ラジエーションハウスII 第10話 胎児の小さな命を救え! ラジハ最大の挑戦へ

ラジエーションハウスII ~放射線科の診断レポート~
(2021年10月期・フジテレビ・月曜9時枠)

原作:横幕智裕、モリタイシ
プロデューサー:中野利幸、草ヶ谷大輔
脚本:大北はるか(1)(2)(3)(4)(5)(7)(8)(10)、神田優(6)
演出:鈴木雅之(1)、相沢秀幸(2)(3)(6)、水戸祐介(4)(5)(7)(10)
清矢明子(8)
音楽:服部隆之
主題歌:MAN WITH A MISSION「Remember Me」

https://www.fujitv.co.jp/radiationhouse2/index.html

第10話 胎児の小さな命を救え! ラジハ最大の挑戦へ

【ストーリー】

「一本の虹がある。雨上がり、水をまきの際に見える七色
の束。何故虹はある日突然現れるのか」

●聖鈴ハートセンター

雨が降る中、渚は退院する一組の夫婦を病院から見送る。
その顔は悲しそうだった。

●ラジエーションハウス

渚は放射線技師たちに、この赤ちゃんは「純型肺動脈閉鎖症」
だとしてエコー画像を見て語る。
心臓から肺にかけ血液が流れなくなり、場合によっては
生まれて数日の命。皆さんの力を借りる時が来たという。
肺動脈弁を開く治療が必要だという。
母親は池田しずく(39歳)。患者の母はカテーテル治療を
希望している。その為には赤ちゃんの心臓を正確に把握する
画像が必要だと。

そこに鏑木が入ってくる。
そして渚が説明した患者に関して、これは503号室の患者です
が、本当にカテーテルが最善の治療か?と問う。新生児の
心臓をピンポン球の大きさ。針穴に糸を通すようなもの。
手元が少しでも狂えば最悪死に至る。患者の状況から
外科的アプローチを試みるべきだという鏑木。
渚もまたそれに反論する形でメスを入れるのはリスクを
伴う事や、何よりも患者がカテーテルでの治療を希望して
いる事を告げる。
そんな渚にこの患者に担当からは外れてもらうとし、灰島
院長の意向であることを語る。

●院長室

503号室の患者の心臓手術は都丸医師に任せるという。
この疾患でのカテーテルでのアプローチは当病院では試みた
前例がないので許可できないという灰島。そして灰島は
鏑木に対して時期院長の座をチラつかせる。

●ラジエーションハウス

前例が無いので灰島院長の意見は当然であり、渚もまた
分かっていたから患者を隠していたのだろうという。
そして渚もまた一介の医者であり病院の方針には従って
欲しいという。渚は立ち去る鏑木を止めようとするが
決定事項だとして止まらない彼に、私が諦めるわけには
いかないとし、少し考える時間が欲しい事を告げる。

一方技師たちは何故渚がカテーテルにこだわって居るのか
を疑問に思って居た。確かに外科的アプローチの方が無難
だという。五十嵐に対して何か聞いていないのかと問う。
五十嵐もまたそこに引っかかっているとし、大森先生は
元々循環器内科が専門で大人に対する治療をしてきたこと。
ワシントンに留学してからずっと小児のカテーテルを学んで
いたという。専門外の治療を学ぶ為に病院長を捨てて
留学する理由を聞いたが知見を広げたいからだとしか
言わなかったという。

