[終] ラジエーションハウスII 第11話 最終回! 旅立ちの愛しき人…蘇る記憶

ラジエーションハウスII ~放射線科の診断レポート~
(2021年10月期・フジテレビ・月曜9時枠)

原作:横幕智裕、モリタイシ
プロデューサー:中野利幸
脚本:大北はるか(1)(2)(3)(4)(5)(7)(8)(10)(11)、神田優(6)
演出:鈴木雅之(1)、相沢秀幸(2)(3)(6)(11)、水戸祐介(4)(5)(7)(10)
清矢明子(8)
音楽:服部隆之
主題歌:MAN WITH A MISSION「Remember Me」

https://www.fujitv.co.jp/radiationhouse2/index.html

第11話 最終回! 旅立ちの愛しき人…蘇る記憶

【ストーリー】

「1つのホームがある。そこは旅立ちの場所で有り帰って来る
場所。」

●甘春総合病院

一平が杏たちの病院に現れる。話をしようとするも途中で
倒れてしまう。頭部CT検査をすることに・・

・郷田一平(1991/1/17・31歳)

左中大脳動脈に血栓閉塞により血栓の回収する必要があった。
カルテを診るとこれまでにも色んな科で診療している。
全身疾患だらけで、別の病気が隠れている可能性があるという。

軒下に対して検査枠の調整を求める。
しかし後に回された消化器内科、腎臓内科、脳神経外科、
眼科の医師などは激怒する。

医者たちがいつにも増してピリついているのは何故か。
院長が新しい方針を出したせいだった。

「来年度の予算配分は収支データに基づいて決定する」

とのお達しが出てどの科もライバルになっているという里美。

●病室

五十嵐は一平の事を問診する。
頭以外に現在不調な所があるかどうか。そして何故こんなにも
受診歴があるのか。
手足のしびれ、変な発疹が出たり、視界が濁ったりで、医師に
相談するも検査の結果原因は分からず仕舞いだという。
一平はそれよりも杏のヤツはお前のことをすっかり忘れては
いないかと問う。五十嵐が転校してから杏にも色々有った
とのこと。それは兄さんのことなのか?と問い返す五十嵐。
一平はその事も有るが、あの日五十嵐を駅に見送りに行った
帰り道に事故があり、それ以降喧嘩っ早い彼女は人が変わった
ように大人しくなったとのことだった。
それを聞いた五十嵐は一平に対して、僕と同級生だった事は
隠しておいて欲しいと頼む。

「僕は杏にとって思い出したくない思い出か・・忘れられて
当然だ」

●脳神経外科

杏は外科医の渋谷慎一に診察して欲しいことを頼む。
しかし脳外科に出来ることは無いとし、他の科に渡すと告げる。

●検査室

五十嵐は一平のCTを診る。
杏は一平が他の科に移ることになったことを報告。
五十嵐のことを一平は同級生だと言っていたとし、”肉まん”
みたいな男がいたと言っていたが確かにいたような気がする
という杏。軒下はそれは五十嵐の事だろうとし、威能は昔の
五十嵐は太っていたと指摘。悠木もまた肉まんは五十嵐の
ことだとすると、そこに居た一同は五十嵐の反応に注目する。

「僕じゃありません、一平の勘違いでしょう」

そういってお茶を濁しその場を立ち去る。

■感想

ドラマとして残された事と言えば、杏の記憶がどの段階で
蘇るのか
と共に、杏と五十嵐の恋の行方がどうなるのかと
いうところに尽きるのかな。

今回の患者に関しては人と人とを繋ぐ存在としての重要性、
そのカンフル剤としての存在は良い味を出していたけど、
緊急性を感じなかった事も有り、病気自体にはあまり関心が
向かなかった。しかし重要なポジションで有ったことは言う
までもない。

結果としてファブリー病という珍しい病気であり、X連鎖性
遺伝形式をとる遺伝性の病気故に、娘にも遺伝的に発症する
可能性が高いとの事。ただ元の保因者が男親なのか女親なの
かにも依るのかな。

患者の存在は前回から続いている病院としての方向性
定めるのに利用された。珍しい病気に対する治療の難しさと
費用の問題。一人の患者へ拘ることでの時間的ロス、効率性の
問題など、病院も経営している事業主と考えれば赤字である
ことへの懸念は常にある。

昭和時代から存在しているであろう病院経営に関する財政問題
をこのドラマでも取り入れた格好だったが、正直インパクト
は少なかった。

しかし病院長に初心を思い出させる辺り、杏の記憶の問題と
同じようにして平行して描かれている所は上手く出来ていた。
灰島を説得したのも重要なポジションにある渚の存在もまた
杏と五十嵐の関係を彷彿とさせるようで面白い。

正しいこと、間違ったこと、そのどちらでもないこと。
人それぞれの考えが人に取ってはTPOによって、どちら
にも傾く場合があり判断に迷うことがある。
そんな時にはやはり上述した様に間違った判断を下したもの
に対して助言できるポジションにいる人の重要性を感じる。

これはネガティブ思考で五十嵐の将来を不意にしたと感じて
いる杏に対して、寧ろその逆で有り、約束があったからこそ
頑張る事が出来て成長も出来たとする助言があって軌道は
修正されたと思う。

まぁ残念な事に恋愛関係はぐたぐだそのもの。予想はして
居ましたが・・・
ラジエーションの面々も後押ししたけれど、協力したシーン
はここが全てだったな。
次週に間髪入れずに特別編があるというのは近年のフジテレビ
が行っているドラマの面倒くさい手法だ。見るべきか迷う。

・甘春総合病院

本日担当したチーム。

一般内科、馬場
循環器内科、大崎、杉崎晃一
耳鼻科、大塚、鳥山文弘
皮膚科、秋葉、太田真
整形外科、田町
呼吸器内科、巣鴨直也
消化器外科、浜松、品川道夫
腎臓内科、高輪貴史
眼科、代々木景子
神経内科、大久保、岩崎巌
脳神経外科、渋谷慎一
遺伝子カウンセラー、山村圭太郎
臨床検査科、堀内優太
遺伝子臨床科、安藤友一
小児科、岩城滉

and..TEAM ラジエーションハウス

■出演者

甘春総合病院

五十嵐唯織 …… 窪田正孝 (天才放射線技師)
甘春杏 …… 本田翼 (放射線科医)
広瀬裕乃 …… 広瀬アリス (放射線技師)
軒下五郎 …… 浜野謙太 (放射線技師)
南里美 …… 浅見姫香 (看護師)
威能圭 …… 丸山智己 (放射線技師)
悠木倫 …… 矢野聖人 (放射線技師)
黒羽たまき …… 山口紗弥加 (放射線技師)
小野寺俊夫 …… 遠藤憲一 (放射線技師長)
辻村駿太郎 …… 鈴木伸之 (整形外科医)
鏑木安富 …… 浅野和之 (副院長)
大森渚 …… 和久井映見 (循環器内科長)
田中福男 …… 八嶋智人 (放射線技師)
灰島将人 …… 高嶋政宏 (新院長)

郷田一平 …… 工藤阿須加 (31歳、唯織と杏と幼なじみの男)
渋谷慎一 …… 野間口徹 (脳神経外科医)
巣鴨直也 …… 平原テツ (呼吸器内科医)
郷田紗良 …… 金子莉彩 (6歳、郷田一平の娘)
代々木景子 …… 岩橋道子 (眼科医)
高輪貴史 …… 今井朋彦 (腎臓内科医)
浜松信夫 …… 信太昌之 (消化器内科医)

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