僕らは奇跡でできている 第3話 少年を動物園に連れサル!?

僕らは奇跡でできている
(2018年10月期・フジTV・火曜21時枠)

第3話 少年を動物園に連れサル!?

【ストーリー】

・回想シーン
小学生の頃一輝は教師から”グリーングリーン”の曲をクラスで
歌う。しかし一輝は歌いたくは無かった。ジィちゃんは
一輝が歌いたいときに歌えば良いと語る。歌詞には父親と語り
合う子供の歌詞が出て来た為にどうしても歌うことが出来なか
った。

・現在
一輝は大学が「動物園の虎」についての生態学を教える。
週に一度は虎を別の檻に移してその変わりにヤギをその檻に
入れる。すると虎は獣の気配を感じて捜そうとする。探索行為
は生きて行く上で重要。動物園の動物は栄養も状態も良く
動物医も居るので野生の動物よりも2、3倍は長く生きる。
ただ長く生き延びるのではなく動物本来の感覚を使い生活に
活気を出す。豊かな暮らし・・豊さとは何か。動物からは色ん
な発見が有るという。

授業が終わるといつもと違いすぐに教室から出て行く。
生徒ら4人はおかしくないかと語る。

職員室で、聡は一輝にどうしたのか?と尋ねる。
ボスが変わりそうなんだとし7年ぶりにだという。鮫島教授に
聞いたのか?と問うと下柳さんに聞いたんだという。
聡に対して鮫島は論文を読んだとしよく出来ていると語る。
聡は鮫島に学部長になってどのくらいかと尋ねると7年くらい
だという。長く居すぎたなとしてもっと楽したいという。
俺が楽出来るかどうかは聡にかかっているという。

■感想

ACLの鹿島vs水原のみて居たから感想を書くのが遅れてしま
った。一昨日見たドラマなので微妙に忘れている(笑)

段々とこのドラマも主張したいことがまとまってきた感じ
も受けるし、それぞれの人物が一輝に引き込まれるように
してドラマが回っていく様子が面白く描かれている。
一輝にしてみれば周りのことは気にして生きて居ない訳だ
けど、好きな事を好きなようにやらせるという自分の信念
にも似たようなことを教えることによって才能を伸ばせるか
どうかを主張している。

自分のことばかり見て、大切な人のことを見失ってはいない
か。他人を好きになるのには、まずは自分の事を好きになら
なければならないようなことは良く言われるけれど、自分を
知る事で自分に何が出来るのかという社会に於ける立場を
計れるというところもあるのだろう。

一輝も自主性を引き出す為に色々と用意してあげたりするが
必要以上には教えることもない。
道具を与えてそれをどのように使うのかはその人となりの
自由であり才能や個性にも繋がる。

ただ自由に生きるということは実に難しいことだ。

このドラマでは「それどころではない」という状況を用意
してそれぞれの反応を人間観察のようにして試していた。

2人乗りのボートに乗っていて2人のものが溺れていた際に
どちらを助けるのか。その選択肢にはそれぞれの答えが用意
されていて正解はない。時に自分を犠牲にして二人を助ける
という答えだってあるのだからね。

一輝とにっては大事な場面を見られるチャンスかも知れない。
しかし一緒に来た虹一は約束の時間に現れずみんなが心配
している。時間という概念は一輝にとっては苦手な要素で
はないのか。
勿論虹一を一人にしたという大人の責任も見過ごせない所
があるしこの考えが通じるのは日本だけかも知れない。

生徒たちの間でも密かに一輝の良さを知ると同時に視聴者の
中にも一輝の良さというものを感じてきた人も多いのでは
ないか。
これが大学でやる授業かと言われるとまた辛いけど、
大学は教員免許が必要な訳でもないし、好きなように出来る
分だけ一輝には向いた職場ではないかな。

■出演者

相河一輝 …… 高橋一生 (35歳、“動物行動学”)
水本育実 …… 榮倉奈々 (歯科クリニックの院長)
樫野木 聡 …… 要潤 (准教授)
沼袋順平 …… 児嶋一哉 (アリを専門同僚講師)
新庄龍太郎 …… 西畑大吾 (群馬県から上京した大学生)
青山琴音 …… 矢作穂香 (大学生、ファッション)
尾崎桜 …… 北香那 (大学生、めがね)
須田巧 …… 広田亮平 (大学生、)
丹沢あかり …… トリンドル玲奈 (歯科衛生士)
相河義高 …… 田中泯 (一輝の祖父であり陶芸家)
熊野久志 …… 阿南健治 (大学の事務長)
山田妙子 …… 戸田恵子 (家政婦、15歳の時から)
鮫島瞬 …… 小林薫 (大学教授)

宮本涼子 …… 松本若菜 (母)
宮本虹一 …… 川口和空 (息子)
幼少期の一輝 …… 岩田琉聖
鳥飼雅也 …… 和田琢磨 (育実の恋人)
二岡悠人 …… 小川翔
宮本直樹 …… 黒川晏慈

玄覺悠子、榊原有那、佐々木春香
玉置孝匡、中島奏