家売るオンナの逆襲 第4話 昭和のがむしゃら企業戦士vs経済成長を知らない平成世代!?

家売るオンナの逆襲
(2019年1月期・日本テレ・水曜22時枠)

脚本 – 大石 静
音楽 – 得田真裕
OPナレーション – 中村啓子
主題歌 – 斉藤和義 「アレ」
不動産コンサルティング – 内田浩彰
チーフプロデューサー – 西 憲彦
プロデューサー – 小田玲奈、柳内久仁子
協力プロデューサー – 水野葉子
演出 – 猪股隆一、久保田充

第4話 昭和のがむしゃら企業戦士vs経済成長を知らない平成世代!?
(a.k.a 働き方改革前夜!昭和の企業戦士に家爆売りGO!)

【ストーリー】

万智はテーコー不動産に戻ってからも家をどんどん売って
いたがそんな彼女の足下をすくう悪魔がじわじわと迫って
いた。
いつも通っている道が工事中だという不吉な状況の万智。

一方テーコー不動産では課長・屋代から【4月からの働き
方改革】
の説明が有る。厚生労働省が制定したもので
新宿支部でもプレ期間として行われることになる。

勤務時間の見直し・・

「月に190時間・・1日8時間 * 20日 = 160時間。残業は30
時間」

ということになる。そこで越える場合には申告をして
欲しいと言う屋代。そもそもは残業にならないようにと
いうが、みんな本部も勝手なことを言っていると文句を
いう社員たち。

「残業は減らせ・・売り上げはあげろ」

なんて事は矛盾以外の何者でもない。効率よく仕事をする
って事だと屋代は苦しい説明をするが・・・

そんな中、万智は定年を間近に控えた夫婦、山路功夫と
朱美からの相談を受ける。定年になったら妻と喫茶店でも
開業しようと思っていたが昨年結婚した娘が家が欲しい
というので援助しようかと思っているのだという。
万智は予算と希望の場所を尋ねると私が出せるのは3千万で
娘夫婦はローンで2千万を出すので5千万。場所は実家から
近いことが希望なので高円寺辺りで・・と。
万智は屋代から鍵村の面倒をみてくれと言われているが・・

【感想】

いやぁ仲間は良い人たちばかりだけど、今回のエピソード
は平成の若者たちのやる気の無さや覇気から見て、
「日本に将来はない」と思わせるものが有った。

これが今の日本だと言わんばかりだ。

仕事は勿論生きる為に必要だけど仕事人間になる必要は
ない。ただ与えられた仕事はちゃんとこなすべきだし
言葉遣いも厳密に敬語を使えとは言わないけどやること
なす事腹が立つ人物で溢れている。
ウチの会社ならばまずこの鍵村洋一とか床嶋ゆかりとか
いう人は既に荷物を詰めてお引き取り願っている感じ。

そして今回は顧客もまたそれに負けず親のすねかじり。
将来のことを考えずただ今を楽しく生きれば良いみたいな
感じで出世欲も何のその。それは別に良いのだけど、
それなら親に頼らず生きろと言いたい。でも結局親は
先に年老いていくわけでこういう子供を頼りにしなければ
ならない時が来る。こんな子供だと真っ先に介護とは無縁
のところに親を見捨てて自分達の生活を優先していきそう
だ。

ドラマは昭和組と平成組で分かれてしまった。
昭和組同士で意気投合し、平成組同士で意気投合する。

ただ日本は働き過ぎだと言われる今日、働き方改革と
やらでも出ないと日本人は死ぬまで働く。死んでから始め
て過労死だと訴えてもあとの祭り。家庭を疎かにしていた
と分かってからでは遅いのだ。
しかしこんな制度だやめるくらいの企業ならとっくに
社内で効率よく機能させている優良企業なんだよね。

さて雑談が多くなってしまったが、本来留守堂に向けられる
べき敵意が上のような人物が出て来たことも有って、寧ろ
腹が立つのが平成組のものたちであるという何とも言え
ないところがある。
あのゆかりとかいう社員が上司を鼻で笑う姿なんて見て居て
ムカっと来るし、鍵村?、余程甘やかされて育ったのだろう
か。

留守堂が色々と万智攻略の為に白洲を使い足立を利用した
りするところは面白く出来ていた。

冒頭で留守堂が押し入れに居たシーンを見て、彼の生い
立ちや私生活が垣間見られたのかと思ったけど結局万智
も後に同じような押し入れシーンが有ったので、彼らより
も随分先にこのクライアントに目をつけて居たというのか?

時々万智さんはドキっとすることを言う。
課長にあとで一杯いきますか、愚痴を聞くためにとか、
好きだから働いている・・・課長が。

そんな言葉を聞ければ課長さんも頑張るでしょうね。

今回「出来ない・分からない」の新人・鍵村を鍛えろと
語っていたけど、前日に見たドラマ「初めて恋をした
日に読む話」に出てくる江藤美香は「自分で責任を取ら
ない」似た様な押しつけ型の人物だよね。

【出演者】

テーコー不動産株式会社 新宿営業所売買仲介営業課

三軒家万智 …… 北川景子 (30歳、チーフ、”サンチー”)
庭野聖司 …… 工藤阿須加 (25歳、営業)
屋代大 …… 仲村トオル (49歳、課長)
白洲美加 …… イモトアヤコ (28歳、ちちんぷいぷいのバイト)
足立聡 …… 千葉雄大 (28歳、元チーフ)
布施誠 …… 梶原善 (50歳、契約社員)
八戸大輔 …… 鈴木裕樹 (34歳、営業。帰国子女)
宅間剛太 …… 本多力 (36歳、営業マン)
鍵村洋一 …… 草川拓弥 (歳、新人営業マン)
床嶋ゆかり …… 長井短 (歳、テーコー不動産のデスク)
珠城こころ …… 臼田あさ美 (30歳、バー「ちちんぷいぷい」)
留守堂謙治 …… 松田翔太 (歳、フリーランスの不動産業)
天の声 …… 中村啓子

山路功夫 …… 佐野史郎 (父、定年間近)
満島花 …… 北原里英 (功夫の娘、我が儘)
満島健太郎 …… 田村健太郎 (花の夫、出世欲はない)
山路朱美 …… 宮寺智子 (母、フィンガーフードが得意!)

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