絶対零度 ~未然犯罪潜入捜査~ 第6話 刑事コロンボを見る小学生

絶対零度 ~未然犯罪潜入捜査~
(2020年1月期・フジTV・月曜21時枠)

脚本 浜田秀哉、横山克
演出 石川淳一、品田俊介
企画 稲葉直人
プロデューサー・プロデュース 永井麗子、関本純一
主題歌/家入レオ 「未完成」

https://www.fujitv.co.jp/zettaireido/

第6話 天才高校生が猟奇殺人!?愛の完全犯罪

【ストーリー】


右腕を負傷した門田はトンネルを抜けて逃げていく。
しかしトンネルの先に待ち受けていたのは吉岡だった。

●37日前 / 公安

この国は和を重んじる美徳がある。裏を返せば決断力の
無さ。だからこそミハンの実用化は揺るぎない信念を
持たないといけないと曽根崎は香坂に語る。そろそろ
決断しないといけないと圧力をかける。

●慶正大病院

井沢は心療内科を受診する。医師の藤澤暢雄に話かける。
井沢は怖い上司から病人扱いされているという。
待合室にいるとそこには篠田の姿が有る。彼は時々
カウンセリングを受けているという。井沢は初めてだが

「生きていれば多かれ少なかれ傷を抱えているものだ」

と語る。井沢は刑事としてずっと犯罪に向きって来た。
そんな彼に篠田は尋ねる。

「人は何故罪を犯すのか?誰かが傷つくのは分かっている
のに・・」「この世界に犯罪がなくなればどれだけ良い
か」

そんな篠田に井沢も
「犯罪は無くならないが無くなる事を願っている」
と語る。

●ミハン / コントロールルーム

吉岡は母親と電話する中、ミハンの捜査官が出社する。
吉岡はみんなに研修途中だがミハン捜査から外れたいと
語る。休みが欲しいと・・。

そんな中、香坂と曽根崎、そして捜査一課の早川たちが
やってくる。
エリート高校生が涼気犯罪で逮捕された。
17歳の少年が殺害し遺体をバラバラにしたのだという。
被害者は松永由貴(26歳)、夫は松永直哉(33歳)。
テレビでは既に報道されており、早川はマスコミは名前
を伏せているが加害者は私立修榮大附属高校の浅井航
(17歳)。妻が自宅に戻らないのを不審に思った夫が警察
に相談し防犯カメラから、被害者と浅井が一緒にマンシ
ョンに入り、出て行く姿が無いという。犯人は被害者の
遺体を損壊しゴミとして持ち出した。そして産廃業者に
持ち込み溶鉱炉で遺体を処分している。少年の家では6千
リットルの水が使用されていること。風呂場に強力な溶剤
で流されているが被害者の僅かな血痕が見つかったと
いう。
この事件は何故止められなかったのかと曽根崎。

「ミハンは探知すらしていない」と。

■感想

一体何週間遅れて感想を書いたのか(笑)
忘れている部分もあるので間違っていたら済みません。

日本は平成30年の一年間に・・
刑法事件80万件、凶悪事件4900件、殺人事件915件が起きている。

何故自供したのか
何故ミハンシステムが探知しなかったのか。

今回の潜入・変装組は・・
・精神科医に井沢と吉岡
・教育委員に山内と小田切
・刑務官として加賀美

家庭環境が犯罪を生むのかどうか。

今回は井沢が精神科医を装ったこともあり容疑者だとされる
浅井航とのやりとりはとても面白く出来ていた。
流石に頭が良いとされる浅井航も殺人捜査のエキスパートで
あり被害者の側面を持つ井沢を出し抜くことは難しい。

ただ浅井航という人物をとても上手く演じていたのが清水尋也
君だった。

人を殺してみたかったという彼は井沢に対し、逆に人を
殺してみたいと思ったことは無いかと問う光景。
人からあふれ出る血は暖かい。そう言われた彼の脳裏には
当然妻子を殺された時のことを思い出さない訳がない。

