刑事ゆがみ 第4話 秘密

刑事ゆがみ
(2017年10月期・フジテレビ・木曜22時)

第4話 秘密

【ストーリー】

羽生と弓神は食事に行く。
勘定を払う段階で弓神は財布がないと言い出す。羽生はまただ
とすると、5万9634円も貸しているという。ゴクローサンヨだな
としてちょうど良いじゃないかという弓神。払って下さいと
いう羽生に対して弓神はスマホで撮った写真を見せる。
風俗に入ろうとして店の前でウロウロしている写真。これは脅し
ですかという彼に対して、定食代を払うか辱めかの問題だろうと。
「持つべきものは財布よりも秘密だ」と語る。
そんな羽生は弓神と菅能が入っていくラブホの写真を撮影する。

とあるビルで警備員の男が二人の女の叫び声を聞いて駆けつける。
そこに居たのは堤祥子(30歳)と高遠玲奈(30歳)。そして非常階段
から転落死したのは大山昇(37歳)だった。

多々木はホトケさんは大山昇だとし、外階段から落下して死亡
したことを語る。建築師でありこのビルも彼の設計だという。
警備員が争う声が聞こえたとのこと。駆けつけた先にいた二人の
女性も高遠建設の社員で同期だという。高遠はプロジェクト
リーダーだったこと。彼女はしかも高遠建設の社長令嬢であり
大山とは婚約関係に有るとされていた。
町尾は逆タマかと。菅能は大山と堤がもみ合って落下したと
されているが防犯カメラもなく当事者の証言だけだという。
高遠は堤に対して人殺しと叫ぶ。

二人から別々に話を聞くことになる。

■感想

自供だけで物証の乏しい事件を解決に導いていくもの。
無かったものを証明する「悪魔の証明」を取り扱った。

人の噂が元になっている部分も有って、噂が如何に適当に操作
されているのかということは視聴者ならば誰もが知るところ。
そんな噂を元にしたその人となりの人物像の本当のところは
分からない訳だけど、噂は噂だけには留まらず時に真実も
照らし出す。

同期の二人の間には友情なのか愛情が有ったのか分からない。
今時の世の中、もの凄く過敏過ぎて嫌になってくるけどLGBT
の問題を含ませたのか。

今回は計画的で綿密な殺害計画を立てていた。
しかしそれについて分かりづらいのはその時系列だ。

一連の流れの中で羽生に罪悪感を着せるような行動を取る
堤祥子の姿が有ったけど、ストーカー被害がある分けでもなく
いつから大山と高遠が付き合っていたのかは知らないし暴行が
始まったのかも分からないけど、羽生が交番時代に被害届けを
出そうと相談している流れがある。羽生が交番から刑事課強行犯
に異動したのがいつのことなのか。先日交番時代の先輩の話が
出たばかりなので、異動は最近のことではない気がしてくるのよね

大山の暴力は結婚が決まったと同時に始まったのか?
まだ結婚もしていないのに??
産婦人科に行く際に襲われたとする流れはカルテに8月と記されて
いた。

そして事件の決定打となった流れの一つはあらたにホテルで
採用されることになるベッドの寝具と指輪の流れ。
この二つまでは流石に読めなかったのかも知れないが、
10月25日に全室導入される寝具の流れ。

しかし相棒同士の関係は面白いね。
互いに本音どころか相手の弱点をついて色々と出し抜こうとして
いる。このこと自体を競っているだけでも刑事のスキル、洞察力
は上手く育っていきそう。

菅能の恋愛・結婚に関しても弓神の突っ込みは遠慮がないし、
やりとりはとても面白い。不快に思う人もいるとは思うけど。
羽生もそんなに気になるなら一度風俗に行ってみろ!!
何度も同じ場所に外に居る方が恥ずかしいぞ(笑)

■出演者

弓神適当 …… 浅野忠信 (うきみ署刑事課強行犯係)
羽生虎夫 …… 神木隆之介 (うきみ署刑事課強行犯係)
菅能理香 …… 稲森いずみ (うきみ署刑事課強行犯係・係長)
多々木挙男 …… 仁科貴 (うきみ署刑事課強行犯係・ベテラン)
町尾守 …… 橋本淳 (うきみ署刑事課強行犯係・中堅)
氷川和美 …… 山本美月 (“ヒズミ”、サイバー知識が豊富)

高遠金太郎 …… 上杉祥三 (高遠建設・代表取締役。玲奈の父)
堤祥子 …… 高梨臨 (高遠建設)
高遠玲奈 …… 池端レイナ (高遠建設)
大山昇 …… 姜暢雄 (高遠建設)
真澄 …… 飯豊まりえ (高遠建設)
警備員 …… 前野朋哉 (ビルの警備)
下橋 …… 伊藤麻実子 (宝石店)

堀口ひかる、白戸達也、新石基浩、石井淳、安藤瞳