ボイス 110緊急指令室 第5話 被害者の生死を分ける

ボイス 110緊急指令室
(2019年7月期・日テレ・土曜21時枠)

原作 – 『Voice』
脚本 – 浜田秀哉
音楽 – ゲイリー芦屋
主題歌 – BLUE ENCOUNT 「バッドパラドックス」
ラインプロデューサー – 岩崎文
チーフプロデューサー – 池田健司
プロデューサー – 尾上貴洋、後藤庸介
演出 – 大谷太郎、久保田充

https://www.ntv.co.jp/voice/

第5話 被害者の生死を分ける
クライシスタイムの戦いが始まる……!!

【ストーリー】

被疑者の新田はチャージ石油朝日野SSにてトイレ休憩
に立ち寄る。島田捜査官がトイレの外で待っている中
室内から物音が聞こえる。樋口とひかりが開ける様告げ
ると、新田は硫酸化合物の飲んで虫の息だった。
彼は「イ・・・オ」と言葉を残して亡くなる。
白々しくやってきた要注意人物の捜査官の沖原隆志は
どうなっている!とただ大きな声をあげて威嚇するばか
り。現場保存をしながら手がかりを探せと言いつつ窓に
キモイアゴが鳴る特技の男が残していった手錠の鍵を
回収していく。

「午前5時25分被疑者死亡」

足達は他殺なのか?と問う。誰かが先回りして新田に毒を
飲ませ窓から逃げたという。しかし島田はヤツのポケット
から硫酸化合物の容器が出て来たと大ボケ。ノッポな
香川は遺書が見つかって居るとし逮捕されたら自殺すると
書かれていたと大ボケ。
自殺に偽装するのは難しく無いわ!とひかり。沖原は相変
わらず棒調子でただ怒鳴るばかり。「いい加減にしろ!」
(お前がな)。

新田は3年前の目撃者だとひかりは樋口に告げる。
疑ってはいないが証拠が無い限りどうしようもないとして
正論を吐く。アゴを鳴らす特技を持っていました!
奥さんや父を殺した時と同じアゴ音!あのアゴ音は何!?

樋口は強行犯係の中に協力者が居る。おそらくキム兄やん
や。新田の手錠は外れていたしガス欠はガス管が意図して
切られていた。捜査を全て誘導出来る人・キム兄やんやで
として彼を睨むと生意気にもコッチの動きを見ていた。

樋口は石川に電話するとカメラを調べさせる。
しかし防犯カメラは100m先の路上に一台あるだけ。
沖原が今日誰と逢って何をするか報告しろと語る。

「事件を解く鍵は必ず現場(と書いてげんじょうと読む)に
ある。人間なら何かを残すはず」

そんな中ドライブレコーダーに写っている可能性を告げる。

【感想】

犯罪の実行に於いて被害者の命の時間的切迫感はあるの
だけど、そもそもの設定であるECUとしての制限時間内に
通報者と接触することに関しては課題が多く警察全体が
協力している訳では無いのでやはり不自然なまでに
少人数でドラマを回している感じしかしない。

仮に監視・通報管区が限定的で狭かったとしても、これ
だけの人数で時間との戦いを演じるには物足りない。
そもそも強行班が強行犯。その割に通報システム自体は
相当大がかりな感じだし設定が矛盾している。

最初から警察関係者が関与していることも分かる作りだ。
またいつものように有力者–>警視庁上層部–>県警の班長
が犯罪者を隠蔽しているであろうことが示されたが
誰もが「知ってた」って感じで強行班の沖原の不自然さ
が際立っていた。

今回は2つの事件が有り、前回からの流れである新田殺害
に関してはそもそも硫酸化合物を何故持っていたのかと
いう疑問を持つ人さえ居ない状態だ。
拘置された時に持ち物くらいはチェックしているだろうに。

あのGSで誰にも見られず逃げるというのは相当無理が有り
取りあえず、偉そうな顔してデカイ声をあげているヤツ
ばかりが犯罪の隠蔽に関与しているのが分かる。
沖原、田所署長・・・そして謎の会長と。

