Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン3 第8話 狙われたスター Cutting Loose

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第8話 狙われたスター Cutting Loose

脚本/Duppy Demetrius
監督/Roxann Dawson

【ストーリー】

タオは車を走らせて貸倉庫”STOPBOX & ROLL”に来る。そこでジョン
のマネージャーをしているキキと遭う。ジョンの為ならば・・という
タオ。手紙が来たのだとし、差出人不明で住所も無くタイプで打たれて
いるという。ジョンが禁制品をコンテナに入れてここの倉庫に送った
というものだった。ロス市警に最初に見てもらえと言われたという。
ジョンがそんなものを持ってくるとはあり得ないとする中、キキは
私の持っている南京錠の鍵が合わないという。自分の頭とケネディ暗殺、
月面着陸は信じていないが、ここが彼のコンテナなのは確かだという。
タオはボルトカッターを持って来たというのでそれで錠を壊して開ける。
ドアを開ける二人だが、中に入ることもなく静かにドアを閉める。

重犯課がやってくる。
フリンはビックリ箱の豪華版だなと。
鑑識が入る中、最後にプロペンザがやってくる。
ケンダルによると少なくとも3ヶ月は経過している遺体だという。
プロペンザは白骨化が早くないかというが、全ては条件次第だという。
この糞粒の多さからすれば・・バスは糞粒とは何かと問うと、虫の糞
のことだというタオ。身分を証明するものは持っていないこと。
鼻の絆創膏があるくらいだという。被害者は女性と聞いていたが男物
の上着を着ていた。サイクスは下は女性用カプリパンツだと語る。
ケンダルは骨盤は女性で死因は後頭部の鈍器損傷だという。
サイクスはこの場所で後ろから殴られただろうこと。血しぶきがそれを
物語っているという。このコンテナが余所に有ったかここに有ったか
だというフリン。サイクスに出荷報告書を調べろと語るプロペンザ。
タオの友達の俳優が服を全部ここで保管していたのだという。
プロペンザはその理由をタオに尋ねると仕事の衣装だという。
彼のドラマ「正義のバッジ」の衣装で、そのドラマは現在崖っぷちで
あること。C3は上がらずL7は前シーズンより16%下がったという。
タオはこのドラマのテクニカルアドバイザーを務めたがドラマシリーズ
の視聴率が振るわないという。新シーズンが作れるかの瀬戸際なんだ
ろうというプロペンザ。今年から息子が3人大学生になるのでアドバイ
ザーの仕事を引き受けたという。学費の収入源だと。フリンはなんで
そんな仕事が舞い込んでくるんだと問うとポープ副本部長からの
推薦だったという。
どうして主演ドラマの衣装コンテナから死体が出るのか。
以前ジョンに聞かれたとし衣装なんかは撮影が終わるまでスタジオに
置いておくべきか保管すべきか。私はコンテナの保管をしたらどうか
と答えたという。プロペンザは気の毒だが「正義のバッジ」が落ちるのも
時間の問題だという。ジョンに事情を聞いたらどうかとし、ハリウッドの
敏腕弁護士無しで・・と。シャロンに電話してロス市警に特別ゲストが
来ると伝えておくという。

ジョンの付き人のキキをシャロンに遭わせる中、彼もすぐに来ますと
いう。ジョン・ワースですとシャロンに引き合わせる。
コンテナの中の女性の話を聞いたというジョン。被害者が最優先だと
タオが言っていたと。サイクスはまだ用意が出来ていないとして
シャロンに引き延ばすよう告げると、殉職者バッジが壁に飾られていた
という。そんな中サイクスからokサインを出す。
ドアを開けるとジョンが来るというからみんなが集まってきてしまった
として彼を気分良くさせる。彼もファンサービスは欠かさなかった。
一人ずつ重犯課のスタッフを紹介していく。サイクスにフリン、そして
サンチェスは格闘中に撃たれたという。ジョンはプロペンザに対して
あなたがプロペンザでしょとしマイキー(タオ)から聞いていたよりも
ずっと若いという。
ラスティがやってくると、ジョンは無条件サインするが、”この人誰?”
というラスティ。ジョンはテレビに出ている大スターだとし事件の捜査
に協力してくれるのだという。
キキはスケジュールの関係で午後2時までですと。

