第1話 終わりに向かう道 Everything Is Ending
脚本/Robert King
Michelle King
監督/Robert King
【STORY】
・アリシアの自宅
アリシアはケイリーから今の法律事務所から独立を誘われて
いた。アリシアはケイリーを呼ぶとその話に乗ると語る。
事務所名は「アゴス・フロリック」にするかとケイリー。
アリシアは「フロリック・アゴス」よと語る。
他に事務所から引き抜いて話に乗っているのは訴訟のケイ
リー・ゼップス (Ben Rappaport)、家族法のジェレミー、
企業買収のアンドレ、みんな乗り気で有能だという。
カリンダはどうするのか?というアリシアに高いので辞めよう
と語る。全てが終わるなんて変な感じだとアリシアに対して
始まりだよとケイリー。ウィルから電話が鳴るが電源を
切ってしまう。ウィルとダイアンにはどう知らせるのか?。
自分達だって前の事務所から独立したのだから分かってくれ
るとケイリー。木曜日に死刑囚の上訴があるので、その後
事務所を探そうという。スウィーニーのオフィスにするか?
とジョークを飛ばす。イリノイ州のファーストレディおめで
とうと語るケイリーに忘れてたとアリシア。
・刑務所
アリシアとダイアンは死刑囚・エディ・フォーナム
(Malik Yoba)の立ち会い。2時間10分も経過しているのに
何の動きもなかった。死刑執行には被害者の母・ヘニング
も来ていてアリシアたちがエディの弁護をしたことに嫌な
顔をする。
ロバート・バーキン所長(Michael Pemberton)は、ようやく
執行現場の部屋のカーテンを開けると死刑執行令状を読み
上げる。エディ・アラン・フォーナムは1999年5月26日に
リン・ゴアならびにスーザン・ヘニングを殺害。エディ
は二件の第一級殺人で有罪・死刑判決が確定・執行すると
いう。
エディは最後にみんなの前でベッドに縛られたまま最後の
言葉を述べる。
「みなさんに謝ります。新しい弁護士のアリシアとダイ
アンの二人に頼みたい。母に遭いに行って欲しい。俺は
一人息子なのに母をがっかりさせた。遺族のヘミングとゴア
に娘さんは残念だ。だがやったのは俺じゃない。」
いよいよ刑が執行されるが静脈が見つからず・・
ダイアンたちが立ち上がるもローソン刑務官は席に戻って
欲しいと告げる。所長に対して【憲法修正第8条】に反する
というダイアン。フォーナムは麻薬をしていたので静脈が
脆くなっているのだという。静脈探しに2時間20分もかけて
いる・・これは「拷問の定義」に該当するとし「ブルーム
対ストリックランド」と同じだという。この執行は明らかに
憲法修正第8条に反する・・・延期すべきだ・・クスリが
正しく投与する方法が見つかるまで・・と。
・Lockhart & Gardner弁護士事務所
モニカ・レイヴィン (Amy Warren)は事務所内で自動に
動く装置に取り付けられていたモニタ越しに話しかける。
在宅で仕事をしている訴訟法弁護士。
ダイアンは死刑執行が延期したことを事務所のメンバーに
報告すると彼女は電話で指示することに・・。
デヴィッドはドアを閉めろとして改めて対策会議をする。
上訴には証拠が必要だ。法律扶助団体が入手した資料は
モニカが持っているという。ケイリーは死刑はどうなった
のかとすると、土曜の24時(48時間後)に行われるという。
セカンドチャンスを活かそうというウィル。
ロビン・バーディンがこれまで分かっている事を説明をする。
エディは1999年7月にサウスベードでカージャックに失敗
して当時17歳の少女(リン・ゴア、スーザン・ヘニング)の
二人を殺害して逮捕された事。アリバイが有ったが被害者
のネックレスを所持していた事。これはフリーマーケット
で買ったとされているという。遺体に彼の体毛が付いていた
とのこと。ダイアンはそこが争点になっているとし、エディ
のものではないことを証明する為に再鑑定を依頼。
