[N] 12モンキーズ 12 Monkeys シーズン1 第1話 世界の運命を握る男 PILOT

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第1話 世界の運命を握る男 PILOT

脚本/Matt Byrne 監督/Jeffrey Reiner

【ストーリー】

— 2043年 —
「君は今何処に居る?寒くないか・・安全か?愛する人と居るか?全てを
失ったらあとは生き延びるのみだ。出来るよな・・やれるよな。ど
んな事も、恐ろしい事も。今や君に残されているのは身一つだ。
やり直せるならリセットボタンがあるなら押してくれるだろう。」
CDC(疾病予防管理センター)の隔離病棟へいくコールたち。
そこで時計を手にする。

— 2013年 —
カサンドラ・ライリー(キャシー)は講演会で疫病について備えるべき
ことを説く。紀元前にはアテネで腸チフス、千年後はペストが東ロー
マ帝国/ビザンティン帝国を滅ぼし、14世紀には全欧州で黒死病。
歴史上の話なのか。昨年はペンシルベニア記念病院で百日咳の患者
で溢れたという。予測出来ないことだった。人間は未来は分からないが
備えは出来るのだという。それが今回の講演の趣旨であり、現代医学
で予測不能な事態に備えること。その先頭にたつのが医師/科学者だ。

帰宅する際、キャシーは恋人のアーロンに電話する。
プレゼンはどうだったのかと問われ上々だという。アーロンは資金
集めでロイス上院議員と今夜中に会わなければならないとし、約束
にはいけそうになるとして謝罪する。変わりに週末に二人で山小屋
に行こうと。今夜遭いたかったがあなたに貸しが出来たと。
そんなキャシーは車に乗りエンジンをかけようとすると後部座席に
はコールの姿が遭った。車を出せとしてキャシーを脅す。アーロン
は異変に気がついてすぐに警察に通報する。

コールはキャシーに対して俺は強盗が目的ではないと語る。時間が
無いがとにかく君を見つけるのに手間取ったという。決して乱暴は
しないと。
しかしキャシーは興奮していた為にコールは、君の事は知っている
として、1980年10月3日ニューヨーク生まれ、長女。1986年に
縦隔炎を発症。1990年に母親が塞栓症で亡くなり、コロンビア大
医学部を卒業していること。そして2015年にウィルス抑制でCDCに
勤務だと。しかしソレを聞いてキャシーは今は2013年だとし病院で
働いていると語る。答えて欲しいことがあるとし、リーランド・
フロストは何処に居るのかと問う。彼女はそんな人は知らないと
するが、コールは考えろとし知っているハズだと。見つけないと
行けないのだというが・・・警察がキャシーの車を見つけた為に
車から降りて建物の中に入る。あなたの名前は何なのかと問うと
コールだという。君がヤツを知らないならば送られた時を戻り過ぎた
・・過去に戻りすぎたんだと。どういう意味なのかというと、現在は
2043年だというコール。何故過去に来たのかと問うと、今から4年後に
ある男のせいで人類はほぼ死に絶えること。ウィルスによるもので
リーランドのせいだという。俺は決してイカれてはいないという。
この時計は?と問うと私のものだという。しかしコールはこれは未来
の君の時計だという。この時計をみて居てくれとして、キャシーの
時計に傷つけると未来の時計も傷が付く。理解出来ないかも知れないが
その目で見ただろうとし、過去のキズは未来に残るのだという。あと
一分しかない。キャシーは時を越えるなんて出来ないというが、
そこにもうすぐ警察が来るという。助ける気があるなら2年後の今日、
フィラデルフィアのジョーアダムズホテルで遭おうとし、俺を捜して
欲しいという。警察官の銃弾でコールは腹部を負傷する中、キャシーの
目の前でコールは消える(スプリンターする)。

