相棒18 第19話 年齢を超えた友の復讐計画は叶うのか!?

相棒18
(2019年10月期・テレ朝・水曜21時枠)

監督:橋下一(1、2)(5)(6)(11)、権野元(3)(4)(8)(9)(16)(17)
片山修(7)(10)(18)(19)、杉山泰一(13)、内片輝(14)(15)
脚本:輿水泰弘(1、2)、神森万里江(3)(8)(9)(11)
児玉頼子(4)(5)(12)(18)、斎藤陽子(7)、根本ノンジ(6)(10)(16)
山崎太基(13)、徳永富彦(14)(15)、山本むつみ(17)、太田愛(19)
エグゼクティブプロデューサー – 桑田潔
チーフプロデューサー – 佐藤凉一
プロデューサー – 高野渉、西平敦郎、土田真通
編集 – 只野信也
音楽 – 池頼広

https://www.tv-asahi.co.jp/aibou18/

第19話 突破口

【ストーリー】

●料亭

・2020年3月2日

松木大輔代議士が集まる中、5人の人物が料亭で松木の周り
を囲んでいた。
ここの集まるのは大手ゼネコン・ゼータハウスの幹部たち。
本社勤務の池内健介専務や竹田晴彦経理部長が熱心に松木
の話を聞いていた。とても心強い言葉。さすがは松木先生。

そんな話を聞いている竹田の元に電話がなり席を外す。
電話は西東京支社に嘱託社員として勤める山野稔からだった。
「足立君が・・」

●ゼータハウス西東京支社

山野は足立が地面に倒れている目の前に立っていた。
3階の窓が開いていることからそこから落ちて亡くなったもの
とされる。

●特命係

角田と冠城が会話する中、青木がやってくる。
夕べゼネコンの社員が転落死した事件の話をする。
ゼータハウス経理課社員。国の郊外エリア開発を巡り
大手ゼネコン”ゼータハウス”が水増し請求を行い支払いに
当たって会計処理には松木氏が口利きが有ったのではないか
とされる。同社西東京支社経理課の足立和也(35歳)が担当
していた為に地検が事情聴取する予定だった。
角田は心理的に追い込まれていたので自殺したのではないか
という。

青木によると上からのリークによってスマホなどでもそれが
ニュースで流れているという。一課の捜査も上からストップ
がかかったようだと。中園は明らかな証拠が無い限りは幕引き
しろと命じていた。伊丹も芹沢も捜査はこれからで事情聴取
もまだだというが、内村は他殺を裏付けるものがないなら
しなくて良いと語る。

足立が本社への指示だったとぶちまける気ならばどうなるか
と青木は問う。
第一発見は嘱託社員の山野稔。経理課にスマホを置き忘れて
取りに戻った所、窓から下を見て3階のオフィスから人が
落ちていると警備員に知らせていた。雨のせいで指紋・DNAは
採取されていないとのこと。

右京は・・
「右手の骨折」・・状況からして被害者が握っていたものを
誰かが奪おうとした可能性も考えられるという。しかしその
骨折も生前のものか落下した時のものかの判定は出来ない。

冠城は青木に対してどうして自分から捜査資料を見せるのか?
と疑惑の目を向ける。
その後青木は特命の二人が出て行った後、伊丹・芹沢と会う。
フレンチ料理と引き替えに、特命を矢面に立たせて手柄を
奪おうとする作戦だった。

■感想

刑事ドラマにもいくつかの流れのパターンが有るけど、これ
は政治家と企業が犯罪に絡み、そして警視庁や検察もまた
圧力がかけられる環境が有って構成されているというシナ
リオ。そして亡くなった人がどのように事件・事故に関わっ
ているのかどうか。前提として既に政治家は汚職しているもの
と考えられ、数々の圧力を押しのけていけるのか否か。

こういうタイプのシナリオは単発では正直消化不良で終わる
ことが多い。ラストで後日談のようにして煙に巻くような
感じだけど、それは良いとして、主犯はのうのうとして生き
ている所がなんともやるせない。
その怒りのぶつけどころが難しいのである。

前回のエピソードの中では兄弟の葛藤が一つの鍵となって
いたが、今回は酒が飲めない同士の繋がりによって結ばれて
いる中、片方の人が亡くなる。互いに内向的性格を持っている
もの同士で大手ゼネコン会社で働き、パワハラまがいの取引
をして不正経理をしていたとしても告発出来ないところが有る。

右京さんはこれまでのシーズンを通してみても、やっても
いない罪を着せてまで逮捕しようとしたことはない。逆に
いくら同情すべき事情が有ったとしても犯罪は犯罪という
ことで許すことは無く、そこで何度も相棒とぶつかってきた
過去が有る。
小野田在りし頃もこういう葛藤が相棒の醍醐味では有った。

アパッチ賢さんこと、中本賢さんが今回のキーマンだった。
親友の無念を知り、遺体を損壊してまでその無念を晴らそう
としていたが、結局その先に彼の中で親友の敵討ちにはど
のようなシナリオが描かれていたのか。内向的性格の持ち主が
いざと言うときどういう行動に出るのか興味深い。
追い込まれれば鼠だって猫にかみつく。

