健康で文化的な最低限度の生活 第4話 シングルマザーの孤独…チームで救え!

健康で文化的な最低限度の生活
(2018年7月期・フジTV・火曜21時枠)

原作 – 柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活』
脚本 – 矢島弘一、岸本鮎佳
音楽 – fox capture plan
主題歌 – AAA「Tomorrow」
オープニング曲 – 安田レイ
演出 – 本橋圭太、小野浩司
プロデュース – 米田孝、遠田孝一、本郷達也、木曽貴美子

第4話 シングルマザーの孤独…チームで救え!

【ストーリー】

阿久沢は離婚した妻・節子の闘病生活と死を娘の麻里からの
手紙で知りショックを受ける。青柳はそんな阿久沢の事情は
知らずただ働きたくないだけかと思い注意する。
七条のことを仕事の終わりに食事に誘うえみる。
えみるは先ほどやってきた七条担当の岩佐朋美の様子がおか
しいことを相談しようとしていた。ストレスを子供の咲ちゃん
にぶつけてはいないかどうか。しかし七条の目には岩佐は
自分をコントロール出来る人だとして、ウチも母子家庭だった
ので分かるという。
そんな中食事していた所、お皿を割って青柳に怒鳴られる
阿久沢の姿を目にする。円さんは口は悪いけど優しい人だと
するが・・

京極は相変わらず【稼働年齢層】の実体把握の徹底調査の
実施を職員に求める。区の財政が苦しい中生活保護だけが
右肩上がりになっていること。石橋と英里佳は要するに
働かせろというのだろうと。就労指導だと。

それぞれの職員は窓口に相談にやってくるものたちに就労
指導を手引きするがなかなか上手く行かない。後藤が担当
していたケースでは全滅。就労できるのにしない人には
生活保護の停廃止に合うことも有る。どうやったら就労に
繋がるかみんな頭を抱える。

東区生活課の七条は岩佐ら電話し就職面接はどうだったか
を尋ねると彼女は上手くいったので2、3ヶ月で保護を抜けられ
そうだと語る。七条は喜ぶが暴力が原因で離婚しているので
そんなすぐに働ける状態なのかと疑問視する職員たち。
妹の百合子さんが近くに居るから・・と。

岩佐は聡子と喫茶店で会話する。
聡子は子供が6歳だと仕事探しも大変でしょとしそれでも
保育園はシングルマザーを優先して預かってくれる事情も
有ってラッキーだと語る。私は忙しくてランチもろくに出来
ないという。

・ひなの保育園
福田先生から咲ちゃんを引き取りに行く朋美。咲の靴の大きさ
が小さくなったみたいなので出来ればサイズに合う靴を
用意してあげてほしいと言われる。

■感想

6歳でも保育園なんだっけ?
半田の意外な一面・・というか井浦新さんの一面が見られた
ところは面白かったかな。

鬱病の患者に頑張れという言葉は禁句だとされる。
頑張っている人に頑張れとは何事だとして、これ以上追い
込む言葉は人を絶望させるものだから使わないように自制
させられることもある。頑張れという言葉は自分は素晴ら
しい言葉だと思っているが、人を励ますことも有れば、時に
ナイフのような切れ味の鋭い言葉となって傷つけることが
あるようだ。

まさにケースワーカーとしてはケースバイケースでこの言葉
をかけるべきタイミングを見計れることのスキルを養って
行かねばならないと思う。

自分の経験が他人の事情に該当するとは限らないという事を
前提に立つ必要はある。

ただでさえ就職を見つけるのが難しい世の中で生活保護受給
者がそう簡単に仕事が見つかることはまずない。

このドラマのケースを見ていると子供を作ることへの違和感
みたいなものを感じるのではないか。

色んな人の立場を見回してみることが大切だ。
財政問題が逼迫しているという京極の言葉も事実だろう。
社会福祉だけで日本の財政は国債発行額の多くを捻出させて
いる。

大抵生活保護受給者を本当に必要としている者は病気を
抱えている事が多い様に思う。そんな病気が何かを専門家と
連携して今後の復帰計画に関わっていければ良いけどね。

七条竜一役の山田裕貴くんは「特捜9」でも全く同じような
役割を持っていた。自分が出来たから他人も出来ると
思い込んでしまうキャラクターである。
勿論甘やかせ過ぎることが良くないことも分かるが、絶望を
与えない程度に復帰させる為の道筋を立てられるのか否か。
あまりギリギリの所で戦っている感じがしないのが少々残念
な感じがする。

何だか阿久沢の方で物語が広がりそうだね。
この辺は楽しみだ。

■出演者

東京都東区役所生活課

義経えみる …… 吉岡里帆 (22歳、新人ケースワーカー)
半田明伸 …… 井浦新 (45歳、先輩ケースワーカー)
栗橋千奈 …… 川栄李奈 (22歳、福祉専門職のケースワーカー)
七条竜一 …… 山田裕貴 (22歳、一般職のケースワーカー母子家庭)
後藤大門 …… 小園凌央 (22歳、一般職のケースワーカー)
桃浜都 …… 水上京香 (22歳、一般職のケースワーカー)
石橋五郎 …… 内場勝則 (50歳、先輩ケースワーカー)
京極大輝 …… 田中圭 (35歳、生活課係長)
南英里佳 …… 安座間美優 (一般職のケースワーカー)
向井里香 …… 谷まりあ (一般職のケースワーカー)
山岸彩 …… 鈴木アメリ (面接相談員)
青柳円 …… 徳永えり (35歳、定食屋”アオヤギ”店主)
阿久沢正男 …… 遠藤憲一 (53歳、元印刷業、生活保護受給者)
幼少期のえみる …… 古山椛葉 (両親と映画館へ)

あじの純、尾形美香、駒水健、重田裕友樹、藤沢大輔
石田夕理、小川ガオ、佐伯晃、城美うら、真木恵未
岩崎香織、小池まり、佐藤達也、瀬戸葉介、水城ゆう
野田貴之

丸山ハルカ …… 永岡心花 (幸子の孫。小学4年生・1話)
丸山幸子 …… 小野和子 (75歳、生活保護受給者。認知症の疑い)
岩佐朋美 …… 安達祐実 (生活保護受給者、夫のDVが原因で離婚)
岩佐咲 …… 吉澤梨里花 (6歳、朋美の娘)
岩佐百合子 …… 清水葉月 (朋美の妹)
七条玲子 …… 山下容莉枝 (竜一の母)
精神科医師 …… 桜井聖 (“さえきメンタルクリニック”心療内科医)
聡子 …… 井上依吏子 (岩佐の飲み仲間)
福田 …… 福田ゆみ (ひなの保育園の保育士)
片岡麻里 …… 阿部純子 (阿久沢の娘・24歳)
片岡節子 …… (阿久沢の元妻・離婚・死去)

水野透、谷戸亮太

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