2015年。
キャシーはホテルのバーで飲んでいた。女性バーテンダーはキャシー
に声を掛ける。友達を待っているのか?いや知らない人よと。
キャシーに対して余計なお世話かも知れないがもうあなたは1週間も
待っているとし、あなたの方がこのままだと参ってしまうという。
それを聞いて彼女もチェックアウト(516号室)する中、入口の所で
守衛と男の騒がしい声が聞こえる。キャシーは私の連れだとして
守衛を留まらせる。重傷で腹部は出血だった。来てくれたんだねと
いうと、でもあなたは遅刻だという。部屋に連れて行き治療をしよう
とする中でコールは気を失ってしまう。

— 未来 —
監獄へようこそとコールに対してカタリーナ・ジョーンズが声を
かける。あなたは運命を信じるかと問われると俺は神秘主義だという。
カタリーナは科学者は神秘主義を信じないがそれでも何かが私たちを
引き合わせたのだという。任務遂行の為あなたは選ばれたのだという。
コールはあんたは誰なのかと問うと、カタリーナ・ジョーンズという
物理学者だという。あなたは世界を変えるのだという。

コールの注射を行う。細胞の反応も良好。スプリンターは苦痛を伴う
もの。全力で突き進む為に。時間が変わるからパラドックスでも
あなたは一度走り出せば戻せないという。あなたはパズルの一片に
過ぎないこと。自分の任務を忘れずに気を取られないでとし、あなた
に遭う人はみんな死んでいるのだというカタリーナ。

— 2015年 —
コールは3日間気絶していたという。

■感想

劇場版の「12モンキーズ」を見たのがだいぶ昔の事になるので
あんまり覚えていないのだけど、大昔に簡単なストーリーと俳優チェ
ックだけは記して有るのがHDD内にあるので引用して掲載しておきます
ので、ドラマ版の設定の違いなど見比べて楽しんで見てみて下さい。
(その分またblogの文字量が長くなり敬遠される(笑))

一話を見た限りでは、劇場版のストーリーを丁寧に踏襲した形で
描いており、劇場版ではコールが度々思い出す空港での光景の意味が
何なのかとか、どういう経路でウイルスが拡散したのか、そして誰が
それを開発してばらまいたのかということを未来から来た屈強の男が
解き明かしていくものだけど、このドラマでは更に設定は細かく
指定してあるようで、まぁ見方によっては「The Walking Dead」
「The LAST SHIP」に於ける変異ウィルスが何故全世界に広がって
しまったのかという事と似ている状況かも知れない。そうして見ると
まぁアメリカでのドラマの初期のプロットは似ているところがある
んだな。

未来から不都合の事実を根源を断つ為にやってくる「THE FLASH」とか
「Terminator:The Sarah Connor Chronicles」なんかもとも似ていて
タイムトラベルものだけど、当然ながらパラドックスは完全に無視。

現在の(2043年)よりも過去の時代(2015年)の方が物質に溢れて
いるので、その誘惑に負けて過去の世界に留まってしまうのではない
か。自分とは違う時代の人間に惚れてしまうのではないかという心配
はある。

主人公は時々ある程度のミッションコンプリートをすると
現在(2043年)の世界に戻る訳だけど、このタイミングってコール
自らが図って時間旅行できるのか。それとも2043年の研究者が何か
コントロールしていたりするのかな。
タイム旅行することを「スプリンター」と語っているのかな。

■現代は2043年

未来から来た人が過去の人に自分の存在を認めさせる為には何が必要
なのか。自分が未来人だと言っても信用する訳でも無い。
未来の情報を伝えてみたところでなかなか信用されることも
ない。時計を使って傷つけた事と何よりも自分が目の前で消えて見せた
ことでキャシーは信用せざるを得なかった。

2年後のフィラデルフィアのジョーアダムズホテルで遭おうとしたけれ
ど、何故その場所なのか。
2年前に別れた時に受けた銃弾のキズが未だに癒えておらず、その時間
の流れの差は面白い要素かな。