・単発の事件

今回は幼児虐待事件。母親に刺されたとする6歳の子供
からの通報。ただし親の名前も知らなければ住所も知ら
ない。ただ110番通報する携帯電話は手にしている。

一番マヌケなのは少人数の警察官がみんなで一緒に捜査
をしている。制服警官も一緒に同じ所を走って回っている
ところは銭形警部とルパンの追いかけっこ状態だ。
広い場所なのだからもっと分散して捜せば良いのに・・

このドラマの特徴であるひかりが耳にしたものが現場を
特定するヒントになっているのは面白い要素なんだけど
特定するには物足りないな。

そして今回はその動きの中に樋口側の鋭い視線も差し込ん
で来た。ただ誰が見ても管理人室での荒木信二の行動は
不自然。素人の視聴者たちが見ても血が付いていたり
して「君犯人じゃないよね?」って感じ。

子供を虐待している様だけど周りに気がつかれずに3人
もの養子を育てることなど出来るものなのか。

そして最後にハングレの皆さん大集合。
石川のアニキ~というセリフは昭和のショウケン&水谷
豊っぽさがあり、あのドラマなどでも大人数に囲まれて
も無双っぽい流れが有ったなと思わず思い返して見た。

しかし休みもなく連続して事件ですか。
通報から30分で解決した事件でした。

【出演者】

樋口彰吾 …… 唐沢寿明 (48歳、ECU/緊急出動班の班長)
橘ひかり …… 真木よう子 (33歳、ECU室長、元科捜研音声分析研究所)
石川透 …… 増田貴久 (32歳、ECU緊急出動班・捜査員)
沖原隆志 …… 木村祐一 (48歳、強行犯係・係長)
田所賢一 …… 小市慢太郎 (55歳、港東署・署長)
森下志津 …… YOU (50歳、中華料理”酔来軒”)
樋口大樹 …… 鳥越壮真 (8歳、息子)
樋口未希 …… 菊池桃子 (45歳、樋口の妻。3年前に殺害され)
落合智明 …… 安井順平 (50歳、ECU室員副室長)
森下栞 …… 石橋菜津美 (28歳、ECUスタッフ)
森下葵 …… 矢作穂香 (25歳、森下栞の妹、ある企業の派遣社員)
星川香織 …… 水原ゆき (ECUスタッフ)
山崎宏昌 …… 岸宗太郎 (ECUスタッフ)

島田康彦 …… 福澤重文 (強行犯係、元樋口のチーム・太)
足達大輔 …… 遠藤雄弥 (強行犯係、元樋口のチーム)
佐伯和典 …… 宮田佳典 (強行犯係、元樋口のチーム)
香川 …… 松本博之 (強行犯係、元樋口のチーム)
手塚稔 …… 大塚ヒロタ (港東署緊急指令室・室員)
新田康介 …… 森永悠希 (25歳、中学教師、葵の彼氏・裏)
橘修二 …… 遠山俊也 (60歳、ひかりの父。交番勤務、3年前(H28/7/30)死亡)
緒方拓海 …… 田村健太郎 (28歳、ECUにスカウト、ホワイトハッカー)
アゴが鳴る人 …… 手塚とおる (不動産会社・社長”大黒エステート”)

一ノ瀬奈央 …… ソニン (35歳、港中央団地G棟502号室)
一ノ瀬歩 …… 正垣湊都 (6歳、一ノ瀬家に養子縁組)
一ノ瀬悟 …… 山本佳志 (39歳、イタリアンのシェフ)
荒木信二 …… 諏訪太朗 (58歳、港中央団地の管理人・奈央の養父)
瀬戸 …… 水澤紳吾 (ハヤミミ)
一ノ瀬麗華 …… (8歳、養子縁組)
一ノ瀬涼介 …… (7歳、養子縁組)
山本秀実 …… (46歳、506号室)
内藤俊 …… (友恵の元夫、H30年に離婚)
鈴本友恵 …… (38歳、303号室、虐待)
鈴本康太 …… (8歳、虐待の通報歴有り)

宮田ともか、早川亜紀、柿弘美、平莉枝、齋藤潤
榛地良行、三島択

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