カウンター席に座った為に二人は携帯やトイレの話などで
盛り上がる。
そしてるい子は出て行こうとするとお代は?と問う。
プライベートで作ってくれたのかと思ったという。人生の
時間は限られているとし有意義なことに使うべきだったと
いう。有意義なこととは何か?と問われ舵は、それが分かれば
有意義に過ごせるのだろうと語る。最後にあなたのような
綺麗な人にご馳走出来て良かったと語る。席を外した間
るい子はこの店の状況や病気のことを知る。
するとるい子はこの店の照明が明るくないかと語ると、
何だったら付き合いますよとし、私も死に場所を探していた
という。

林印刷所の二階で寝ていた亜乃音は起きて二階から降りる階段
で指輪を落としてしまう。拾う為に床を探していると不自然に
動く床があった。中を見るとなんとそこには大金が隠されて
いることが判明する。

近所からの苦情でアパートの一室の掃除をすることになる
遺品整理”NEXT”の会社。ボスの山木はハルカやニコラスに
対し手60代の男性・死後1ヶ月だと語る。彼らは重装備して
清掃作業に取りかかる。
山木は昼食代と称して1万円の給料から天引きする。
しかしそんな彼からハルカはニコラスの為に契約の金全額を
取り返す。
仕事が終わると彼女はスケボーを滑らせ、ネットカフェに
戻る。するとそこには彼女と同じような女性・笠木有紗や
網島美空の姿が有った。一晩1200円のネットカフェに住んで
一年が経過。2人ともここで知り合ったという。お互いをよく
知っていて友達とは少し違うが長い間パジャマを着ていない
という。
ハルカはカノンと携帯でchatする。
カノンは病院に入院している人物で、今日会ったことを
話していた。カノンがハルカの話の中で楽しみにしていた
のは、あのお婆ちゃんの話だという。ハルカが8歳から12歳
まで住んでいた魔法の世界の様な”ためがい学舎”のことだ
った。

■感想

うーん、坂元裕二さんのドラマだしな。見ると共感したり
感じるところが多いシナリオを描いてくれる脚本家なので
見ていたけれど初回はかなり突拍子もない展開続きで面白み
に欠けた。
如何にもドラマですって感じの演出で不自然なシチュエー
ションだらけ。
ドラマはまるで80年後期の鎌田敏夫さんの映画
「いこかもどろか」
みたいな内容だった。

思い出が美化されてしまうということはよくあるのだけど、
ここまで正反対の形で記憶に刻まれているとは思わなかった。
虐待された人は別人格を作って逃避するってことはドラマで
はよくあることだよね。

柘という場所でそれぞれ別の場所から来た、それぞれの悩み
を持つものたちが集まっていた。
その中心にいたのは田中裕子さん演じた亜乃音が持っていた
大金。印刷工場に住んでいたので如何にも偽札だなと思って
いたけどね。

これだけ一緒に暮らしたものたちの間でも金が関わると
目の色を変えてしまうものがある。人は何を一番大切なもの
としていくのか。

まるで過去の更生施設はイシグロ・カズオワールドにスライド
していくのかと思わせるところだった。

魔法の世界の空想をしているシーンでは一瞬ドラマ「ゴーイ
ング マイ ホーム」
を彷彿とさせたけど、そういう明るさは
今のところ無い。

風見鶏が現実を知らしめてくれる。
一瞬にして魔法が解けて現実に戻った瞬間。
何故ハズレだと呼ばれていたのか。
弟が事故死して両親は後追いし孤児となったハルカの心の傷
は計り知れない。そんな彼女は死に敏感なのに遺体の部屋
を掃除する仕事に就いていたりする。

名言がどうとか言っていたけど、坂元裕二さんはそういう
セリフの多い方なので自らのドラマを突っ込んでいるような
印象もあるが・・

上に書いたものにも被るがこんな世の中で信じられるものは
何かという所に最終的には帰着していくのかな。
カノンの存在はハルカにとっては大事なものとなっていきそう
だ。しかしそれ以外のメンバーとどうやって絡んでいくのか
が気になる。

■出演者

辻沢 ハリカ …… 広瀬すず (19歳、遺品整理”NEXT”アルバイト)
青羽 るい子 …… 小林聡美 (50歳、元商社勤務、放火5年服役)
持本 舵 …… 阿部サダヲ (45歳、カレーショップ”東印度会社”店主)
中世古 理市 …… 瑛太 (35歳)
花房 万平 …… 火野正平 (65歳、法律事務所所長)
林田 亜乃音 …… 田中裕子 (62歳、法律事務所事務員)

紙野 彦星 …… 清水尋也 (“カノンさん”、元更生施設”ためがい学舎”)
笠木 有紗 …… 碓井玲菜 (19歳、前歯が1本欠けている)
網島 美空 …… 北村優衣 (19歳、留学したい、ストレート髪)
林田 京介 …… 木場勝己 (亜乃音の亡くなった夫)

幼少期のハリカ …… 大迫莉榎

為貝 真砂子 …… 倍賞美津子 (ハリカの祖母、”ためがい学舎”)
ゴーレム …… 長江英和 (“ためがい学舎”職員)
風見鶏 …… 石田圭祐 (“ためがい学舎”)
山木 …… 山口森広 (ハリカのアルバイト先の上司、セコイ)
ニコラス …… カズアラガオ (ブラジル出身のハリカのアルバイト同僚)
宮部 …… 木戸大聖 (ハリカのアルバイト同僚)
医師 …… 木村靖司 (舵に余命半年と宣告)
曽根 …… 森谷勇太 (トイプードルのココア探しの男性)
長田 …… 杉村暁 (トイプードルのココア探しの女性)
田嶋 …… 下前祐貴 (ネットカフェ店員)

申相裕、笠松基生、小久保丈二、長田拓郎
永田利枝、佐々木史帆、高橋陽子、岡本恵美、小飯塚貴世江
真下有紀、久松龍一、谷口恵太、中川ひろあき、吉澤実里
伊佐美紀、川﨑湛晴、山口星空

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