テイラー副本部長がやってくると彼はランチを用意したという。
タオに対して心の準備は出来ているわねというと早速取調室へといく。
タオはジョンにここでの話は極秘にするというサインをして欲しい
としてその後に話を聞くという。誰にでもミランダ警告をするのかと。
何をすれば良いのかというと、コンテナを借りてどのくらい経ったのか
と問うとキキは3ヶ月だという。コンテナは倉庫に運ばれる以前は何処に
遭ったのかと尋ねると家の私道だという。あのコンテナを開けられる
のはキキだけだとし、サイコファンのせいだという。キキがコンテナ
を借りていること。ジョンの私物が入っているってサイコファンに
バレないようにする為だという。コンテナの中で殺害されて閉じ込めら
れていたがキキの鍵では開かず、女を殺した犯人が南京錠を変えている
という。計画的殺人なのか。そんな中テイラーはランチに寿司を持って
くる。

モラレスが遺体を調べる。
身元と言っても顔も分からないという。モラレスは「正義のバッジ」は
リアリティの欠片もないとし、特に遺体安置所は酷いと語る。凶器は
分かるか?と問うと平べったくて丸い物で殴られているというモラレス。
骨格からして白人女性、身長165から170cm。歯から年齢は40代だという。
サイクスは失踪者記録を見るというが、大勢居すぎるだろうと。しかし
モラレスは絞れるものがあるとして被害者は肩に金属プレートが入って
いるとし、ネジ7本、チタン製が埋まっていること。過去に肩に大怪我
をしたであろうこと。サイクスは一人該当者がいるという。
フリンはプロペンザにマイクはアドバイザーをして幾らもらったのかと
問う。

被害者はゼルダ・レムベック。
タオはジョンのストーカーだとし、そうなると容疑者はジョンになると
いう。

ラスティはシャロンに対して有名人だから特別待遇をされているのかと
問うがそれを否定すると弁護士を呼ばれたら困るから捜査だとバレない
ように接しているのだという。シャロンはラスティに対して今日の卒業式
のパーティーをしなくても良いのかと問う。友達は一人もいないとし
サマースクールに来る奴は二種類居るのだという。次の学年で一位に
なりたい天才と落第しそうな落ちこぼれ。オレはどっちでもないと。
シャロンに対してホッとしているのだとし二度とあいつらに遭わなくて
済むこと。高校と縁が切れるのがオレの卒業祝いだという。

バズは被害者のゼルダはジョンとパーティー.comサイトの管理人だと
いう。ジョンの全ての情報が乗っていること。写真、言葉、スケジュール。
ファンフィクションまで。ファンフィクションとはキャラクターや有名
人へのファンの妄想文だという。
ジョンはゼルダに何度も接近禁止令の申し立てをしていて過去30年も
続いていた。最後の駐車禁止は今年の4月23日にジョンの家の前に
停まっていた時だという。LA市警はゼルダを精神科に入れて72時間の拘束。
3日後に彼女は退院して2日後に夫から失踪届が出ているという。
ゼルダは夫にも目もくれずにいた。
プロペンザはそこでオレの名言が役に立つとして「夫に決まってる」
「夫に決まってる」だと語る。

■感想

ドラマ界の内情をよく知っているものたちが、ドラマ界のことに言及
しながらも事件を解決に導いていくということで、なかなか面白い
話だった。この「Major Crimes」自体が崖っぷちだったらよりリアル
な流れだっただろうね。

事件はタオが運んできたもので、タオが監修している刑事ドラマの
「正義のバッジ」の主人公のジョン・ワースの倉庫の中で女性が
亡くなっていたというもの。

今回のシナリオの面白い所は、主導権が何処に有るのか、実はよく
分からないところにあるところだったように思う。

当然ながら重犯課が終始主導していることは誰の目に見ても明らか
なんだけど、結局のところジョンはこの件を利用して随時キキが
タブロイド系やネットに情報を流して、ジョンという人物の価値を
あげており、最終的にはロス市警も相当利用されている部分が有った。
ハリウッドに於けるショウビズ界なんて事件も宣伝の一つになって
しまうのだから怖い。

