[新] アンナチュラル 第1話 名前のない毒

アンナチュラル
(2018年1月期・TBS・金曜22時枠)

脚本 – 野木亜紀子
主題歌 – 米津玄師「Lemon」
音楽 – 得田真裕
プロデューサー – 新井順子、植田博樹
演出 – 塚原あゆ子、竹村謙太郎、村尾嘉昭

http://www.tbs.co.jp/unnatural2018/

第1話 名前のない毒

【ストーリー】

UDI(不自然死究明研究所)ラボで働く、ミコトと夕子。
夕子は彼女に異性間同好会に参加しようと語る。ミコトは単純
に合コンの名前を変えただけでしょとするがチャラく聞こえる
でしょと。朝9時から天丼を食べている方がおかしいと。私は
ミコトに来て欲しいという夕子。

六郎とマコト。マコトは六郎に対して出勤時間だと語るが、
六郎は辞めたいという。こんな7Kの仕事・・大阪でも似た様
なことをしていたのですぐに溶け込めたが、中堂と組む
ことに嫌気を刺していた。彼と組んで長く続く人はいない。
夕子は彼はバツイチらしいよと語る。ミコトにも恋人がいる
らしいと語る。

そんな中UDI(不自然死究明研究所)ラボに老夫婦が
やってくる。父・高野島健一と妻の響子。対応に出る所長
の神倉保夫は亡くなられた息子さんの死因に納得していない
のかとして報告書を見る。「虚血性心疾患」と書かれている
が医者が書きやすい死因でもあるという。健一は以前にも
心不全だとされた件で、ガス湯沸かし器の一酸化炭素中毒が
原因だったことがあるという。神倉は不自然死の8割以上
が日本では解剖されないこと。その為にUDIのような国の指定
を受けた機関が死因究明に特化した機関だという。ただ
一般からの依頼だと前払いが発生すると語る。

フォレスト社の木林は遺体を運んで来る。
死後10日経過しているので保存状態は良くないとし一部熟して
いた。中堂班か三澄班のどちらが担当するか。
ミコトは中堂に対してジャンケンで決めるかとするが、糞み
たいな提案だなとし実績で並んだら公平に扱ってやるとして
出て行ってしまう。中堂は解剖献体実績が3000、三澄は1500
だった。

解剖するのは高野島渡(35歳)。一人暮らしの部屋で倒れて
発見されたこと。見つけたのは恋人で外傷や争った痕跡は
なくその場で簡易検査をして心疾患として処理されたこと。
亡くなった場所が悪かったとしここから解剖出来る施設まで
最低40kmはかかり運ぶのが大変なのだという。地域格差が
存在していて、23区では17%程度だと語る。

ミコトは内臓を切り少しずつ原因を調べていく。心疾患では
ないねと。腐る前に持って来て欲しかったとし10日も経つと
調べられない部分も有った。急性腎不全の疑いがあるという
と、毒物かと。何故腎不全が起きたのか。
現場の簡易検査で調べられる毒物は10数種類だが、ここでは
200種類が調べられるという。久部に対して法医学を
目指さないか?というミコト。これは未来の為の仕事だという。
そんな中、誠とは共同で仕事をしていた外注業者の敷島由果
も同様の突然死をしていることが分かる。渡が亡くなった翌日
だという。
由果の遺体も調べようとするが既に火葬された状態だった。
「BONES」なら分かるのにねと夕子。アメリカは良いとし
土葬だから墓から掘り出せば良いだけだという。変わりに
ゾンビが出るけどねと。

■感想

なかなか面白いドラマですね。今期のドラマで一番面白く
なりそうな予感。

これまでの法医学研究所では、大抵は大学病院がほぼ
ボランティアのような形で対応に当たっていた。
日本では不審死となると医師は手堅く「心不全」と書いて
しまうということが過去にも散々指摘されてきたことが
あったけど、このドラマの中では「虚血性心疾患」で亡く
なったとある。

司法解剖でないとどうしても私費で解剖を依頼しなければ
ならないこと。日本の死の8割は解剖されずに荼毘に付される
としていたけど、UDIと呼ばれる国が認可した研究に特化した
施設によって一応400体が年間解剖されるけど全然足りない事
は明らか。

