特捜9 (警視庁捜査一課9係続編) 第9話 連続殺人犯X

特捜9 (警視庁捜査一課9係続編)
(2018年4月期・テレ朝・水曜21時枠)

脚本:深沢正樹(1)(2)、岡崎由紀子(4)、真部千晶(3)、瀧川晃代(5)、徳永富彦(9)、吉原れい(6)、青山勝(7)、山本南伊(7)、岩瀬晶子(8)
監督:杉村六郎(1)、新村良二(5)(6)、長谷川康(7)(8)、吉田啓一(2)(3)、田村孝蔵(4)、細川光信(9)
ゼネラルプロデューサー:大川武宏
プロデューサー神田エミイ亜希子、金丸哲也、小髙史織
主題歌:V6「Crazy Rays」
音楽:吉川清之

http://www.tv-asahi.co.jp/tokusou9/

第9話 連続殺人犯X

【ストーリー】

●九係

新藤は所轄から転属して最近悩み始めていた。5月も過ぎた
のにここに居て良いのか?手本になる人は居るのか・・。

・青柳は乱暴な言葉遣いが親しみだと勘違いしている。
・矢沢はアホ(青柳)の暴投を受ける永遠のキャッチャー。
・志保は寛容な人柄・・しかし実はそんなに寛容ではない
・村瀬はキャリア志向も過去の人。今や開き直っている
・直樹は直属の上司。主任なのにお茶を買いに行かされて
喜んでいる。この人が昔のメンバーを集めさせた。情に
流されて本質を見失うタイプ。
・宗方、巡査部長なのに主任なんて・・

長く居てもキャリアのプラスにならない。この状況を抜けだ
さないと・・

そんな中事件の知らせが入る。

●事件発生現場/板橋区・板橋

荒川区在住の八木智子(75歳)が亡くなった状態で発見される。
頭部に打撲痕を負い、死因は頭を強く打ったことによる
急性頭蓋内出血。
強盗の線が有るかを問うが、財布の金は手つかず。物盗りの
線は無さそう。直樹は口が膨らんでいるのを見つけて鑑識に
診てもらう。すると口の中に警察のバッヂが入っていた。
腕には「手の傷」があるのを見て「またアイツか」と語るの
は板橋南警察署の見村岳・係長だった。

●捜査会議 / 所轄の板橋南警察署

現場は板橋南4丁目の高架下。口の中からバッジの模造品。
署長の佐野真一郎によると犯人は1年前から管内で犯行が
続いていると語る。”連続殺人犯X”だという。

過去の事件を見ると

1) H29/5/24 南5丁目の路地裏で発見された。銃で撃たれる
町田市在住・上野哲也(44歳) / 清掃員
2) H29/12/22 南2丁目の飲食店裏で発見された。絞殺される。
太田市在住・加藤仁美(21歳) / 慶徳大3年生

そして今回の事件が発生していた。連続事件だとされたのは
【口の中に警察バッジ】があり、
【手首に死後ナイフでつけたような傷跡】
そして【南署管内に遺体が遺棄されている】こと
だった。

直樹たちはこの事件捜査に加わるのは初めてなので、現状
分かっている情報を求める。特に犯人像。
しかし見村は失礼にも資料を読んでくれという対応のみ。

●署長室

佐野署長がそのことに謝罪する。
実は前回本部から来た管理官は初動捜査として被害者の
関係者捜査から行うのが基本だとして命じた。
それは明かな連続犯だという見村は犯人追跡に人員を割いて
欲しいと語る。しかしイレギュラーな事をして逮捕を見逃した
となれば責任問題になるとして、いつも通りの基本手順を
守るよう命じた結果、結局その作戦は裏目に出て犯人を
取り逃していた。
そんな佐野の事を見て村瀬は気がつく。
佐野はかつて【明稜大学殺傷事件】を解決された警部補
であること。その功績により警視に昇格。今は署長として
就任されていた。その結果検挙率が上がりこの5年は事件を
一ヶ月内に解決していた。
捜査資料を手渡され、特捜9に捜査協力を求めてくる。

■感想

このドラマとしては面白い切り込み型のエピソード。
常に思い込みと見切り発車で周りの人に迷惑をかけてしまう
新藤亮のナレーションベースで始まる。
彼の目から見た先輩刑事たちの姿。
語り口から見ると、どう考えても彼は特捜9の先輩達には
将来性無き優秀さの欠片が無いような視線を送り、新藤自身
が彼らに対して何らリスペクトしていないことが分かる。
勿論彼の指摘が的確であってもだ。この人たちのオン/オフ
の使い方がまだ分かっていない。

しかし今回のメインはあくまで新藤であり、それを裏から
先輩達が引き立てている。
直樹は捜査を通して被害者の気持ちに立っていないことを
新藤に語る。本気で寄り添わないといけない。