しかしタレコミが有罪の決め手になったとロビン。
「同房者・トミー・ダイハウス (Desmin Borges)がフォー
ナムの告白を聞いた」と証言している。その男は6年前に
死んで居るとのこと。ウィルはターニャは証人と証言の
洗い出しをして、ケイリーは鑑定、ロビンは専門家の話を
検証するよう告げる。モニカは自分は訴訟部門はこの場合
必要無いとして別の仕事へ。デヴィッドもまた同様なので
抜けると語る。
ウィルはケイリーを呼ぶとダイアンと三人で話す。
体毛の再鑑定は難しいのでケイリーとアリシアには再鑑定
の為にも時間稼ぎをしてくれと語る。カリンダは体毛の
再鑑定の件は6年前に再度、検事局で行われているという。
しかも事件が起きたインディアナではなくシカゴで再鑑定
が行われていると。ダイアンは何故なのか?と疑問を持つ。
ウィルはケイリーにバリー・シェック弁護士(Barry Scheck)
と知り合いか?と尋ねると、父親が知り合いだというケイリー。
バリーは現在【憲法修正第8条】の集団訴訟を担当している
ので電話しろと命じられる。
■Impression
いよいよDlifeで始まりました。
amazon primeでも放送していたんだけどどうも使いづらい
し字幕だったのでスルーしてDVDが出るかBS/CSで放送する
のを待つかって感じでした。
ちょっと忙しいので簡易的に書かせて頂きます。
今回はプロボノ案件だったのか、国選弁護人のとしての
参加。しかも相手は二件の第一級殺人事件の容疑者だと
いうのだから大変だ。この案件は何処からLockhart &
Gardner弁護士事務所が関わったのかがよく分からない。
最初から参加していたのかそれとも前の国選弁護人が降りた
ので回ってきたのか。だって48時間で矛盾を解いていく
シナリオですよ。相当やる気がなかったとしか思えないし
アリシアが語っていたがこういう案件を担当出来るのは
やはり大きな弁護士故の事なんですよね。
与えられた猶予は48時間。
それまでの間に死刑執行判決が出ている男の嫌疑を晴らせ
るのかどうか。
人は最期の時には真実を告白すると言われるけれど今回の
被疑者とされるエディは最後まで犯行を否定していました
ね。判決の決め手が証言なだけに日本では絶対的なものと
されているけど、アメリカでは物証の無い証言の中には
弱さ・脆さが有り、10年前の事件の判決が出たことも有って
検事局としてはもうほじくり返されたくないって感じ。
その感じが何処か不正を働いているようにも見えてしまう
というのだから悲しいね。
ドラマの流れとしてはうっちゃりうっちゃりの連続で、
検事局/法廷が一度は決定づけた証拠を崩す為の材料を
見つけてはそれを追求し、使えない証拠となればそこから
また新たなものを見つけていくというものでした。
最後のウィルの主張を見ると「夢」を追いかけているかの
ようにして証拠がスルリスルリと抜けて行ってしまうと
いった感じの流れで、この主張はアリシアたちの画策が
失敗することを意味しているのか。それとも今回のウィル
の最後の逆転劇のようにアリシアがそれをやってのけるの
か。ただアリシアの言葉はどうもまたしてもケイリーを
結果的に裏切ってしまうようにも見える。彼女が独立して
しまうとドラマとしては事務所同士の戦いって感じになる
からな。この辺はもう少し後になりそう。
因みにアリシアはダイアンの働く姿勢に共感していて、
ケイリーは決定権がダイアンとウィルにしかない事務所に
嫌気を挿しているというのが現状だった。
■The story unfolds
エディは犯行を否定。
改めて調べた結果不自然な流れとしては・・
・エディのアリバイ証言は犯罪者であり同房の男。
しかもこれが決定打として死刑決定の判決に繋がっている。
「同房の男は誰か?」
・エディはドラッグをしているので静脈が分かりづらい。
その為に何度も静脈注射をしているが失敗して手は針を
刺して傷だらけ。