■運命

過去にライリー博士が残したメッセージが未来の彼らに伝わり、
ウィルスを発症させた人物が語られていた。リーランド・フロスト
という男が疫病を作り出したこと。
そしてコールを探してというメッセージも残されていた為に、
カタリーナ博士はコールを選んでいく。

更に運命は続いていくけれど、見つけたリーランドによると、1987年
(28年)に君と会っているということ。

■12モンキーズ

過去の世界でリーランド殺害計画を企てる中で、12モンキーズの存在
が浮上してきた。

またリーランドを殺害した後、彼にはJD精神科治療センターに娘が
居る事が分かり、彼女は父親の遺産を引き継ぐと共に、壁に書いて
いたのは猿の絵だった。

■劇場版の「12モンキーズ」

大昔映画サイトに記載しようとしていたのがHDDのTXTの中に残っていた
ので掲載してみます。

・劇場版ストーリーはこんな感じ

『1997年、50億の人間が死のウイルスにより死滅するだろう。生き残
ったものは地上の暮らしを捨てて地下に潜る。地球は再び動物の支配
する惑星となる。』(ある統合失調症の問診記録、1990年4月12日ボルテ
ィモア軍病院)。

空港に居た少年の目には、男性が射殺される光景が有る。

2035年。
そんな夢を見たジェームズ・コール。囚人番号87645ジェームズ・コール
が呼び出される。コールは隣の囚人のホセに何事だと尋ねると名前を
呼ばれたという。特赦のチャンスじゃないか。いや呼ばれたヤツは戻れ
ないという。しかし誰もそれを見たワケじゃないとし噂だと語る。

囚人ではなくここでは”ボランティア”と呼ばれていた。
ボランティアに対してこの任務について説明が行われる。防護スーツを
着用後完全にシールをすること。破れた場合はここに戻ることは許され
ないという説明を受ける。

コールは消毒してスーツを着せられ廃墟をすり抜けマンホールを開けて
地上へ。外は雪が積もっていた。虫を採取するが、町並みには人が居ず
に熊が歩いている。慌てて身を隠す。蜘蛛を見つけて採取しては、次々
と場所を変えても目的を果たそうとする。
すると看板には「やったのは我々だ」というメッセージを見かける。
そしてビルの上にはライオンが吠えていた。

地下に戻ると消毒され検疫を受ける。
コールについて研究者たちは身上を調べる。反社会レベル6、科学者
「治療法無し」、終身刑。5人の科学者たちの前に座らされて、コール
に対して任務にねぎらいをかけると同時にもっと高度な任務を与える
という。その見返りに大幅な減刑が得られると。
人類を地表に戻す為の任務で、強靱な精神が必要だという。
過去に人選を間違えて何度も失敗したというジョーンズ博士。
囚人にはまたとないチャンス。断れば生涯後悔すると言われる。

1990年4月、ボルティモア。
詩人の女性が公聴者たちの前で語る中、キャサリン・ライリーの元に
ポケベルが鳴る。
運ばれて来たヤツはかなのの異常者で、警察が身分証を見せろと言ったら
興奮し、ウイルスがどうとか大声でわめきチラしたという。「場所」
も「時間」の観念もなく「名前」だけが分かったという。どう見ても
ヤク中かサイコ野郎だというフランキー刑事。しかし薬物検査は陰性
だった。1人で5人の刑事を手玉に取ったのだとキャサリンに告げる。
キャサリンは患者を縛ったのかとすると、警察を入院させたのだから
当然だとし、馬を殺せる程鎮静剤を打ったがあの状態だという。
キャサリンは中に入って調べるとのこと。
彼に関する記録は何も無く、免許も指紋もタイホ記録もない。

コールに対してキャサリンは挨拶すると自分は警察ではなく郡の職員
だと語る。助けに来たとし力になるという。何が有ったのか話して欲し
いジェームズというと、”ジェームズ”なんて初めてそう呼ばれたという
コール。前に遭ったことはないか?と問うがコールはそれを否定して
情報を集めたいので早く出してくれという。ここは空気が良い。
ばい菌が居ないという。今は10月?4月よ。今は何年なのか?
1996年なのかというコールは1990年だとして、96年は未来だと言われる。
輸送される中、施設に入れられる。

