僕らは奇跡でできている 第9話 楽しかった日々の終わり

僕らは奇跡でできている
(2018年10月期・フジTV・火曜21時枠)

脚本 – 橋部敦子
音楽 – 兼松衆、田渕夏海、中村巴奈重、櫻井美希
主題歌 – SUPER BEAVER「予感」
オープニングテーマ – Shiggy Jr.「ピュアなソルジャー」
演出 – 河野圭太、星野和成、坂本栄隆
プロデューサー – 豊福陽子、千葉行利、宮川晶

https://www.ktv.jp/bokura/index.html

第9話 楽しかった日々の終わり

【ストーリー】

(昔:カメが森を歩いていた。誰かが置いて行ったものなのか。
一輝はじぃちゃんにそれを告げると、連れて帰っても良いか
と問う。カメはどうしたいと思うかと問われ、カメに聞いて
くるという。)

タコを食べられるようになった一輝に聡は驚く。また山田さん
は沼袋の為にもタコのおかずを作ってくれていた。
鮫島がやってくると一輝に授業の代講を頼む。
聡は自分が代講するというが、一輝ではないとダメだという。
。そんな中、琴音は進路の相談にやってくる。聡は自分が
相談に乗るというがやっぱり一輝ではないとダメだと語る。

進路相談・・琴音は私と付き合って下さいというものだった。
先生のことが好きだという。しかし一輝は学生と個人的な
付き合いは出来ないという。私は相河先生と結婚したいのだと
いう。しかし出来ないと語ると、琴音は一輝に歯科医の女性
のことが好きなのかと問う。考えたことは無いというと
琴音は諦めないと語る。

水本は山田さんの家へ。
一輝は今買い物に行っていると告げる。水本は一輝にリスは
どうしているか尋ねるとニホンリスは冬眠しないので元気に
活動している事を告げる。水本先生はリスっぽいことを語る
とリスは好きですという。一輝は今日学校で言われたことを
水本に話す。ボクが水本先生を好きなのではないかということ。
それを言ってきたのは琴音であること。
そこに妙子が戻ってきたので料理教室が始まる。

■感想

もうここまで来てこの世界観自体が楽しいので何をしても
まず大きく外れることはないはず。

どんな場面でもみんな自分で考えるようになって、一見する
とどうでも良い事でも別の角度から考え直すようになっている。
一人の固執した考え方を修正させるのはとても難しいこと
だけど、一輝という人物はそれをさりげなくやり遂げてしまう。
自分にはない人間力を見せられて、必死に努力している
聡が面白いハズも無い。

一輝の言葉は、聞く人に取っては都合の良い言葉に写るのか、
相変わらず一輝の授業に反対しているのは聡だった。
好きなように生きていけるのはホンの少しの人間だけ。
にも関わらず一輝は希望と言う名で、将来絶望感を味わう現実
を教えていないのではないかということ。

それも一つの考え方ではあるので一輝が容易に受け入れていく
とは思っていたけど、やはりその人となりの人格的なものを
否定され、不要な扱いをされることには耐え難いものがある
ようで、聡の怒りは頂点に達していた。自分にはないものを
持っている人には時に爪を立てたくなるものだ。

面白い流れとしては香澄と聡の関係は、かつての一輝と虹一
のような関係になっていること。
香澄との関係も容易に自分のペース・世界観に引き込んで
しまう一輝の凄さ。

もの凄く難しい返答のシーンに於いて、ちょっとはにかむよ
うで、可愛い顔した一輝の表情がなんとも言えないのだけど
直接的なもの言いをする時もあれば、少し周りくどい表現を
使うこともある。しかしそれが逆に一輝らしさでも有ったし
相手に伝わるような言い方では有った。

全く趣味の中にも接点が無い相手を好きにさせてしまうという
のは本当に凄い。
何か一つ人よりも秀でるものがある人はその世界観に引き込む
ことが出来れば最高なんだろうね。

恋愛に関しては停滞気味だった所を、カンフル剤のようにして
琴音が告白したり、水本に問い詰めたり、あかりなど癖がある
キャラクターだけど、そんな人物もいて心地よい環境だ。

■出演者

相河一輝 …… 高橋一生 (35歳、“動物行動学”)
水本育実 …… 榮倉奈々 (歯科クリニックの院長)
樫野木 聡 …… 要潤 (准教授)
沼袋順平 …… 児嶋一哉 (アリを専門同僚講師)
新庄龍太郎 …… 西畑大吾 (群馬県から上京した大学生)
青山琴音 …… 矢作穂香 (大学生、ファッション)
尾崎桜 …… 北香那 (大学生、めがね、静岡出身)
須田巧 …… 広田亮平 (大学生、東京育ち)
丹沢あかり …… トリンドル玲奈 (歯科衛生士)
坂下祥子 …… 玄覺悠子 (歯科衛生士)
相河義高 …… 田中泯 (一輝の祖父であり陶芸家)
熊野久志 …… 阿南健治 (大学の事務長)
山田妙子 …… 戸田恵子 (家政婦、15歳の時から)
鮫島瞬 …… 小林薫 (大学教授)

宮本涼子 …… 松本若菜 (母)
宮本虹一 …… 川口和空 (息子)
幼少期の一輝 …… 岩田琉聖
鳥飼雅也 …… 和田琢磨 (真鴨不動産、育実の恋人)
二岡悠人 …… 小川翔 (学生)
宮本直樹 …… 黒川晏慈 (学生)
真奈美 …… 榊原有那 (学生)
静香 …… 佐々木春香 (学生)

樫野木香澄 …… 矢崎由紗 (聡の娘、妻は再婚する)

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