ラジエーションハウスII 第4話 結婚の条件を巡る母娘バトル! 私の幸せの形!

ラジエーションハウスII ~放射線科の診断レポート~
(2021年10月期・フジテレビ・月曜9時枠)

原作:横幕智裕、モリタイシ
プロデューサー:中野利幸
脚本:大北はるか(1)(2)(3)(4)
演出:鈴木雅之(1)、相沢秀幸(2)(3)、水戸祐介(4)
音楽:服部隆之
主題歌:MAN WITH A MISSION「Remember Me」

https://www.fujitv.co.jp/radiationhouse2/index.html

第4話 結婚の条件を巡る母娘バトル! 私の幸せの形!

【ストーリー】

一つの城・・一人の女が持ち得る私財全てを費やして手に
入れた家。誰にも邪魔されない最高の空間。

●甘春総合病院

たまきはギックリ腰の状況でやってくる。
同じ職場で働く人たちはそれを知り、ついにギックリ腰デビ
ューだとしてニヤつく。しかも呼んだ相手が技師長の小野寺。
他に呼べる人が居ないなんて・・と悠木は呟く。それに反論
するようにしてたまきは、たまたま近所に住み奥さんと別居
している人だからだという。更に独身だから寂しいとか不幸
と決めつけないで欲しい
とし、全部の時間、自分の為にだけ
使えて幸せなのだから・・と。

病院にたまきの母・るり子が熊本から上京してくる。
応対した五十嵐はたまきの元に案内する。
正月も盆も帰らなかったのでこっちから来たという母は、
職場のみんなで食べてとミカンを持ってくる。るり子は
熊本でミカン農家をしていた。三年前に夫を亡くして、
70歳を前にしてそろそろ限界を感じていた。

たまきは上京した本当の目的を尋ねる。
すると母はもうすぐ70歳になりいつまで生きられるか分から
ないとして、親子で参加出来るという婚活サポート”縁結社”
のパンフ
を持ってくる。私があなたにぴったりの相手を見つ
けてあげるという。
しかしたまきは誰とも結婚する気はないことを告げると、
母親からは40歳一生独身、孤独死、まっしぐらだと語る。
たまきは一人が良いのだとし、結婚するのは孤独に耐えられ
ない人の逃げ道だという。くれぐれも余計な真似はしないよう
告げる。

広瀬はたまきの母とエレベーターホールで会うと挨拶する。
腕を痛めているのを目撃。もうすぐ70歳なのでガタが来て
も不思議では無いこと。ミカン畑も引退するつもりで、
これが最後のミカンの収穫だとしてミカンを渡してくれる。
たまきには知らせていないが、婚活サポートに登録するまで
は絶対に帰らないという。

●外来

堀田夫婦がやってくる。夫は弁護士の誠司、妻は成美(40歳)。
子供二人の家庭。看護師の里美は困った時にソバに居てくれる
旦那さんが居るなんて理想であることを語る。

■感想

女性・独身40歳。母親70歳。
世間では80-50問題みたいに語られるけれど、それより
も10年若くした感じで進行する人生哲学的なストーリー。

一話ごとに面白い回と退屈なエピが訪れる気がするが
前話が退屈だったので今回は期待できると感じていたところ、
色んなところで感動が有った。

40歳と言えば人生の曲がり角だし、からかわれる年齢だったり
するが周りのことを気にしなければ、実際にはキャリア的にも
財布的にも自由度が高くて過ごしやすい時期ではある。

再出発するのに年齢は関係ないとされるが、今から子供を持つ
人生設計として見ればギリギリの線ではある。
親が子供に口うるさく語るとしてもこの辺の年齢が境界な
ところはあるのだろう。

病気に対する不安だったり、独り身の寂しさに耐えられるのか
という将来に対する不安が過ぎる時期でもあるが、逆に家庭
に入って居て子育てで忙しい専業主婦にしてみれば社会に
取り残されている感のある面に於いては、違った意味で不安感
はあるのかも知れない。

最後にたまきが語っていたが互いに無いものねだりの感じが
有り、人生の正解ルートなどなく、居場所さえ見つけていれば
それで良いのでは無いかと感じるところは有る。

今回は検査とは何かという事を説いて見せた。
現実的な病変を探るだけでなく、検査をすれば精神的な不安感
を取り除く作用がある。人の不安は他人に移るというが、
一人の不安が取り除かれれば周りの人はそれだけ安心出来る
というものだ。

親子の愛情を感じる流れがあったり、チームワークの良さ故に
居心地の良さなんてものも感じたりする。
母親が娘の職場に来てそれを実感して帰郷するというのも悪く
はない。如何に仕事でも頼られている存在なのかを知る事も
出来たし、彼女を心配してくれる人たちの多さに彼女の人生が
例え夢に描いていたものではなくとも、少なくとも幸せな今
があるとする安心感・安堵感は得られたのでは無いかな。

病院が金儲けの為に検査や薬を出し過ぎると言い出す弁護士
の夫。如何にもその役はオレに任せろ!って感じの忍成修吾
さんお得意の役柄。イケメンなのに何処か冷たい。神経質で
人を蔑むところは流石の安定感。

ただこういってはなんだけど予防の検査をする方が医療負担
は少ない気がするけどね。

今回は一人も病気で難しい事にはならなかったね。

そして独りよがりだとしていた思い出・約束。
杏もちゃんと覚えているであろうことが覗える。

病院経営の件はかなりのなおざりで、大森渚の件も殆ど
話は進まなかった。

■出演者

甘春総合病院

五十嵐唯織 …… 窪田正孝 (天才放射線技師)
甘春杏 …… 本田翼 (放射線科医)
広瀬裕乃 …… 広瀬アリス (放射線技師)
軒下五郎 …… 浜野謙太 (放射線技師)
南里美 …… 浅見姫香 (医師?)
威能圭 …… 丸山智己 (放射線技師)
悠木倫 …… 矢野聖人 (放射線技師)
黒羽たまき …… 山口紗弥加 (放射線技師)
小野寺俊夫 …… 遠藤憲一 (放射線技師長)
辻村駿太郎 …… 鈴木伸之 (整形外科医)
鏑木安富 …… 浅野和之 (副院長)
大森渚 …… 和久井映見 (循環器内科長)
田中福男 …… 八嶋智人 (放射線技師)
灰島将人 …… 高嶋政宏 (新院長)

堀田成美 …… 臼田あさ美 (40歳、腹痛を訴える)
堀田誠司 …… 忍成修吾 (成美の夫、弁護士)
黒羽るり子 …… 中田喜子 (たまきの母、熊本でミカン農家)
三島紗江 …… 石田喜代美 (看護師)
…… 籠巻絵美理 (看護師)

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