ラジエーションハウスII 第9話 最終章突入! 不幸な技師 退職騒動で分裂危機!

ラジエーションハウスII ~放射線科の診断レポート~
(2021年10月期・フジテレビ・月曜9時枠)

原作:横幕智裕、モリタイシ
プロデューサー:中野利幸
脚本:大北はるか(1)(2)(3)(4)(5)(7)(8)(9)、神田優(6)
演出:鈴木雅之(1)、相沢秀幸(2)(3)(6)、水戸祐介(4)(5)(7)
清矢明子(8)、西岡和宏(9)
音楽:服部隆之
主題歌:MAN WITH A MISSION「Remember Me」

https://www.fujitv.co.jp/radiationhouse2/index.html

第9話 最終章突入! 不幸な技師 退職騒動で分裂危機!

【ストーリー】

「一つの名前がある。名付けた親はこう願ったのだろう。
我が子が幸福になりますようにと。名は体を表すと言われて
いる。しかし実際は?」

●田中福男の人生

7歳の時、食べていたアイスの棒に当たりのマークがついて
いたが交換してもらおうとするも店は閉店していた。

22歳の時、新卒で入社した旅行会社”帝国トラベル”は3週間後
に破産しリストラされる。

35歳の時にはお菓子メーカーの商品開発部に入社したが、
突然の不祥事により業績が悪化してリストラ勧告。

40歳の時、玩具メーカーに入社したが、外資系企業に買収され
リストラされる。

そして彼は幸子にプロポーズし結婚するが、離婚を経験する。

47歳の時、捨てられっぱなしの田中は巡り巡って甘春総合病院
にやってくる。次こそは幸福を手に入れる為に・・

●ラジエーションハウス

田中は医師の渋谷慎一に自分の技師としての腕を売り込む。
かつては営業や開発をしてきた彼にとっては売り込みは
得意だった。
しかし医師からは5年目にしてそのレベルなのかと言われて
しまい基礎を身につけて欲しいと言われる。
そんな田中に電話がなる。

ABCメディカル営業三課の山田福造がラジエーションハウス
に売り込みにやってくる。彼は造影剤の販売の担当員。
しかしラジエーションハウスの面々は現在は営業もリモート
で行っており、そもそも最近の検査は造影剤を使わない検査
が増えているので病院の在庫も残っているのだという。

●医師の部屋

杏は五十嵐が留学したワシントンD.C首都大学の事をネット
で調べていた。教授はドナルド E ピレス(66歳)。集合写真の
中には五十嵐の姿も掲載されていた。

先日五十嵐は杏の事を「尊敬しているのは杏ちゃんだ」と
言った言葉の意味を探る。医師としての腕は自分よりも明らか
に上なのに彼は同情しているのか。
そんな中、その大学病院で留学生募集の告知を見る。

●待合室

山田が変わっているのを見て五十嵐が声を掛ける。
五十嵐は先ほど会話していた際に山田には耳が聞こえづらい
ような症状が出ていることを感じ、そのことを尋ねると
左耳が聞こえづらいのだという。耳鼻科で受診したがストレス
が原因であることを言われたという。山田は色々とラジエー
ションの技師に必要な資料を集めてまとめていたのでそれを
五十嵐に託して出て行く。

一方田中に送られてきたメールは元妻・幸子からのもので
再婚することになりましたと書かれていた。
相手はボヌール・サイモン(35歳)。夫婦でフランス料理店
を始めたとし、今度こそ幸せになると書かれていた。

田中はかつて今の技師になる際に中央放射線技師専門学校
に通っていた時の事を思い出す。その時は幸子と既に結婚
していたが、技師としての資格を取るまでに一体学費や
生活費はどうするのかと問う。しかも勝手に決めたことに
憤慨し、彼女からは「私もあなたを捨てることにした」
と言われてしまう。

■感想

これを見た時点で既に最終話が放送し終えたのだけど、私は
まだそこまで見ていません。今週末に追いつこうと思って居た
けど、年賀状とか書いていたら気力が奪われました(+_+

今回のドラマを見ると、
なんと言うか・・日本って身長の低い芸達者な俳優さんが
多いので田中と軒下、田中と山田みたいなライバル関係が
容易に形成されてしまうというところがあるな。
色んなところで綱を引き合っているが、今回の田中と山田
はまさに似たような人生を歩んできた人物でもある。

田中の欠点は誠実ではあるのだろうが、見切りが早く、
諦めも早い。次の就職先が見付かれば次々と乗り換えて
生き残りを図ろうとする。妻にさえも見捨てられた格好で、
今の田中の原動力は、妻よりも幸せになることだ。
更に彼はチームの仲間たちの性格を色々と分析していて
後にそれを書いたノートを置き忘れて色々とゴタゴタが起きる。