「拷問ではないのか?」
・二度に渡り検察がエディの体毛を再鑑定している。
「10年前と6年前に一度。6年前に何故再鑑定した?」
・証言したのは亡くなったとされたトミー。実際に
は刑務所内での取引が行われていて、出所して別の名前で
暮らしている。問題はトミーがその情報を誰から入手した
のか。
・パイン検事補。かつてサウスペンドの検事局に務めて
えりエディの事件を担当している。当時再鑑定した時の
事も熟知していて、エディが有罪となった直後にインディ
アナの検事局を辞めている。
エディを通して再鑑定時のことを聞くとジョーンという
看護師がいたことが判明。
ジョーンによると血管がずれやすい。
・2度の検査の結果は全く違うものだった。
・エディの証言は全く無視出来るものだけではない。
スキーマスクをしていた犯人のことは知って居て、これは
警察の内部情報で外には公表していない。
トミーが証言した三件に共通するものを探すと犯罪報告書
作成の入力担当者のレスリー・マンが刑務官の兄を通して
情報を漏洩させていたことが判明。
・無罪だと判明してもクルーガー判事は何処かでこの流れ
は止めなければならないと感じていた。右に左に判決が
動いてしまっている現実。いい加減なタレコミ屋の証言
だけ。もっと確たる根拠が必要で有りこれまでの判決を
支持するとして流れは止められない。
・刑務所長が塩化カリウムを輸送していたことを利用し、
これは正規の手順ではなく【合衆国法典第49編5101条】
に違反するということでDEAのサウスベンド支部のライオ
ネル・フランクリンが所長を逮捕する。
■be interested in..
・直接的には関係が無いが・・
【憲法修正第8条】について、クルーガー裁判長の元、
リーナ・セスカとバリー・シェックが対決している。
ウィルたちはこれを利用して、エディを証人として呼べない
かということを模索する。
因みにこの8条とは・・
「過度の保釈金や過度の罰金、または残酷で異常な
刑罰を課すことを禁じるアメリカ合衆国憲法の条項」
(wikiより引用)
・独立の流れ
Lockhart & Gardnerから独立してFlorrick & Agosは成立
するのか。
独立戦士として名乗り出ている人たちが、アリシアの事を
地下駐車場で待っているシーンは映画「ウエストサイド
物語」かと突っ込まれていましたが・・
集まっていたのはメンバーは・・
・Alicia Florrick
・Cary Agos
・Robyn Burdine
・Carey Zepps
・Jeremy
・Andre
もう一人居たけど名前は分からず(^o^;
もう冒頭からデヴィッドが4年目のアソシエイトがオフィス
の中で一緒に歓談しているのを目にしてすぐにカリンダに
調べさせたからね。事務所で支給された携帯を使っている
のでメタデータを入手させて、更に後半ではメールを調べる
としていた。それを聞いたアリシアとしては難しい立場に
立たされてしまう。
・ピーターはイリノイ州知事に・・
前シーズンで当選したんだよね。
アリシアとしては協力すべきか迷っていたような気がする
けど、確かやり直す覚悟をして加勢した結果だった。
ただその後エレベーターでアリシアはウィルからキスされ
たんだっけ。それでこの弁護士事務所への決別への流れが
出来たかに思われた。
ピーターが州知事になった事で敵対する陣営はいつでも
落とそうとしている。それは家族も同様で一つのミスが
落選に見えてしまう。
イリノイ州の知事になった人は過去8年のウチ4人が刑務所
行きになっている現実(韓国の大統領か)。
特にイリノイ州倫理委員会の役員で補佐役をしていた
マリリンは、奥さんの仕事を通じて知事が裏金を受け取って
いるように見えてしまうということで、夫の立場を利用して
のクライアントの獲得に異議を唱えていた。冒頭でゼップス
が名前を利用しても良いかと言っていたからアリシアだけで
なく色んな所に爆弾は仕掛けられている。
