BG ～身辺警護人～
(2018年1月期・テレ朝・木曜21時枠)
脚本 – 井上由美子
音楽 – 高見優
ゼネラルプロデューサー – 内山聖子、三輪祐見子
プロデューサー – 川島誠史、秋山貴人、田上リサ
監督 – 常廣丈太、七高剛
http://www.tv-asahi.co.jp/bg/
第4話 女大臣が白昼の密会 禁断の3時間任務!!
【ストーリー】
愛子と坂上は国立現代美術館で村田と今関、そして章と会う。
愛子からの依頼で日ノ出警備保障に警護して欲しいとのこと。
しかし幻覚の閣僚にはSPが付いているのではないかとすると
警察のSPに気づかれずに警護して欲しいのだという。時間は
10日の土曜日。ある人に会うためにケイリントンホテルに
行くのでその警護をお願いしたいという。大臣のSPは24時間
体制なのにそんなことが可能なのか。
脅迫事件以来警備の人員は増えている為に難しいことだった。
その日は帝和病院の人間ドックに入る予定になっているので
院長とはご昵懇の関係に有る愛子に協力してもらえるとの
こと。病院からホテルまで片道1時間、そしてホテルでの
会談に1時間、戻るのに1時間の合計3時間以内に目的を果たして
戻るという。どうしてSPに内緒にするのか。対立している
派閥の長との会談なので公になれば選挙に影響されるとの
ことだった。
■感想
毎回のようにして「警備すること」の意味が対立を深めている
ところがあり、ボディガードが居る事を誇示することが
結果として犯罪を抑止するという主張が有ったかと思えば
ボディガードはあくまで影の存在だとしてキムタクと高梨
との間で対立する流れがある。
また民間のBGと公的機関のSPの違いなども改めてその違いを
提示してキムタクと落合の間で対立させるも平衡性に終わる
という流れが演出された。
高梨とキムタクとの対立関係は完全にキムタクの主張が
上回っているところが有り、
「リスクの無い仕事なんて無い」
「ボディガードの地位を上げるのではなくどれだけ裏方に
徹してクライアントの要求に応えるのか。」
ただそこから飛躍して
「僕は世の中を敵に回しても目の前のクライアントを守る
のがボディガードの仕事」だと言い退けたところは、思わせ
ぶりだけどイマイチ理解に苦しむところはある。
今回は愛子のガードだった。
これまで散々思わせぶりにしていた流れの中には、今回の
エピソードが終着点ではないだろう。
娘の結婚式を見てみたいと思う気持ちはあれど、自分の境遇
から見て政治家としての仕事の一つである法案「出産育児一
時金」に関する使い道についての是非を訴えるという流れ。
両者が対立していたら、「ボディガードは失敗したら終わり」
という主張通り、次々と脱落者が出て居なくなってしまうの
ではないか。
そして何よりも今回言及しなければならないのは、これまでの
仕事が決して無駄ではなかったというそれぞれの過去の職種が
今回のスキルに活かされた格好だったこと。この辺は上手い
演出だったのではないかな。
■出演者
島崎 章 …… 木村拓哉 (日ノ出警備保障の身辺警護課所属)
高梨 雅也 …… 斎藤工 (身辺警護課所属。元自衛隊員)
菅沼 まゆ …… 菜々緒 (身辺警護課所属。元柔道選手)
沢口 正太郎 …… 間宮祥太朗 (身辺警護課所属。就活失敗)
村田 五郎 …… 上川隆也 (身辺警護課の課長)
立原 愛子 …… 石田ゆり子 (厚生労働大臣、民事党)
落合 義明 …… 江口洋介 (警察 S・P)
氷川 修 …… 宇梶剛士 (警視庁警備部警護課係長)
清田 春孝 …… 阿部進之介 (警察 S・P 。落合の部下)
今関 重信 …… 永島敏行 (日ノ出警備保障の社長)
河野 純也 …… 満島真之介 (プロサッカー選手)
島崎 瞬 …… 田中奏生 (章の息子。中学生)
坂上 …… 桜井聖 (秘書)
太田 詩織 …… 新井恵理那 (ニュース番組のアナウンサー)
本庄 …… ジョー・ナカムラ (警察 S・P、Nシステム照会)
五十嵐 映一 …… 堀内正美 (民事党幹事長)
崎山 敬一郎 …… 中尾彬 (全医連会長)
毛利太平 …… 森田甘路 (警察 S・P、清田の代わりに愛子担当)
仁美 …… (章の元妻?)
小田切 …… (仁美の再婚相手?)
香田善太 …… (五十嵐の敵対派閥)
磯村重郎 …… (五十嵐の敵対派閥)
富川俊介 …… (新郎)
富川優衣 …… 山下永夏 (新婦、愛子が大学2年生の時に養子に)
安部賢一、山中良弘、増田雄二、高木悠暉、児玉頼信
吉野啓史、上島信彦