僕らは奇跡でできている 第8話 家政婦さんは、お母さん!?

僕らは奇跡でできている
(2018年10月期・フジTV・火曜21時枠)

脚本 – 橋部敦子
音楽 – 兼松衆、田渕夏海、中村巴奈重、櫻井美希
主題歌 – SUPER BEAVER「予感」
オープニングテーマ – Shiggy Jr.「ピュアなソルジャー」
演出 – 河野圭太、星野和成、坂本栄隆
プロデューサー – 豊福陽子、千葉行利、宮川晶

https://www.ktv.jp/bokura/index.html

第8話 家政婦さんは、お母さん!?

【ストーリー】

一輝は妙子から結婚式の話をされ、仲人はやっぱり鮫島
先生ですかねと言われる。すると山田さんはどこの席に
座るのかと問う一輝。僕は山田さんから生まれたんですよ
ねと。これは山田さんのせいですから・・と意味ありげ
な言葉を発して室内に戻る一輝。

翌朝は気まずい雰囲気で言葉数も少ないまま大学へ。

熊野は珍しく一輝が遅刻してこないことに喜ぶ。
その足で一輝は鮫島のオフィスに入る。
山田さんが一輝の母親だということを説明すると、逆に
それを知ったのは何時なのかと問われる。大学2年生の
8月に鮫島先生とグレートバリアリーフに鮫の調査に
行ったその少し前の事だという。15年前かと鮫島。
一輝は子供の頃に祖母からは両親は星になったと聞かされ
た筈なのにどうして死んでいた人が家政婦となったのか
謎だったという。色々と考えた末に結局どうでもよくなり
言うつもりも無かったものを言ってしまったとのことだった。

妙子はじぃちゃんの元へ。
一輝は気がついていたのかとじぃちゃんも驚く。
頭が真っ白になったとし、一輝はどんな気持ちで今までいた
のかと。するとじぃちゃんは大学の時に一度だけ山田さん
のことで聞いてきたことが有ったという。山田さんは何時
までウチにいるのか?と。ずっと居ると言ったら安心していた
のだとして笑う。そんな妙子に一輝からの電話で今晩の
夕食は要りませんと連絡が入る。

■感想

相当核心に迫る内容でドキドキする内容だった。
何よりも一輝の両親が居ないのは何故なのか気になっていた
のでそれが分かる流れは興味深い。
両親が居ない為に一輝は人とは違う個性があるのかとも
思い込んでいた。

今回のエピソードを見ると、寧ろ状況は逆。
一輝の個性の扱いに戸惑い逃れたくて母親の山田妙子は
一杯一杯になっていた。

その状況はまるで宮本家の涼子と虹一の関係を見て居るかの
ようでもあるし、また育実が自分に自信がないところにも
精通している。
山田さんは結局誰かも分からない世間から見た自分を想像して
は自分は出来ない母親だということを思い込んでしまっていた
ようだ。

先日一輝が捨て台詞のようにして「ボクは山田さんから生ま
れたんですよね」「山田さんのせいですからね」

後者の意味が山田さんが見捨てた為に今の性格に至るという
ことを言いたかったのかと思っていたが、後半にそれは違う
事が分かる。要するに結婚式の話を始めた山田さんは家政婦
のままの席順に座らせるのか。それとも親族の席に座るのか
ということを問いたかったようだ。

そして一輝が山田さんを母親だと認識したのはパスポートを
取る際に戸籍抄本が必要だったこと。その時に判明していた。

タコが食べられない理由なども取ってつけたような感じだけど
1話の頃からこの流れは提示しておくべきだったな。なんだか
急にタコが食べられないとか言っていたのでそんな意味がある
のかさえ知らなかった。

一輝は自分が産まれたことを奇跡だとして色々と奇跡と奇跡
の繋がりを語って聞かせた。一輝の理論で物事を語ると実は
単純にありとあらゆる万物は奇跡へと通じてしまうものである。

対応に苦慮した一輝の表情も凄く上手い。
高橋一生さんはスキャンダルで人気が落ちるかなと思って
心配したがやはり役者は役者だな。

聡の流れも描かれて、一輝は聡からの追求に困ると離婚の事
を口にして何故かと相手を困らせる。
また育実は一輝と結ばれると思っていたので、今回のセリフ
の流れを見ると鳥飼雅也との関係が戻るのかと思い心配した
が、それもなくなったようで安心した。

■出演者

相河一輝 …… 高橋一生 (35歳、“動物行動学”)
水本育実 …… 榮倉奈々 (歯科クリニックの院長)
樫野木 聡 …… 要潤 (准教授)
沼袋順平 …… 児嶋一哉 (アリを専門同僚講師)
新庄龍太郎 …… 西畑大吾 (群馬県から上京した大学生)
青山琴音 …… 矢作穂香 (大学生、ファッション)
尾崎桜 …… 北香那 (大学生、めがね、静岡出身)
須田巧 …… 広田亮平 (大学生、東京育ち)
丹沢あかり …… トリンドル玲奈 (歯科衛生士)
坂下祥子 …… 玄覺悠子 (歯科衛生士)
相河義高 …… 田中泯 (一輝の祖父であり陶芸家)
熊野久志 …… 阿南健治 (大学の事務長)
山田妙子 …… 戸田恵子 (家政婦、15歳の時から)
鮫島瞬 …… 小林薫 (大学教授)

宮本涼子 …… 松本若菜 (母)
宮本虹一 …… 川口和空 (息子)
幼少期の一輝 …… 岩田琉聖
鳥飼雅也 …… 和田琢磨 (真鴨不動産、育実の恋人)
二岡悠人 …… 小川翔 (学生)
宮本直樹 …… 黒川晏慈 (学生)
真奈美 …… 榊原有那 (学生)
静香 …… 佐々木春香 (学生)

樫野木香澄 …… 矢崎由紗 (聡の娘、妻は再婚する)
山田洋志 …… (一輝の父、3歳の時に他界)

春山清治

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