施設内ではジェフリー・ゴインズに対してジェームズを案内してやって
くれと職員に言われる。ゲームについての説明を受ける。鎮静剤と同じ
働きがあるというジェフリー。君は何を打たれたのかとしてトラジンか
ハルドルかと尋ねられる。ジェームズはしきりに電話したいことを訴え
るが、医者の許可がないと外部との接触は禁止だというジェフリー。
イカれたヤツが電話したら世界中が伝染するといわれていること。我々が
送られたのは体制のせいだというゴインズ。生涯は全て自動化され我々
は消費者になるという。物を買うヤツほど良い市民で買わないと病気だ
と診断を受けるという。見たい番組が有れば看護師に放送前に話すのだ
とし、放送後に言っても時間は逆行出来ないからだという。

ジェームズ・コール (Bruce Willis) 囚人、2035年
ホセ (Jon Seda) コールの囚人仲間、2035年
キャサリン・ライリー (Madeleine Stowe) 精神科医
ジェフリー・ゴインズ (Brad Pitt) ノーベル賞の父を持つ息子、動物愛護
Dr.ゴインズ (Christopher Plummer) 細菌学者、ノーベル賞
Dr.ピータース (David Morse) 細菌学者・ゴインズの助手

■その他

・俳優

・コール役のAaron Stanfordは「NIKITA / ニキータ」のバーコフ役。
この人が劇場版でのブルース・ウィリス役の変わりだけど、
Aaron Stanfordがウィリスのようなサバイバルな世界を強引に切り抜
けて行けるのかなという心配しかないな。

・ライリー博士役のAmanda Schull

「Suits / スーツ」ではカトリーナ役として検事局から
ピアソン弁護士事務所に転職してくる人。
「Pretty Little Liars」ではアリアの父親と良い感じの関係だった
メレディス役。

・アーロン役のNoah Bean

色んな所で言及したので以下略って感じだけど、やはり
「NIKITA / ニキータ」のライアン・フレッチャー役が印象に残って
いるな。

・12モンキーズのマーク

一番最後にそのマークが有ったのが何と日本(笑)
大抵こういうドラマってウィルスが世界規模で蔓延しても日本って
無視されることが多いけど、最後に見えたのは日本語で書かれた壁
が見えた。どうやら東京にもウィルスの被害が凄いらしい・・って
70億人が死滅しているんだっけ?

■使用された曲

・These Arms of Mine by Otis Redding

■出演者

ジェームズ・コール (Aaron Stanford) 2043年の世界から来た
Dr.カサンドラ・ライリー (Amanda Schull) 医者、CDC、ウィルス学者
ホセ・ラムゼ (Kirk Acevedo) 2043年
アーロン・マーカー (Noah Bean) 上院議員の首席補佐
カタリーナ・ジョーンズ (Barbara Sukowa) 2043年の物理学者
ジェニファー・ゴインズ (Emily Hampshire) リーランドの娘・精神施設
オリバー・ピータース (Ramon De Ocampo) ウィルスとバクテリア遺伝子組み換え
ジェレミー (Robert Wisdom) ライリーが調査を依頼
リーランド・ゴインズ (Zeljko Ivanek) マークリッジ社CEO
ロイス (Bill Timoney) 上院議員
ウィルソン (Mark Boyd) 弁護士
— (ShaTyrah Dexter) ホテルの助成ウェイトレス
— (Harry Wetzel) 医者
— (George Seder) 医者
— (Julie Sifuentes Etheridge) Party Attendant
— (Matt Philliben) Security guard
— (Elijah Daniel) Survivor
— (John D. Green Sr.) Mark Ridge Security
— (Troy Storm) Markridge Suit Security
— (Rose Anne Nepa) Guest at Party
— (Jared Michael Scott) Medical Professional

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