SUITS/スーツ 第3話 追放!裏切り社長

SUITS/スーツ
(2018年10月期・フジTV・月曜21時枠)

脚本:池上純哉
音楽 : 眞鍋昭大
プロデュース:後藤博幸、小林宙
演出:土方政人、石井祐介
主題歌 – B’z「WOLF」(VERMILLION RECORDS)

https://www.fujitv.co.jp/SUITS/

第3話 追放!裏切り社長

【ストーリー】

甲斐は仕事に行く前にコーヒーを片手に雑談する。
大貴に対して「62点」を出す。スーツは及第点だが・・
しかしアソシエイトが同じ時間に出勤なのか?と問う。

甲斐は出勤すると、玉井にスケジュールの段取りが整って
いるかの話をする。甲斐は大事なクライアントだとしたので
大貴は一緒にいく事を告げるが必要無いと一蹴される。
甲斐は大貴に対してスーツを着て野球帽を被る人が居ると
思うのか?という。時計について大貴は安物のものを身につ
けていた。甲斐が身につけていたのは老舗時計メーカーの
KAMIYAのもの。創業者で社長の加宮忠は72歳で死去。
甲斐は大貴に対して仕事は自分で考えろとし、弁護士なんて
個人事業主だと語る。

大貴は何をしていいのか分からず真琴に仕事が欲しいと語る。
甲斐のアシスタントはどうしたのか?と問われると「顧客と逢う
な、会議に出るな」と言われ雑用ばかりさせられているという。
真琴もそれで何人のアソシエイトが辞めていったのかという。
すると大貴はみんなの視線を感じる。真琴によると大貴が
辞めるかどうかを賭けているとのこと。君はどっちに賭けた
のかと問う中、大貴は蟹江によって声を掛けられる。
仕事が欲しいのか?として一緒に来るよう求める。

甲斐はクライアントでもあるKAMIYA社へ。
そこでは社長・忠の娘の静佳が葬儀は私たち家族が責任を
持つというが、取締役の安樂孝志はそうはいかないという。
400人を越える社員が社長への別れの機会を与えないなんて
酷いのではないかと。
甲斐がそんな中会議室にやってくる。
葬儀の件で争っていることを知る。話を聞くと娘は父から葬儀
は派手にするなと言われたとし遺言に書かれている訳では無い
ことを語る。甲斐は家族に任せたらどうか?というと、安樂は
マスコミ対応さえしてくれればと語る。岡本工場長は甲斐が
来たのを見てこんな時に労使交渉か?と問う。こんな大変な
時に社長も人が悪いと告げると、その話の真意を問い詰める。

■感想

アメリカ版の「経営者の資質」を日本版にローカライズして
描いたもの。このドラマの初回は日本では2話に分かれていた
ので4話として描かれた。

問題の流れ自体はかなり似ているとは思う。
日本では時計会社だがアメリカではスポーツカー企業だった。

周りのキャラクターの使い方がイマイチというかイマ3から4
レベルなんですよ。主人公の2人以外がまるで良い味に
感じず無味乾燥でしかない。

アメリカ版では1話の頃から引きずっていたシニアパートナー
への昇格話は続いていて、ジェシカは特に反対派だ。
無理な出資金を求めてハーヴィーを現状維持にトドメさせよう
として揺さぶりをかけたりするがここでアメリカ版は昇格する
流れが有る。その流れは今回のクライアントの会社の流れにも
一部比較できる要素が有って楽しく感じても良いんだけどね。

会社の理念に共感している甲斐が、海外への移転に反対する
流れは同じであり、それを推進する社長のワンマンぶりと
エンジニアの話や社員を守るという構図は踏襲している。

ただ日本版の場合、ただの丸投げ状態で雇用形態を守ろうと
する意図をあまり感じさせず収益予測もまた提示しなかった。
訳も分からないゲームクリエーターに会社を買収させても、
結局は利益が出ないと考えれば、このクリエーターも安樂と
似た様なことをしてもおかしくはないと思う。

定款を読んで互いに重箱の隅を突き合う。
その過程でマイクは大活躍するかと思いきや、寧ろ彼は
次期社長の座に据えるべき人物をエンジニアの岡林にして
今の岡林は甲斐が自分に対して行う行為と同じようなことを
語り、同情心を誘い味方に付ける。

そもそも甲斐は金の亡者である社長を引き連れて来た為に、
岡林からは相当嫌われていなければならないが、拒絶されて
いる程に嫌われているようにも見えなかったし、岡林も無理
して会社を守ろうとせず退職金の話までしていたからね。

蟹江がエサに使われた流れはイマイチ手の平で転がされた
感じがしないので面白くない。

先に約束を破ったのはどっちだってことで、弁護士ドラマの
割に学生時代のケンカみたいになっているな。

恋愛要素も妙に封印している印象も有るが、今回は随分と
真琴を出したり、今後砂里を出して対立させようとする意図を
感じた。

■キャスト比較

甲斐正午 = ハーヴィー・スペクター
鈴木大貴 = マイク・ロス
幸村チカ = ジェシカ・ピアソン
蟹江貢 = ルイス・リット
聖澤真琴 = レイチェル・ゼイン
玉井伽耶子 = ドナ・ポールセン
谷元遊星 = トレヴァー・エヴァンス

■出演者

甲斐正午 …… 織田裕二 (幸村・上杉法律事務所)
鈴木大貴 …… 中島裕翔 (幸村・上杉法律事務所)
幸村チカ …… 鈴木保奈美 (幸村・上杉法律事務所・所長)
聖澤真琴 …… 新木優子 (幸村・上杉法律事務所、パラリーガル)
玉井伽耶子 …… 中村アン (幸村・上杉法律事務所、秘書)
谷元砂里 …… 今田美桜 (遊星の妹)
蟹江貢 …… 小手伸也 (幸村・上杉法律事務所)
谷元遊星 …… 磯村勇斗 (大貴の親友、悪い事に手を出す)
柳慎次 …… 國村隼 (次長検事、甲斐の元上司)
鈴木結衣 …… 田島令子 (大貴の祖母、小山病院から施設へ)
井能昌文 …… 濱津隆之 (甲斐の探偵)

加宮静佳 …… 東風万智子 (老舗時計メーカー”KAMIYA”、株主)
岡林 …… きたろう (“KAMIYA”、東京工場・工場長)
安樂孝志 …… 久松信美 (“KAMIYA”、取締役、次期社長)
辛島悠紀夫 …… 小市慢太郎 (製薬ベンチャー”ナノファーマ”代表)
藤ヶ谷樹 …… 柳俊太郎 (ゲーム会社”BPM”、CEO兼チーフクリエーター)
加宮忠 …… (社長、72歳)
荒木博光 …… 井上浩 (“KAMIYA”、取締役)
井端慎也 …… 白畑真逸 (“KAMIYA”、取締役)
山下貴弘 …… 針原滋 (“KAMIYA”、取締役)
高木礼二 …… 増田再起 (“KAMIYA”、取締役)

谷藤太、島守杏介、信國輝彦、牟田浩二、岡慶悟、雄城

MASAYA、岡本至恩、小田切正代、太田英里
瀧谷一樹

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