娘のグレースは何と「ターボチャップ.com」での
「ホットな政治家の娘TOP10」で4位に入っている。
1位・Abby Huntsman
2位・Bristol Palin
3位・Meghan McCain
4位・Grace
5位・Leah Stark
・補佐官
マリリンはピーターに取って美人過ぎた。美人過ぎて損
をするパターンというのは久しぶりだ。
栄転と称して彼女を補佐官からシカゴ交通局の役員に昇格
させた。勿論不本意で怒っていた。
逆に本当に昇格したのはイーライか。
彼が知事補佐官となり、選挙参謀の仕事を真横から指示
することになった。
・独立には資金がいる
アリシアとしてはすぐに独立したいところ。
しかしみんなはボーナスが出るのを待ってから辞めようと
いう。みんなのものを合わせれば100万ドルにはなる。
ただこれが命取りになりそうだけど・・
後々デヴィッドたちがアソシエートがトップクライアント
に声を掛けていると言っていたり連絡を取り合っている事
をカリンダを通して見つけてしまった。
■Used songs
・The Good Wife Theme by David Buckley
・Get It Daddy by Sleeper Agent
・Daydreaming by Groenland
・Code Name Vivaldi by The Piano Guys
■Cast
アリシア・フロリック (Julianna Margulies) 弁護士
ケイリー・アゴス (Matt Czuchry) 検事
カリンダ・シャルマ (Archie Panjabi) 調査スタッフ
ザック・フロリック (Graham Phillips) アリシアの息子
グレース・フロリック (Makenzie Vega) アリシアの娘
イーライ・ゴールド (Alan Cumming) ピーターに雇われ調査員
デヴィッド・リー (Zach Grenier) パートナー弁護士
ウィル・ガードナー(Josh Charles) 法律事務所の共同経営者
ダイアン・ロックハート (Christine Baranski) 法律事務所の共同経営者
ピーター・フロリック (Chris Noth) アリシアの夫。元州知事
マリリン・ガルバンザ (Melissa George) イリノイ州倫理委員会、”ミッチ”
ロビン・バーディン (Jess Weixler) 調査員
ケイリー・ゼップス (Ben Rappaport) 訴訟法弁護士
ジェネブ・パイン (Renee Goldsberry) 州検事局・検事補
エディ・アラン・フォーナム (Malik Yoba) 死刑囚
リーナ・セスカ (Molly Price) 検事補
ロバート・バーキン (Michael Pemberton) 所長
トミー・ダイハウス (Desmin Borges) タレコミ屋/ロビー・ウォーカー
レスリー・マン (Maddie Corman) 犯罪報告書入力担当、兄は刑務官
ジョージ・クルーガー (Jeffrey Tambor) 裁判長
グレッグ (Morocco Omari) ガード
本人出演 (Barry Scheck) バリー・シェック / ケイリーの父の知人
モニカ・レイヴィン (Amy Warren) 訴訟法弁護士、在宅
ライオネル・フランクリン (Jon Shaver) 麻薬捜査局
(Andy Striph) インターン
Mrs.ヘニング (Susan Greenhill) スーザンの母
(Ashley North) 加害者
ジョーン (Angela Reed) 当時血液採取を目撃、研修中看護師
クイン知事
リン・ゴア 17歳、1999年5月26日(10年前)殺害される
スーザン・ヘニング 17歳、10年前殺害される
ジェレミー 家族法・独立したい
アンドレ 企業買収・独立したい
スウィーニー
ローソン 刑務官
ドリュー・スタイルス ザックの同級生
マンフレディ裁判長