今回の案件を見ると全て板橋南署管内で起きている事と、
カメラの場所を熟知していることや最初の事件で銃が使用
されているから見ても警察関係者、セキュリティ関係者だと
容易に推測される。
証拠から見て警察に恨みを持つ犯人像である事をプロファイ
ルするが、被害者たちと警察の間に何の繋がりがあるのか
まるで分からない。ただ所轄の人物はキャリア組に恨みを
持つという警察官が刑事を恨んでいるという構図である。

宗方は佐野警視の事を警察学校時代から切れ者だとされていた。
ノンキャリ故に出世出来ないでいるという話からすると、
自ずと犯人が見えてきそうな気がしてその辺は残念。
最初の10分で大体のシナリオが見えてしまう。

新藤に接触する佐野。
興味深いことにその佐野は新藤の父である将吾が世田谷南署
に勤務していたことを知っている。
そんな親近感を覚えるような佐野の部下への接し方は新藤の
心を鷲づかみにする。しかし視聴者の多くは彼が佐野に
接触して捜査状況を話す度に特捜9の状況が不利な方向に向かう
のではないかとヒヤヒヤしたのではないか。

警視庁と所轄の対立の構図というのは分かるけれど、所轄の
面々がここまで警視庁の人間に悪態をつくというのも無理がある。
連続殺人事件として認定されれば警視庁の人間が主導して捜査は
行われるものではないか。

■犯人像

・3件の事件はカメラに写っていない。カメラの場所を熟知して
いる人物である。

・3ヶ所の現場のゲソ痕でどの現場にも残されていたものは
一つ。サイズ26cmで板橋で販売される靴。

・クツのサイズから身長は170cm前後。趣味から見て若者。

・被害者の口から警察バッジが見付かっている。警察官、
板橋南警察署などに恨みを持つ人物。

・傷跡は生活反応から見て死後に遺体を損壊したもの。

・被害者の性別・年齢層が全て違う。あらゆる殺人を試したい
ものなのか。

・自己顕示欲が強い猟奇的性格。

■捜査

・青柳と矢沢

最初の事件捜査を担当。
被害者は町田市在住・上野哲也(44歳) / 清掃員

・撃たれた場所を見に行く。
上野と銃の関係は何か。調べると上野は警察学校を辞めてい
る。
実家の町田にいくと売り物件になっていた。
5年前に母親が亡くなっていることも有る。

近所の人に聞き込みするとあの日はパーンという大きな音を
きいている。破裂音を聞いた人は複数人居る。

・帝都龍丸会「塚源組」がある。
本家の龍丸会とは揉めている為に青柳は構成員の大橋や山原
にはじかれたのではないかと。
本部からは「大達組」に気をつけろと言われていた。
板橋を仕切っている組織。

・帝都龍丸会「大達組」に行く。
組長に話しに聞きに行く。

・志保と村瀬

二番目の事件捜査を担当。
被害者は太田市在住・加藤仁美(21歳) / 慶徳大3年生

・監察医の真澄から情報を得る。
頸部圧迫による窒息死。上から腕を押さえつけられている。
左足だけに強い死斑。死体発見時による姿勢。

・遺体発見現場を見に行く。
ゴミ箱の中身が不自然。上半分と下半分はそれぞれ燃える
ビミと燃えないゴミで分かれている。意図してゴミを満杯に
して遺棄したこと。

・加藤家を訪問。
父 : 仁志 母 : 由紀江
子供 : 仁美、聡志、正志

・インターンシップ/Blossom Agency
藤井正巳から聞き込み。卒業後にここに就職する予定だった。
山中ひろみからの情報で被害者はストーカー被害を受けていた。

・直樹と新藤

三番目の事件捜査を担当。
被害者は荒川区・南千住在住の八木智子(75歳)

年金暮らし、身寄り無し。家賃28000円。
交友関係に繋がるものを探す。
室内から遺灰を入れる壺から封筒。自分の葬式代を用意して
いる。
折り紙・だまし船
板橋の神社にお参りに行っていた。鶴富神社(現場から2km)。
健康祈願。
杖を突いていた人物が何度も通える状況にない。

・宗方朔太郎

加藤仁美のストーカー被害の写真を見て池袋ではないかと
語ったのは宗方だった。

■捜査・中盤

写真が撮影された場所を特定していく。
一枚はその角度から見てTWO-WAYというラブホテルからのもの。
部屋を借りた人物を尋ねるも、半年前の事なので覚えていない。

度々池袋に来ていたのはなぜか。

・凶器が発見される

所轄の警察官が凶器を見つける。
犯人に繋がるものが見付かった。
公園の溝から刃渡り15cmのサバイバルナイフ。
全ての被害者のDNAが検出。
しかしこれが署長の指示だか勘で凶器が見付かる