・テーマ

今回はそんな個人・組織にのしかかる「圧力」を通して
真実を引き出すことがテーマだったのだろう。
いや圧力はいかなる場合にもつきまとい、真実を覆い隠す
ところも有る。
だから伊丹さんもいつも以上に怖いオーラ発動させて
威嚇していたし(笑)。

相手は大物が絡んでいるが故に捜査官としては動きづらい。
誰かを使って犯罪を犯そうとしている事件に有って、
今回は青木を利用し特命係を泳がせ、実利だけを捜一が
奪おうとする。
検察案件と刑事の案件の二つが生じるが故に難しくなるか
に思われた。

またドラマが始まると山野の尾行がつき始めた。
分かってみればこの人物は永井真一という捜査二課の男。
みんな圧力によって焦り、ボロが出るところを狙うハイエナ
のような人物だ。

・他殺か自殺か・・証拠を探れ

・死亡者:足立和也(35)、経理課の社員。
彼が大手ゼネコンの会計処理を巡り水増し請求していたので
はないかとされ、検察から事情聴取が有るとされ「心理的に
追い込まれていた可能性」。

・雨が降っていたので指紋やDNAは無い。
3階から落ちた事が死因確定で良かったのかどうか正直検視
報告らしきものは無かった。

・争った形跡が現場に有る。

・右手の指の骨折痕
生前か転落時の骨折かの判別はつけられない。

・ゴミ箱には封筒の切れ端
中身は告白する手紙ではないかと推察。

・鍵を握る山野

第一発見者を疑うというのは刑事ドラマでは定番。
冒頭での竹田への電話で視聴者も山野の関与の可能性も
感じられる。

・細かいところが気になる右京さんの観察眼

・通報した順番を気にしていた。
現場で見つけたらその現場から通報するのではないか。
山野は自分の携帯からでも3階の現場からでもなく
竹田に電話し、警備員に連絡してもらっている。

・足立と山野の関係
山野は足立からの電話で会社に行っている。
「スマホを忘れたからだ」と。
固定電話を知る仲であることが判明。

・右京は不自然な証言を更に観察
行動を見れば意外なところでボロが出る。
右京はずっと山野家に話を聞いた後も食事を作ってもらう
まで居座った。

(山野の過去)
会社からは暫く休めと言われている。
妻とは別れて子供は無く独居老人で有る。
昔は本社勤務の仕事人間。40半ばで研究費が足りず部署が
閉鎖して以降立場が悪くなった。

・空白の10分間
タイムカードで山野が会社に入社した記録と、落下した被害
者の腕時計が止まっていた時間。その時間はわずかに10分。

・重要な取引
何故か本社では無く35歳の支社の社員に行わせている。
1週間前に本社呼び出しを食らって以降の足立の精神的ダメー
ジ。

・偽装

・元武輝会組員の勝代弘が自首してくる。
前回のエピソードも自首パターンだったな。
誰かを守るための嘘。

・偽の目撃証言
大きな体の男が逃げていくのを見たと山野は語る。
しかしもちろんそれは嘘だった。
その嘘には政治家や本社の人間たちも引っかかっていた。

・昨日の敵は今日の友

最後に連城さんが弁護を担当。
さてさて代議士までたどり着きますかな。

■出演者

杉下右京 …… 水谷豊 (警視庁・特命係)
冠城亘 …… 反町隆史 (4代目相棒、総務部広報課->特命係)

伊丹憲一 …… 川原和久 (警視庁刑事部捜査第一課員)
芹沢慶二 …… 山中崇史 (捜査一課。伊丹の後輩)
角田六郎 …… 山西惇 (組織犯罪対策五課)
小松真琴 …… 久保田龍吉 (組織犯罪対策部)
内村完爾 …… 片桐竜次 (警視長・刑事部長)
中園照生 …… 小野了 (警視正・参事官)
青木年男 …… 浅利陽介 (サイバーセキュリティー)
益子桑栄 …… 田中隆三 (警視庁鑑識課員)

連城建彦 …… 松尾諭 (連城法律事務所・弁護士)

山野稔 …… 中本賢 (ゼータハウス西東京支社経理課嘱託社員)
竹田晴彦 …… 野仲イサオ (ゼータハウス経理部長)
池内健介 …… 小田桐一 (ゼータハウス専務)
足立和也 …… 関口まなと (35歳、ゼータハウス西東京支社経理課係長)
永井真一 …… 鈴木豊 (捜査二課刑事)
三条牧子 …… 佐藤もみじ (軽食喫茶「ミモザ」店長)
松木大輔 …… 児玉頼信 (与党幹事長)
岡野絵美 …… 真下玲奈 (軽食喫茶「ミモザ」店員)
勝代弘 …… 大沢直樹 (元武輝会組員)
仲居 …… 坂口さゆり
警察官 …… 赤也平
警備員 …… 新虎幸明

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