特捜9 (警視庁捜査一課9係続編) 第8話 無限大の殺人

特捜9 (警視庁捜査一課9係続編)
(2018年4月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本:深沢正樹(1)(2)、岡崎由紀子(4)、真部千晶(3)、瀧川晃代
(5)、徳永富彦、吉原れい(6)、青山勝(7)、山本南伊(7)、岩瀬晶子(8)
監督:杉村六郎(1)、新村良二(5)(6)、長谷川康(7)(8)、吉田啓一
(2)(3)、田村孝蔵(4)
ゼネラルプロデューサー:大川武宏
プロデューサー神田エミイ亜希子、金丸哲也、小髙史織
主題歌:V6「Crazy Rays」
音楽:吉川清之

http://www.tv-asahi.co.jp/tokusou9/

第8話 無限大の殺人

【ストーリー】

音無奈々の悲鳴で駆けつけた宅配業者の川畑彰。
どうしたのか尋ねると家主の女性が自宅プールで亡くなって
いるのを目にする。
現場にやってくる捜査員たち。
新藤亮はすぐに被害者の衣服のシミに気がつく。
被害者は水上康子(50歳)、(株)ノーニの社長夫人だった。
矢沢によると随分と儲かっている会社だという。額には
変わった傷が有る。おでこ以外にも後頭部に打撲痕がある
という。室内は荒らされていたので強盗殺人の可能性は
否定出来ないところだった。
第一発見者はハウスクリーニング業者の音無奈々(28歳)。
志保が奈々から話を聞くことに・・。
康子のことで何か変わったことはなかったか尋ねると、奥さ
は少しイライラしていたという。私は少し早くに切り上げて
帰ったという。イライラすることはよくあるが、一度は家を
出たが忘れ物があるので戻ったところあのような状況が起きて
いたとのこと。

青柳は室内に飾られていた写真を目にする。
そんな中夫の水上洋次郎(65歳)が妻の死の知らせを聞いて
急いで戻ってくる。暢気にゴルフをしていたばかりに・・と
自分を責める。携帯電話は出かける時に見あたらなかったの
でそのまま出かけたとのこと。片山浩之(50歳)は社長秘書と
して一緒に行動していた。
青柳は奈々の動きに気がつく。二階にあがっていく姿。
直樹もそれに気がついてみて居るとピアスを机に返している
ところだった。

防犯カメラは家に設置して有るが4カ所のウチ、一カ所は壊れ
ていた。夕べ気がついたこと。ケーブルが古くなったので明日
修理が来る事になっていたとのこと。

真澄の元に話を聞きに行く直樹と亮。
おでこの傷は固いもので殴打されたもの。血で固まったもの
の中に粉みたいなものが付着。鑑識に回したとのこと。後頭部
にぶつけた痕があるが死因は溺死。肺から塩素が入った水が
出て来たという。

■感想

会社の後継者争いが絡んでくるような事件。
人は誰でも自分本位の生き方をしているんだよなと感じ
させる案件だった。

しかしある意味勧善懲悪なところが有ってとても見やすい
流れ。亡くなったのは人を殺そうとした女だし、それに
手を貸そうとした秘書が犯人。その秘書は金の使い込みが
発覚する。

父親は会社を大きくする為に遮二無二走り回り、継母は
経営に関与し、息子などにも過干渉。秘書は金の使い込み、
重役は後継者争い。

結果として強欲な継母が息子の為かそれとも自分の為か
分からないが、弱みを掴んだ秘書を脅して夫と血の繋がり
のある息子を殺そうとして、失敗に終わり自分が殺される
というもの。

いつにも増してしゃれっ気のあるエピソードで、CMネタ
有り、青柳さんイジリ有りで楽しかった。
相変わらず新藤が出しゃばり過ぎて捜査情報を漏らすという
辺りも変わらないし、真澄先生も威圧感有り。

過去の事象である30年前のことまで引っ張り出して来たり、
後継者争いの構図をミスリードに使おうとしていた
流れが有る。失礼ながら団時朗さんが出て来た所が一番
上手くミスリードを誘うようなところが有った。

アリバイ偽装も腹心だからこそ出来る様なものか。

やはり今回のエピソードで”遺伝子”は無視出来ない所が有る。

粉の正体はグロリオサの花粉で凶器に付着して居たが、
これまた遺伝子が関係しており科学捜査が発達している
からこその結びつきが判明する。

そして何よりもそれぞれ一人一つずつ気になる
アイテムが用意されていてその意味を一つ一つ辿っていく
ようなことで色んな事情が分かっていく流れが有った。

■出演者

警視庁捜査一課特別捜査班

浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (特捜9・主任、元渋谷中央署刑事課主任)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (特捜9、元二子玉川署生活安全課係長)
青柳靖 …… 吹越満 (特捜9、元警視庁資材課)
矢沢英明 …… 田口浩正 (特捜9、杉並南署総務課主任)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (特捜9、元東中野署刑事課係長)
早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (監察医)
新藤亮 …… 山田裕貴 (特捜9、元新宿中央署)
宗方朔太郎 …… 寺尾聰 (特捜9・班長、元警視庁人事課)
浅輪倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)
神田川宗次朗 …… 里見浩太朗 (警視総監)
佐久間朗 …… 宮近海斗 (鑑識)
広岡巧 …… 新貝文規 (鑑識)
桜庭琴美 …… 庄野凛 (朔太郎と一緒の娘)

水上洋次郎 …… 団時朗 (65歳、”ノーニ社”社長)
水上康子 …… 舟木幸 (50歳、洋次郎の後妻、元”ノーニ社”経理部)
片山浩之 …… 佐伯新 (50歳、洋次郎の秘書”ノーニ社”)
和田幸太 …… 出合正幸 (30歳、ホームクリーニング”IN&ON”社長)
水上翔 …… 森岡龍 (30歳、”ノーニ社”営業部部長)
音無奈々 …… 岡村いずみ (28歳、ホームクリーニング”IN&ON”)
三沢義孝 …… 津村和幸 (専務)
神崎裕紀 …… 恩田隆一 (ホームクリーニング”IN&ON”)
和田君代 …… 奏谷ひろみ (30年前大田区池上で小料理店)
広田伸夫 …… 福本伸一 (GENOME ANALYSIS、猪狩に世話になった)
川畑彰 …… 園山敬介 (あいばわ急便)
“ノーニ社”秘書 …… 田口寛子
ゴルフ場の従業員 …… 羽村純子
佐々木 …… (カナカデパートの部長)

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