・ヤクザ、ストーカー、拳銃、警察関係者

捜査が少々に詰まって来た頃、いよいよ新藤がウザくて
たまらなくなる。私はこのドラマに彼が入ってからこのキャラ
は必要なのかとばかり感じているが、その反面、宗方朔太郎
のポジションにいる人物も捜査はしているように見えない。
しかし必要だと感じさせるのは肝心の際に行き詰まっていた
その道を打開するだけのスキルがあるからだ。

「男の中の7人の悪魔 (久保啓介)」という書籍の話をする。
アメリカの連続殺人の本。
一人の犯人像に見えない。

・誘導

新藤は署長に連続殺人犯Xのアジトを見つけたことを報告。
明日捕まえるという情報を流す。
一人で来た署長に違和感を覚えるが実は彼を試す行動だった。

■クローズド

第一の事件は暴力団の抗争が関係する。
若い衆が組長を殺しに行った所を上野が見つけて声をかける。

第二の事件はストーキングされていた。
ストーカーの正体は面識がある人物が90%。
ストーカーというよりも強姦魔という感じがするけど。

第三の事件、文化住宅に住んでいた人物。
管理している不動産会社の自社物件だが大型開発の話が
有って取り壊しが決まる。不動産会社の男が八木の家に入る
のを少年が見ていた。

全ての事件は異なる場所・異なる人物によって殺害され
板橋管内に運ばれている。もう一度殺害させる為に・・

ヤクザと警察の繋がり。
法医学の知識が必要で、龍丸会を通して第二、第三の事件
の隠蔽を手伝うことになる。
架空の連続殺人犯X。それを偽装工作してものがいる。

佐野が連続殺人犯X。

皮肉にも合同捜査を結びつけたのは佐野ということになって
しまった。
ノンキャリアという事だけで不条理なことを強いられ心の隙間
に近づいた暴力団。

被害者全員には善良に生きようとしていた人だという事が
判明。佐野以上に不条理な人生を送っている人はいる。

■出演者

警視庁捜査一課特別捜査班

浅輪直樹 …… 井ノ原快彦 (特捜9・主任、元渋谷中央署刑事課主任)
小宮山志保 …… 羽田美智子 (特捜9、元二子玉川署生活安全課係長)
青柳靖 …… 吹越満 (特捜9、元警視庁資材課)
矢沢英明 …… 田口浩正 (特捜9、杉並南署総務課主任)
村瀬健吾 …… 津田寛治 (特捜9、元東中野署刑事課係長)
早瀬川真澄 …… 原沙知絵 (監察医)
新藤亮 …… 山田裕貴 (特捜9、元新宿中央署)
宗方朔太郎 …… 寺尾聰 (特捜9・班長、元警視庁人事課)
浅輪倫子 …… 中越典子 (パティシエ、直樹の彼女)
神田川宗次朗 …… 里見浩太朗 (警視総監)
佐久間朗 …… 宮近海斗 (鑑識)
広岡巧 …… 新貝文規 (鑑識)
桜庭琴美 …… 庄野凛 (朔太郎と一緒の娘)

佐野真一郎 …… 伊藤洋三郎 (板橋南警察署 署長)
見村岳 …… 笠兼三 (板橋南警察署 刑事)
丸川徹 …… 江良潤 (暴力団「大達組」組長)
小田晃一 …… 外川貴博 (暴力団「大達組」構成員)
大橋剛 …… 中松俊哉 (暴力団「塚源組」構成員、メガネ)
加藤仁美 …… 三輪晴香 (21歳、慶徳大学3年生・2人目の被害者)
上野哲也 …… 徳秀樹 (44歳、元警察学校学生・1人目の被害者)
八木智子 …… 今本洋子 (75歳、文化住宅に住む高齢者・3人目の被害者)
警視庁管理官 …… 森永徹
長江伸二 …… 国枝量平 (今本が住む文化住宅の不動産会社)
新藤将吾 …… (世田谷南署、亮の父親)
加藤仁志 …… (仁美の父)
加藤由紀江 …… 澤純子 (仁美の母)
加藤聡志 …… (仁美の兄弟)
加藤正志 …… (仁美の兄弟)
藤井正巳 …… 窪寺昭 (Blossom Agency)
山中ひろみ …… 咲谷ゆい (Blossom Agency、仁美の親友)
ホテルTwowayスタッフ …… 松宮かんな
山原真司 …… 銭本邑人 (帝都、龍丸会”塚原組”、ヒゲ)
ちゃんこ …… ちゃんこ (龍丸会”大達組”)
江川大輝 …… 加藤瑛斗 (八木智子の隣人の鍵っ子)
世田谷南署刑事 …… 田中瑛祐
町田市の住民 …… 松本海希

野口雅弘、松澤仁晶、金井俊太郎、濱仲太、渡辺利江子

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