ただし話す程に頭の良い筈の彼はボロが出す。
・自殺願望があるのに遺体の偽装工作していた。
・自殺しなかったのは人をもっと殺したいとする欲だと
主張するも、それなら自供せずそして捕まっても否定する筈。
・偽装工作は完璧なのにマンションのカメラには気がついてい
ない事への矛盾。初めての経験だから・・
・口元が緩む。
・両親のことを話す時の過剰な反応。

4人の生徒の中の一人の女性が飛び降り自殺の場所を調べて
いたのを目撃している。

更に偽装工作したのに自殺しようとするものなのか。

吉岡拓海は性的サディズムを主張。
人を救うために人生をかけられないとする彼はミハンチーム
から抜けたいと言い出す。

「変えられない未来もある。救えない命もある。」

大切な人を守るために嘘をつく。
それは今回のドラマの共通性を持たすが為のもののようにも
感じてもう少し上手く作れば完璧だった。

ドラマを見ているとサークルのように人々の言動(主に容疑者
や被害者)が捜査官それぞれの人生に該当するような事柄を
語っている。

・自殺現場には何がある?

ビルの屋上で二人でいるのを目撃されている。
被害者の女性・松永由貴は専業主婦。月曜日に料理学校に
通っている。ビッグデータに接点無し。

結果的にその現場には二人の自殺願望のものが居た。
この二人は被害者と加害者。
こういうケースが最近ホントに日本のドラマには多い。

・行動心理学

・奥さんのことを聞いた時の松永直哉の視線
・少年と会話している時に口元が緩む仕草。
・生活圏ではない池袋に行った理由(身分証明の偽造屋)
・助けられなかった事への失望・贖罪、そして希望
・物音を聞いた際の由貴の行動
・彼女を助ける為に彼女を殺す(偽装工作)
・17歳・精神疾患の演技
・吉岡が嘘をつき続ける理由。

・クローズド

聞き込みの結果、DVされたような跡があった。
この一つの事実が判明すると同時にドラマが動き出して
一気に展開が進んだ。

・気になる流れ

・冒頭の門田と吉岡のやりとり
・スポーツカメラマンを名乗る篠田浩輝が接近
(34日後刺される)
・小田切唯を監視する松尾諭さん役の人

■出演者

井沢範人 …… 沢村一樹 (50歳、公安部外事第二課から)
山内徹 …… 横山裕 (未然犯罪捜査班。巡査部長)
小田切唯 …… 本田翼 (元生活安全課、未然犯罪捜査班)
香坂朱里 …… 水野美紀 (法務省官僚、ミハンの統括責任者)
吉岡拓海 …… 森永悠希 (未然犯罪捜査班、キャリア警察官)
加賀美聡介 …… 柄本明 (世界的天才ハッカー)
板倉麻衣 …… 田中道子 (警視庁捜査一課刑事。巡査長)
早川誠二 …… マギー (警視庁捜査一課刑事。警部補)
宇佐美洋介 …… 奥野瑛太 (殺し屋、井沢の妻子を殺害)
篠田浩輝 …… 高杉真宙 (スポーツカメラマン)
北見俊哉 …… 上杉柊平 (法務省官僚・香坂の部下)
曽根崎正人 …… 浜田学 (公安部部長・警視長)
門田駿 …… 粗品 (早川の相棒)

浅井航 …… 清水尋也 (17歳、自供、3年前に母を亡くしている)
松永由貴 …… 足立梨花 (26歳、世田谷在住・専業主婦)
松永直哉 …… 川島潤哉 (33歳、由貴の夫)
吉岡健斗 …… 高村佳偉人 (吉岡の弟神経芽腫)
教師 …… 中田裕一 (航の通う高校の担任)
目撃者 …… 久保田武人 (ビルの屋上で二人で居るのを見た)
山崎勝弘 …… (梅崎消防署救命隊)
高校生 …… 木戸大聖、岡本尚子、小西詠斗、大谷凛香
帽子を被った人 …… 松尾諭 (小田切の事を見ている)

山崎雄樹、あづみ昌宏

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