■感想

正直このエピソード、放送日からそれ程経たずに見たので
忘れていることが多いので間違えていたらメンゴメンゴ
(<-昭和か(+_+) 聖鈴ハートセンターで同じ患者を診た経験があるという 大森がメインのエピソード。 いよいよラスボスかと思われる症例との対決・・かな。 シーズン当初から503号室の患者を謎のように扱っていました からね。 今回は医師もまた組織の一人としての扱いによって企業とは 何ら変わりない事が描かれると共に、患者の意向が無視され るという違和感のある状況として描かれる。 もちろん専門的な医師の方が治療に於いては任せるべき存在 だと思うが、説得することもなく治療方針を決めてしまうと いうのもまた不自然な流れだった。 もしも赤ちゃんが亡くなり訴えられる事にでもなれば、疾患の 難しさ故の治療方法に於ける死としてではなく、寧ろそこが 争点となって病院側が敗訴しそうな感じも受ける。そもそも 信頼している医師の治療方針での結果によってのみ受け入れら れる現実もあるような気はするしね。 ドラマとしては少し複合的に難しい病気を盛りすぎた感じだ。 心臓から肺に血液がいかなくなる『純型肺動脈閉鎖症』に 加えて羊水過多故の再検査から『食道閉鎖症』を患っている ことが判明する。しかもそれが外科的手術のタイミングを 待っている時に分かるのだからね。 そもそもこの状態で胎児はよく生きているなと思うところも 有るし、同じ母親から二度もこのような事はあるのだろうか? 遺伝子の不思議な組み合わせによって必ず起きてしまう遺伝子 疾患のようなものはあるとは思うし高齢者出産になるほどに 疾患を患う可能性も高くなる。 カテーテルによる治療法への危険性を訴えていたが、外科的 アプローチの方がより未熟児の手術は難しい感じも受ける。 近年の外科的技術を見ると、胎児を一度胎内から取り出し 手術をしてから再び胎内に戻すというような事が行われている と聞くのであながち出来ない事ではないのかも知れないが・・ しかし彼女に取ってはそのアプローチに経験は無いけれど、 過去のこの患者との出会いによってワシントンに赴き、そして 小児用のカテーテル術を学んできて常に頭の中には有った ハズの症例だからね。 「治療方針を決めるのは技師ではなく医師だと思って居た」
「その医師ですら自分で決められないこともある」
「正しい治療方針を下せるのは放射線科の医師」

今回のこのドラマのテーマと葛藤が垣間見られる会話の内容・
やりとり。

結果として治療と検査を同時に行うという方法でこの現実を
切り抜けた。

・Rainbow Baby

失った赤ちゃんの後に産まれてきた赤ちゃんの事をそう呼ぶ。
悲しみの夫婦の元に来てくれた赤ちゃんは雨上がりの虹のよう
に希望を与えてくれる。

さて来週は五十嵐と杏を結ぶであろう患者の一人・郷田一平
の存在がある。五十嵐は杏との過去を話そうとはしないが、
二人を知る人物の登場によって過去の記憶が蘇るであろう
展開によって、二人の関係がどうなるか。

■出演者

甘春総合病院

五十嵐唯織 …… 窪田正孝 (天才放射線技師)
甘春杏 …… 本田翼 (放射線科医)
広瀬裕乃 …… 広瀬アリス (放射線技師)
軒下五郎 …… 浜野謙太 (放射線技師)
南里美 …… 浅見姫香 (看護師)
威能圭 …… 丸山智己 (放射線技師)
悠木倫 …… 矢野聖人 (放射線技師)
黒羽たまき …… 山口紗弥加 (放射線技師)
小野寺俊夫 …… 遠藤憲一 (放射線技師長)
辻村駿太郎 …… 鈴木伸之 (整形外科医)
鏑木安富 …… 浅野和之 (副院長)
大森渚 …… 和久井映見 (循環器内科長)
田中福男 …… 八嶋智人 (放射線技師)
灰島将人 …… 高嶋政宏 (新院長)

郷田一平 …… 工藤阿須加 (唯織と杏と幼なじみの男)
池田大地 …… 森田甘路 (池田しずくの夫)
都丸尚人 …… 浜田学 (小児心臓外科医)
鳥飼医師 …… 須田邦裕 (産婦人科医)
柴田医師 …… 今里真
坂野医師 …… 竹森千人

村田英里佳

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