ドラマの内容は「Dr.HOUSE」に似ているかな。
ちょっとした刑事ドラマ風の要素が加味されて、現場で
原因となりそうなものを探しにいく。
簡易検査で見つけられる毒物は数種類。解剖して見つけられる
のも200種類程度。それ以外の毒は比較する毒が有って初めて
認定出来るというもの。それを称して「名のない毒」として
いた。
これはまぁ刑事ドラマに於けるDNA検査と同じ。結局現場で
DNAが見つかっても比較するべき対象のDNAがなければ特定
することは出来ないし、最近では規制ドラッグと同じで
いたちごっこのようなところもあるのだろう。

事件の鉄則からすれば第一発見者が犯人の可能性が高い。
第一発見者である山口紗弥加さんが滅茶苦茶含みのあるような
存在感を放ち、如何にも犯人ではないかと思わせるところも
有った。彼女が研究しているのがポリエステルでありエチレン
グリコールを使っていること。
また周りからの余計な雑言が次々と舞い込んで来て動機に
関する印象操作してしまう。

今回はそんな状況の中で二転三転していく内容だった。
全ては大学病院側がこれだけ大事なことを隠蔽していたこと
が問題になった。
時系列を調べていく過程は面白く、物語はCDC(疾病対策
委員会)のようなことをして、感染者ゼロを探していたけれど
39%の死亡率を誇るMERSコロナウィルスの事情を考えると
とても怖いものが有った。

ちょっとした所で会話の面白さも感じるけど同時に不謹慎さ
も感じる所。「BONES」のブレナン博士のことを引き合いに
出していたけれど、火葬される日本の遺体の処理を考えると
解剖し解決するのが難しくタイムリミットなんかも設定され
ているようなものだ。

ここで働くものたちは仕事が中心になり私生活が犠牲になって
いることが多い。今回原因究明を求めてきた両親の息子も
また仕事熱心な方で少なからず感化される所は大きかった
のではないか。

残念ながら今回の中で二つの婚約する流れはどちらも上手く
は行かない。(被害者とミコトのことね)

また如何にも訳ありっぽい形で登場する木林南雲と中堂系。
中堂系が葬儀社に依頼して「赤い金魚は出なかった」と
していた事からも、何かこの毒によって中堂系は大切な人を
失っている事情があるんだろうね。それが連続殺人に繋がって
いるものなのか。

意外と早くに病名と感染源が発覚しすぎだろうと思っていた
ところ、二転三転としていくところが興味深く出来ていたね。
証明する為に最後まで努力する姿勢は大切だね。

■出演者

不自然死究明研究所 UDIラボ

三澄 ミコト …… 石原さとみ (33歳、UDIラボの法解剖医)
中堂 系 …… 井浦新 (41歳、UDIラボの法解剖医)
久部 六郎 …… 窪田正孝 (26歳、UDIラボ三澄班の記録員)
東海林 夕子 …… 市川実日子 (35歳、UDIラボ三澄班の臨床検査

技師)
三澄 夏代 …… 薬師丸ひろ子 (53歳、ミコトの母。弁護士)
神倉 保夫 …… 松重豊 (55歳、UDIラボ研究所の所長)
坂本 誠 …… 飯尾和樹 (60歳、中堂班の臨床検査技師)
末次 康介 …… 池田鉄洋 (45歳、六郎の飲み仲間)
木林 南雲 …… 竜星涼 (28歳、フォレスト葬儀社の社員)
三澄 秋彦 …… 小笠原海 (25歳、ミコトの弟。予備校講師)
関谷 聡史 …… 福士誠治 (33歳、ミコトの恋人)
宍戸 理一 …… 北村有起哉 (43歳、フリー記者)
毛利 忠治 …… 大倉孝二 (39歳、西武蔵野署の刑事)
向島 進 …… 吉田ウーロン太 (34歳、西武蔵野署の刑事)

馬場 路子 …… 山口紗弥加 (渡の婚約者)
駕籠 武 …… 村井國夫 (東央医科大学病院院長)
敷島 直美 …… いしのようこ (由果の母)
高野島 健一 …… 野添義弘 (渡の父)
高野島 響子 …… 長野里美 (渡の母)
松戸 …… 石原善暢 (渡の上司)
高野島 渡 …… 野村修一 (サウジアラビア出張後)
田辺 …… 浦まゆ (渡の同僚)
敷島 由果 …… 田中こなつ (外部のデザイン会社)
ニュースショーMC …… 藤井ペイジ (アナ)

黒田浩史、花ヶ前浩一、内田紳一郎、上村愛香、藤井ペイジ
アライジ、秋沢淳子(アナ)、赤荻歩(アナ)

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