ドラマとしてはジョンが犯人だったり、そのマネージャーのキキが犯人
ではないかと思う所も有り、ジョンが代わりにキキをメキシコに行か
せたとした際には決定的だろうとか思う所も有ったけど、そもそも
キキが殺す動機が見あたらないところも有って、断定するものは何も
無かった。

テイラーが協力的だったのはやはりハリウッド俳優が署にやって
きたことも有るのだろうか。
ホッブス検事もジョンが来たと知って嬉しそうな表情をしていたり、
容疑者の一人だと知るとちょっと残念がったりして、冷酷な検事の
中にも色んな表情が見られて面白かった。

「ホッブス、分かっただろう。男は顔じゃない」
「悪いよりは良いでしょ。目の保養になる」

そして何よりもラスティのことやサンチェスのことを第一に考えている
シャロンは、”祝う時には祝うべき”との姿勢を持っていた為に、サンチ
ェスの退院にはハグして喜びを表現していたり、ラスティの卒業祝い
に於いても、何かパーティーを開きたいと思っている。

ジョンの乙な演出のお陰で、ラスティも特別な存在だということを
実感させられるものが有り、今まで無視され続けてきた人物の中で
光輝く主人公の時が自分にも有ると知って光明を見出したのではなか
ろうか。

タオはそんなラスティに対して、

「みんな君の為に集まってる。よく努力して卒業したな。この先、今日の
この日を支えにして歩んでいって欲しい。」

しかしラスティって証人保護されている身なのでそんなに目立ったこと
をするのも不味くないのかな。

■その他

■犯人は夫に決まっている

プロペンザが語るように犯人はジョンのストーカーをして居た妻を
殺した夫の犯行だった。

シャロンは「毎度言っていれば当たるわよ」としていたけどね。

・フリン、アドバイザー料に拘る

フリンって金が必要なんだっけ?娘の結婚式で元妻から金を出してと
迫られていたことが有ったけど、それとはまた違う金が必要なのか。

そういえば昔は重犯課も金が無くて、プロペンザがプリントアウトする
度に金を徴収していた気がするけど、もう終わったのか。

・Mrs.ジョーンズ

かつてジョンがシットコムの「カッティングルース」に出た際に
出て来た車。目撃証言では「こじゃれた古い赤のコンバーチブル」
だとしていたけど、実際は赤の56年式のポルシェ・スピードスター。

・ジョン役のLuke Perry

ドラマをみて居なくても名前くらいは聞いたことがあるハズ。
「ビバリーヒルズ青春白書」のディラン・マッケイ役に出演している。

■使用された曲

■出演者

シャロン・レイダー (Mary McDonnell) FIDから重犯課へ
ルイス・プロペンザ (G.W. Bailey) ベテラン
アンディ・フリン (Tony Denison) プロペンザの相棒
マイク・タオ (Michael Paul Chan) 分析力
フリオ・サンチェス (Raymond Cruz) ギャング捜査に強い
バズ・ワトソン (Phillip P. Keene) カメラ
エイミー・サイクス (Kearran Giovanni) 特捜班から異動
ラスティ・ベック (Graham Patrick Martin) 母親が失踪中
モラレス (Jonathan Del Arco) 鑑識
ラッセル・テイラー (Robert Gossett) 新本部長

ケンダル (Ransford Doherty) 検視官
アンドレア・ホッブス (Kathe Mazur) D.D.A

ジョン”ジョニー”・ワース (Luke Perry) 元有名俳優、”正義のバッジ”
キャサリン・”キキ”・ワインバーガー(Kate Morgan Chadwick) マネージャー
ゼルダ・レムベック (Lisa K. Wyatt) ジョンのストーカー
カール・レムベック (Dan Bakkedahl) ゼルダの夫
ヒラリー (Marisa Chen Moller) 貸倉庫”STOPBOX & ROLL”スタッフ
— (Jack Guzman) Uni
— (Thea Andrews) リポーター
— (Sarah Spears) Hot Tub Girl

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