そして山田はとことんマジメ。
昔気質の性格をしていて医師や技師たちの為に色々と
動き回っている。それが自分の仕事で、間接的ではあるが
患者を助ける為、技師たちを助ける為に分かりやすいように
相手のスキルを引き出すことを淡々と行う。
しかし必ずしもそれが全て上手くいくとは限らないのが
人生だ。

どちらの人生が正しいのか分からない。時に環境を変えて
再出発するって選択もありだとは思うが、リセットするだけ
の勇気っていうのも必要だからね。

患者に関してはいつも通りの展開だったな。
山田の異変に気がつく五十嵐の構図。
古傷が少しずつ累積され、それがアブミ骨の骨折だと判明
していく。病歴とか通院歴をカルテの形で記していく重要
性っていうのを感じると共に、今回のコツコツ型の山田の
性格にもシンクロしてしまったような感じの病気だった。

ボヌールの流れは完全に今の田中の地位や位置づけ、存在感
を見せつけるような感じのエピソードでしたね。
元妻との関係に於いてどちらが幸せな人生を送っているのか。
そして最後はボヌールが田中に義理を通すような流れになっ
ており、why japanese people以上に日本人化している
ような行動を取る厚切りさんでした。

■患者

今回は患者が多かった。

・山田福造 (45歳、ABCメディカル営業)

左耳が聞こえづらい。目眩の症状がある。

専門医からはストレスだと言われるが・・
聴神経腫瘍の可能性を杏が指摘してMRIで調べる。
小脳橋角部や内耳道内に腫瘤は認められず、原因は分からな
い。

後々山田はかつて自転車事故で脳震盪で受診したことが
ある事が分かる。当時脳のCTを撮影したが異常なし。

後に判明するが、左側に耳小骨離断。
山田の病状の原因はアブミ骨の骨折。
脳震盪を起こした自転車事故の際にこの骨を折った様だ。

鼓室形成術で聴力の回復が可能。

・ボヌール・サイモン(35歳)

腎動脈狭窄などによる二次性高血圧を患っている。
しかも造影剤アレルギー。
都合良く山田が造影剤の営業であり、それを使わずに
検査する方法を知らないかどうかを巡って時間稼ぎ。

腎臓のASL。
造影剤を使わずに臓器への血流を見られる。
しかしそれが出来そうな五十嵐は7歳の患者につきっきり。

なんとか見返す為に山田がそれを行う。

・7歳・男児

交通事故。外傷によるショック状態。
辻村と五十嵐で対処に当たる為に、今回は五十嵐の他の患者
への介入を最後まで封印したであろうことが覗える。

・池田しずく

妊娠中の彼女。
なんと心エコーで判明するが胎児が肺動脈弁を閉鎖している
ので心臓から肺への血流が滞っているようだ。この患者は
渚が心配して特別室503を用意している人で、私はこの人は
渚の子を妊娠していて代理出産を密かにやろうとしているの
かなとか疑っていたのだけどまるで見当違いでした。

■ゴシップ

・たまきさんは地元では有名な元ヤンキー
・悠木の唯一のお喋り相手は飼っているウーパールーパー
(ミミちゃん)
・軒下は婚活に800万円費やす
・小野寺はデベソ

■出演者

甘春総合病院

五十嵐唯織 …… 窪田正孝 (天才放射線技師)
甘春杏 …… 本田翼 (放射線科医)
広瀬裕乃 …… 広瀬アリス (放射線技師)
軒下五郎 …… 浜野謙太 (放射線技師)
南里美 …… 浅見姫香 (看護師)
威能圭 …… 丸山智己 (放射線技師)
悠木倫 …… 矢野聖人 (放射線技師)
黒羽たまき …… 山口紗弥加 (放射線技師)
小野寺俊夫 …… 遠藤憲一 (放射線技師長)
辻村駿太郎 …… 鈴木伸之 (整形外科医)
鏑木安富 …… 浅野和之 (副院長)
大森渚 …… 和久井映見 (循環器内科長)
田中福男 …… 八嶋智人 (放射線技師)
灰島将人 …… 高嶋政宏 (新院長)
…… 朝丘真理 (院内売店「さくらショップ」のおばちゃん)
渋谷慎一 …… 野間口徹 (脳神経外科医)
池田しずく …… 伊藤歩 (503号室の入院患者)

幸子 …… 猫背椿 (福男の元妻)
山田福造 …… 石井正則 (医療メーカーABCメディカルの営業マン)
ボヌール …… 厚切りジェイソン (幸子の再婚相手のシェフ)

あいだあい、宮部きよこ、鈴木かつき

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