[E] アンナチュラル 第10話 崩壊の危機…UDIメンバー最後の戦い

アンナチュラル
(2018年1月期・TBS・金曜22時枠)

脚本 – 野木亜紀子
主題歌 – 米津玄師「Lemon」
音楽 – 得田真裕
プロデューサー – 新井順子、植田博樹
演出 – 塚原あゆ子、竹村謙太郎、村尾嘉昭

http://www.tbs.co.jp/unnatural2018/

第10話 崩壊の危機…UDIメンバー最後の戦い

【ストーリー】

犯人は連続殺人犯だと中堂は見ている。口の中に赤い金魚の
傷がついていた。芹那の口の中にも付いていたが、その形状
から動物用のオモチャで現在は販売されていないものだと
いう。ホルマリンを濃度の薄い点滴で投与した。ボツリヌス菌
は酸素がない所で繁殖するもの。死んだ後に胃の中で繁殖した
のだろうと。ピンクのカバの絵を六郎が持っていた。誰が
持っていたのか?とするとそれを持っていた人が犯人だという
中堂。火事の被害者に有った人にもらったと。空き屋を管理
している不動産屋の高瀬文人(32歳)だという。中堂はどこに
居るのかとして高瀬を捜す。すると高瀬は自ら出頭すると
保護して欲しいと語る。

高瀬のことを取り調べる。
芹那を殺したのはあなたでしょ?と。物件を管理していたの
はあなただけ。橘芹那は勝手に死んだのだという。
また複数の遺体について言及するがどれも勝手に死んだもの
だという。芹那は腐ると困るから隠して置いたのだという。
この服は大崎めぐみのものではないか?とすると、火災の数日
前に内見中に突然倒れたのだという。事故物件にされると
困るので・・僕は誰も殺していないという。

警察が会見を行う。全部で26人も殺されていたこと。
警察は把握していない中で宍戸はAからZまでの方法で殺した
こと。解剖されず誰にも殺されたものかどうかは分からない
という。何故出頭したのか。出頭直前に話したいと宍戸は
接近したとのこと。10年前に焚かせは病気で母を亡くした
こと。その事故が殺人の始まり。父は7年前に失踪しているが
AからZ事件に含まれている可能性もあるという。担当物件が
犯行現場でどれも内見中に殺しリフォームすれば分からない
という。宍戸は3年半彼を観察したこと。本人に接触して殺人の
告白をしたという。本人曰く現実ではない妄想の話だと
していること。事実指紋、DNAは検出されていないという。

■感想

いよいよ最終話。
金曜日は唯一日本のドラマがリアルタイムで見られるので
このドラマだけは最後まで感想が書けた。

個人的に
・月から金までNCIS:LA
・月から水までBONES12が2話ずつ放送
・月から木までPretty Little Liars

が放送していたことも有ってそっちを優先して見ていた。
日本のドラマの方が訪れる人が多いので日本のドラマの方の
感想書きの方が良いような気もするけど、日本のドラマは
レビュワーさん多いからね。

みんなこのドラマではエゴが優先され、人間の嫌な一面が
見せられた。先日も描いたかも知れないんだけど、

・フリーランスの取材陣は売れるものを捜索してでも書こうとする。
・雑誌社は倫理感を余所に読者が求めるものを取り上げる。
・殺人鬼は自分の欲求を満たすために殺人を行い、
・スパイのようにして法医学UDIに潜り込んだ男は父親や家系
の決められたレールからの脱却を図っている。
・法医学のミコトも中堂も目的は愛するものの死の解明だっ
たり自分を道連れにしようとしたことへの心情を理解しよう
として何かを掴もうとしている。
・殺された被害者の父親は全ては中堂の責任にしている。

ただ一人の不動産屋が完全犯罪を行うなんて出来るのかって
感じもするな。

六郎が流していた情報のせいで一連の事件は無実になりそう
だった。そんな大反れた人物をまた同じ道に進ませられると
いうのは出来過ぎで如何にもドラマっぽい。現実の世界なら
白い目で見られるし至る所で信頼感を失われて人間関係の
構築など出来るだろうか。

結局ドラマでは日本の風習ではなくアメリカの風習が役に
立つことで解決したものだった。ただ女性を眠らせる際に
スタンガンを利用していたことで何かその痕跡が有ったりは
しないのか。リフォームしたところで証拠の全てをゼロに
するのは不可能に近い。

8年前には確立されていなかった検査法で特定する。
「法医学は未来の為の仕事」。ではあるけど、医学界に
於ける進歩もめざましい。CSI:科学捜査班でも一度過去の
有罪事件の証拠が使えずに新たな証拠探しの話になったり、
新しい捜査方法の確立によって当時は分からない捜査法で
解決することはある。

一番気になるのはDNAの検出をもっと早く割り出せないもの
なのかということだな。

宍戸に似た様な気分を味わわせて吐かせるやり方は関心は
しないけど心情的には理解出来る。もちろんそれは相手を
ビビらせる為で違法ではないところで行われている。

冒頭から法医学者ならば完全犯罪が出来るとしていたけれど
この流れからすると、ほぼ完全犯罪に近かった。
奇跡的に8年前の彼女の遺体が残っていただけ。
そんな彼女が後々一緒に暮らすために敢えて家を離れたという
真実があり、その事実を知りながらも隠していた被害者の父親
がまたエゴによって包まれている。

是非スペシャル版ではなくシーズン2の形でこのドラマを再び
放送して欲しい。

■出演者

不自然死究明研究所 UDIラボ

三澄 ミコト …… 石原さとみ (33歳、UDIラボの法解剖医)
中堂 系 …… 井浦新 (41歳、UDIラボの法解剖医)
久部 六郎 …… 窪田正孝 (26歳、UDIラボ三澄班の記録員)
東海林 夕子 …… 市川実日子 (35歳、UDIラボ三澄班の臨床検査技師)
三澄 夏代 …… 薬師丸ひろ子 (53歳、ミコトの母。弁護士)
神倉 保夫 …… 松重豊 (55歳、UDIラボ研究所の所長)
末次 康介 …… 池田鉄洋 (45歳、六郎の飲み仲間)
木林 南雲 …… 竜星涼 (28歳、フォレスト葬儀社の社員)
三澄 秋彦 …… 小笠原海 (25歳、ミコトの弟。予備校講師)
宍戸 理一 …… 北村有起哉 (43歳、フリー記者)
糀谷夕希子 …… 橋本真実 (中堂の恋人)
毛利忠治 …… 大倉孝二 (39歳、西武蔵野署の刑事)
向島進 …… 吉田ウーロン太 (34歳、西武蔵野署の刑事)
門松 …… 今井隆文 (週刊ジャーナル)
坂本誠 …… 飯尾和樹 (50歳、明邦大学)
糀谷夕希子 …… 橋本真実 (33歳で8年前殺された)

町田雅次 …… 木場勝己 (三郎の父)
高瀬文人 …… 尾上寛之 (雑居ビル火災事故の唯一の生存者)
大崎めぐみ …… 黒沢恵梨 (賃貸物件の見学中スタンガンで・・)
橘芹那 …… 葉月みかん (29歳、火災現場の隣でスーツケースに)
糀谷和有 …… 国広富之 (ミシシッピー州テネシーで働く)

中田敦夫、西村直人、世志男、佐々木省三、立石由衣
石川啓太、西村誠治

烏田守 …… 吹越満 (検事)

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